- ずるい奴は失敗する。
118 :少年法により名無し[]:2012/02/20(月) 16:28:31.19 ID:WSRXjN4D0 - 【鈴木一朗は大リーグのMVPに値するか?】
http://www.criticalspace.org/special/watanabe/011025.html 大リーグ史上新人最多を刻んだ安打数の、その三分の一が内野安打という事実は、 本来恥ずべきものであって、断じて誇るべきものではないからだ。 セーフティーバント安打は、その積極的な姿勢において肯定的に除外するが、 たとえば、決定戦5戦目の第一打席のピッチャーゴロ、間一髪アウト。 左腕ペティットの球に完璧に詰まったあのボテボテの打球が、 かりにもっと詰まって、ボテ・ボテ・ボテと転がっていたら、あれがセーフとなることを銘記すればよい。 それが鈴木一朗の量産した内野安打の本質である。 すなわち、より多い成功には、より酷い失敗が不可欠であるというその不健康なバランス。 この意味で、内野安打とは打撃そのものにたいする冒涜に他ならぬばかりか、 この不健康さはまた、足の速さという肯定的要素じたいをも汚染する。 より速く走ることはそこで、より良く打つことではなく、 より悪く打ち損ねることと補完・補償的な関係を結んでしまうからである。 ここに露呈するのはしたがって、あくまでも、純粋により良く、強く、速く、巧みに、 爽快に動き動かすことの放恣を誇るべきスポーツの運動性にたいする二重に冒涜的な成功となるわけだが、 鈴木一朗と入れ替わりにマリナーズを去った名ショート、A・ロドリゲスが 彼を「卓球選手のようだ」と称したのも、鈴木一朗が野球の左打者有利なルールを巧みに利用していることへの賛辞であると同時に、 少なくとも大リーグのベースボールには馴染まないその不健康な機敏さへの揶揄であったろう。 当然のことだ。草野球選手ですら、当たり損ねが幸いした内野安打を恥じる程度には、ベースボールをしているのだ
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