- 修羅の門 第弐門 97勝目
227 :作者の都合により名無しです[sage]:2014/01/30(木) 21:45:43.91 ID:jMXF+Qvi0 - マスクマンヒダ、14分の猛攻を喰らい、ついに立ち上がる・・・。
ママン「間違いない、次のラウンドで同じ手は使えないから、お客に対してのけじめとしての玉砕!!」 マスクマンヒダ、ゆっくり、ゆっくりと男女に近づいていく・・・。 そしてマスクマンヒダ、突如、後ろに倒れこむ・・・。 ママン「また同じ戦法・・・」 ママン「って、男女、足が止まったまま!!」 この時すでに、男女は、マスクマンヒダの壮大なフェイントに引っかかっていた・・・。 マスクマンヒダ、後ろに倒れこむフリして体をひねり、左手で倒れこみつつの足狩り! 男女の右足首に、マスクマンヒダの手が伸びる!! 男女、すかさず後ろに下がる。 その後ろはロープ・・・。 マスクマンヒダ「必殺、火事場のくそナントカ壊れた膝を無視した動きっ!」 観客は、目を疑っただろう。 倒れこんで左手の足狩りに行ったはずのマスクマンヒダの体が、そのままおきあがりこぼしみたいに立ち姿勢に戻り、男女にタックル! が、男女、中段ハッケイ(型は崩拳)でこれを正面から迎撃・・・、ならず! マスクマンヒダ、暴走して走るトラックのごとく勢いで、男女に上体で押すようなタックルを決める! 男女ロープに押し込まれる!!! ママン「壊れた膝であれをやるの?嘘でしょ!!」 マスクマンヒダ、男女の胴衣の腰帯をがっちり掴む! 山田「アンタッチャブル(別に触れる)」
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228 :作者の都合により名無しです[sage]:2014/01/30(木) 21:46:14.10 ID:jMXF+Qvi0 - そして、男女を渾身の力を使って投げる・・・が、投げれない!
舞子「ウソっ、飛田さんが全力で投げようとしても、両足が地面を離れていないなんて!」 舞子「動きが早すぎて軸がぶれない、だから投げれないんだ!」 男女、胴衣の腰帯をマスクマンヒダにつかまれたまま、肘! 続いて、マスクマンヒダの顔面にショートパンチを決める! 山田「ハッケイの応用ですね、ショートパンチにも転用可能ですか」 男女、マスクマンヒダの顔面をショートハッケイで滅多打ち! マスクから血が飛び散り、血がマスクからあふれ出る! ???「飛田さん・・・、もうええ、もうええ・・・、このまま倒れて動かないでくだせえ・・・」 ママン「熱狂的信者すら掌返しとか」 かませ「くっ・・・、タオルを・・・」 クラウザー「待ちなさい・・・、タオルは、私が投げる・・・。」 クラウザー「ヒダ、スープレックスは、投げるんじゃない、落とすんだ!」 マスクマンヒダ「ああ、忘れてました・・・」 マスクマンヒダ、マスクから噴水のように血が飛び散る状態のまま、男女をついに投げる! が、男女、受身が取れたようで、特に問題なく立ち上がる。 が、まだ帯はつかまれたまま・・・。 男女、マスクマンヒダの顔面に向かって、『妙な指つきの構え』をみせる。 が、ここで一ラウンド終了のゴング・・・。 と、同時に、クラウザーがタオルを投げ入れる。 試合終了・・・、男女の勝ちである。 ママン「もう同じ手は使えない、ここで終わらせるのが一番ね」 が、試合が終わったのに、マスクマンヒダが男女の帯を離さない。 離さないのではなく、離せないのだろう。 クラウザー、マスクマンヒダの指を一本一本帯からはずしていく。
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229 :作者の都合により名無しです[sage]:2014/01/30(木) 21:47:18.66 ID:jMXF+Qvi0 - マスクマンヒダ「クラウザーさん、俺、負けたんですか・・・」
マスクマンヒダ「にしても、何にも見えやしねえ・・・、マスクがずれたか・・・」 マスクマンヒダ、自身のマスクをはずす・・・。 そこにあった顔は・・・。 ナレーター「おーっと、今、マスクマンヒダのマスクがはずされた」 ナレーター「そこにあった顔は、かつて陸奥と死闘を演じた男、飛田選手の姿だぁーっ!」 飛田「あれ、マスクはずしたのに何にも見えやしねーや」 飛田の顔面は、ぼこぼこのはれ上がって、血だらけになっていた・・・、これでは何も見えない・・・。 クラウザー「マイボーイ、よくやったよ、ナイスファイト・・・」 飛田「さて、マスクは外しちまったから、俺は引退だ」 飛田「宮本、お前は前だけを見ろ、そして陸奥に勝て、俺のほうは向くな」 かませ「はい、分かりました飛田さん、俺も、マスクをかぶって戦います!」 飛田「それはせんでいい・・・」 ナレーター「マスクマンヒダ改め、飛田選手、クラウザーさんに付き添われ、リングを後にします、しかし、肩は借りない!」 ママン「完全に男女の戦略負けね、飛田さんの膝が壊れてなければ負けていた・・・」 ママン「いや、負けを認めているからこそ、あの妙な手付きをした時、飛田さんを殺そうとしていたのね」 ???「飛田さん、この試合、いいところ何も無かった・・・」 ???「帯を掴んだところと、投げた所以外は・・・」 ???「クラウザーさんのアホー、タオル投げてなかったら、飛田さん勝っとったわ!」 陸奥、控え室で両者の姿を見届けて仁王立ち その心中はいかに・・・ 次回に続く!
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232 :作者の都合により名無しです[sage]:2014/01/30(木) 22:13:14.35 ID:jMXF+Qvi0 - >>231
興味あるので前スレのプリバレを転載してください、お願いします
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235 :作者の都合により名無しです[sage]:2014/01/30(木) 22:26:51.16 ID:jMXF+Qvi0 - >>233->>234
ありがとうございます、ずっと気になっていたもので 私のウソバレよりもはるかに面白いですね、参考にします
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