- 【クリーチャー娘の観察日誌】KAKERU【ふかふかダンジョン】54
199 :KAKERU漫画解説コーナー[sage]:2021/08/30(月) 15:00:55.39 ID:Cr4l0sNq - 本日もやってまいりましたKAKERU作品の解説コーナーです
KAKERU作品、その長期連載作品の主題は鬼退治なわけです 桃太郎が猿、犬、キジを連れて鬼退治する、知恵と努力と仲間を集めて鬼を退治するわけです では、鬼は何で鬼になるかと言うと世界との関係がぶっ壊れた断絶があるから鬼となるわけです コミュニケーション障害、鬼を仲間の力と知恵を集めて倒す 王道、直球ど真ん中の少年漫画なわけです、その本質は 恥ずかしいくらい真っ直ぐな少年漫画なわけです 初期代表作のプリティベルは最初はなんだかわからないが世界を滅ぼす恐怖の混沌ルラが敵として出てきますが、それはやむをやまれぬもので、 真の敵は世界を理想によって宗教によって無理やり救済しようという神の出来損ないがラスボスとしてたちはだかります 天空の扉はかつて世界を救った勇者が仲間を殺され惚れた女を失って、失ったものを取り返す為に無理やり世界と無理心中しリセットを図ります まだ、終わっていませんか勇者レイの動機もわかり大詰めです ふかふかダンジョンは人間の側と異種族の側が妥協のできない戦いになり、その中で異世界転生してきた元地球人日本人であるジャンが白面というラスボス倒して人類を危機から救う、頼りにならなかった新米戦士から伝説の勇者にのしあがるそういう構想がうかがえる 但し、人間と亜人でジェノサイドではなく、オークエンペラーを軸にラストは妥協や講和で救いのある話しになるのではないかと予想される プリベルと天空は魔法を武器にしたらどこまで政治的軍事的に鬼畜になれるか 反対にクリ娘やふかふかは剣や弓やテクノロジーを突き詰めればどこまで魔法になってしまうか そういう武器や戦闘の意味や重点の変遷はあるが基本は鬼退治 これは変わらない
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- 【クリーチャー娘の観察日誌】KAKERU【ふかふかダンジョン】54
200 :KAKERU漫画解説コーナー[sage]:2021/08/30(月) 16:13:35.90 ID:Cr4l0sNq - そして、その王道ど真ん中少年漫画の敵、戦う理由、目的は世界との断絶、コミュ障との戦いがメインテーマだ
しかし、プリベルの狂信者としての理想の押し付けする出来損ないの神、勇者レイの愛していたものを理不尽に奪われた世界への怨恨、ふかふかのインカやアステカの悲劇を思わせる亜人と人間の妥協許さない全面闘争 それらはわかりやすい、何故彼らが全面的に世界と断絶するのか 「科学的に存在しうるクリーチャー娘の観察日誌」は、そもそも何故、コミュニケーションギャップが障害が、世界との断絶が生ずるのか、鬼退治が何故必要か そのこと自体を作品の中で問うKAKERU作品の中でも最大のヒット作と同時に最大の問題作になってしまった、お騒がせ作品になった 天空やふかふかはところどころヤバイ、不穏だが、単独作品として読んでKAKERU思想を再現することは無理だ不可能だ 現実乖離、宗教、イデオロギー、人間病、フェミニズム、絶対平和主義、エトセトラ プリベルならKAKERU思想を抽出し構成可能だが、わざわざマイナー作品でそんなことやって文句つけ粘着するる奴はいたことはいたが変人だった 女性に対し完全なコミュ障だったオリツエと、フェミニズムが完全なコミュニケーション障害であることを白日の元にさらしたケンタウロスのタウラの存在でガソリンに火を付けられた
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- 【クリーチャー娘の観察日誌】KAKERU【ふかふかダンジョン】54
202 :KAKERU漫画解説コーナー[sage]:2021/08/30(月) 16:42:38.52 ID:Cr4l0sNq - そこで問題になるのは、鬼退治の鬼になるオリツエの存在で
魔王とまで煽ってはいるからラスボスなのは間違いのはずはないが、人間病の批判者としてある意味オリツエは作者の代弁者なわけで ゴブリンと他の亜人達、オリツエとダイスケでハーレムを分けて共存していれば現段階でオリツエは魔王になる意思はないし、ダイスケもそれは同じ ただそれが種族の論理なら夫たるダイスケの目の前でセックスしようが近親相姦しようが受け入れるダイスケに対し 強い男には従うゴブリンやマゾの人間しか女とコミュニケートできないオリツエには悲劇の穴が空いているのかもしれないが現時点ではわからない オリツエを尊敬するか、オリツエに屈服した女以外は関係が遮断されるそこのところに深淵が待ち構えている気はするが 予測不能
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