- ｶｰﾘﾝｸﾞ女子外国選手を語る その7
109 ：雪と氷の名無しさん[sage]：2014/10/28(火) 22:55:43.79 ID:46SAU9tU - >>106
大丈夫w
>>108さんが貼っていただいたように
過去スレでもグランドスラムのことを詳しく書いたことはないし、
「スポンサーが降りちゃったんで Manitoba Liquor & Lotteries は中止」
程度のことしか書いてないんで記憶になくて当然ですw
グランドスラムの冠が付くか付かないかが気になりますか？
そんなに気にしなくてもいいと思うんですけどw
一応もう少し説明はしますけど、
この件は「そもそもグランドスラムって何？」から始めないと
理解できないと思うんで結構大変なんですよw
でも、ざっくりと行ってみますw
ただ、このレスをするために改めて事実確認するようなことはほとんどしていないのと、
グランドスラムシリーズ誕生時の「あの時に何があったのか」的なことを
細かく知っているわけではないんで、書いている内容に多少誤差があるかもしれません、
とだけは予めお断りしておきますw
（今回も長いよw）
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110 ：雪と氷の名無しさん[sage]：2014/10/28(火) 22:56:55.27 ID:46SAU9tU - まず、グランドスラムは男子WCTの巨額賞金大会の総称としてスタートしたもので、
（グランドスラムと銘打つ以前から男子の大会には10万ドルの巨額賞金大会が存在した）
各大会の賞金総額は10万ドル以上、
大会会場は特定のカーリング場で毎年行われるのではなく、
カナダ各地の大きなカーリング場を毎年転々とする形式です。
※世界選手権や Scotties が毎年違う会場で行われるのと同様に思っていただければ。
当然ながら男女の人気の度合いは、男＞女 なので
イベントとして成立しない女子のグランドスラムは当初設定されていませんでしたが
2006年ごろに女子部門も設定しようということになったのだと思います。
ただ、10万ドルの賞金設定で、しかも毎年違うカーリング場で
女子大会を開くのは無理だ（ビジネスとして成立しない？）という判断から、（だと思うw）
各地のカーリング場で毎年開かれている既存の賞金大会の中から、
5万ドル以上の大会を取りまとめて女子のグランドスラムとしたわけです。
以前のグランドスラムを実質取り仕切ってきたのはインサイト・スポーツという会社でしたが、
その運営権を2012年に買い取ったのが今のスポンサーであるスポ―ツネット社で、
このスポーツネット社が参入してきたことにより女子も男子と同様、
・10万ドルの賞金
・毎年違う会場
の条件を満たす大会が新たに誕生するに至りました。
これが Masters と、今年から女子部門も始まる Canadian Open です。
※Players' Championship は従来と形が変わらないので引き継いだだけ。
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111 ：雪と氷の名無しさん[sage]：2014/10/28(火) 22:58:00.11 ID:46SAU9tU - でも、従来、女子のグランドスラムは毎年固定のカーリング場で開かれる大会だったので
Autumn Gold と Colonial Square、そして中止になってしまった Manitoba Liquor & Lotteries は
スポーツネット社が主催するグランドスラムには組み込まれませんでした。
※メインスポンサーが別にいる大会を乗っ取るわけにもいかなかったのと、
同じ会場で毎年開く大会では趣旨に反するということかと。
つまりスポーツネット社が参入してきたことにより、
男女を合わせたグランドスラムの全てを広げてみると、
男子は古くからのグランドスラムと変わらないものの、
女子オンリーの Autumn Gold、Colonial Square そして Manitoba Lotteries の3大会だけが
異質の存在、別の言い方をすれば形骸化したグランドスラムになってしまったのです。
※このあたりの事情があるんで、
スポーツネット主催のグランドスラムと
そうでないグランドスラムは
分けて考えた方が良いと以前に書き込みました。
そんな状況の中、Manitoba Lotteries がスポンサーを降りるという事態になってしまったので
グランドスラム大会としてのマニトバ大会は中止、長年続いていた歴史が途切れてしまいました。
以前にもメインスポンサー変更の事態は女子の各グランドスラムでも何度かありましたが、
おそらくその時にはスポンサーの移行が予定調和にのっとってスムーズに行われてきたため
名称が若干変わる（スポンサー名が変わる）だけで
歴史が途切れることは無かったのではないかと思います。
※開催のカーリング場も変わらず。
でも、今年の Manitoba Lotteries のスポンサー降板は予定外のことだったと思われますので、
（今季のWCTのスケジュールが発表された時には当たり前のうように Manitoba Lotteries の名はあった）
結果的に Manitoba Lotteries を引き継ぐ大会が誕生するに至ったとしても、
それはスムーズな移行ではなかったので、
少なくとも今季に関してはグランドスラムを名乗ることができなくなってしまったのだと思います。
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112 ：雪と氷の名無しさん[sage]：2014/10/28(火) 22:59:01.89 ID:46SAU9tU - では、Canad Inn は大会のスポンサーが変わっただけなので
来季は再びグランドスラムを名乗れるのかと言うと
それは今の我々には分かりません。
形としてはスポンサーが違うだけなんでグランドスラムでもいいだろう、
ということは言えますが、
本来のグランドスラムの意味は先に書いた通りですので、
今さら過去の定義のグランドスラムを復活させても、、、
という判断になってもおかしくは無いですからね。
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113 ：雪と氷の名無しさん[sage]：2014/10/28(火) 23:00:08.32 ID:46SAU9tU - あと、ついでに書いてしまいますが、
スポンサーを降りてしまった Manitoba Liquor & Lotteries ですが、
経営が苦しくて、あるいは費用対効果を考えての降板かと思っていたんですが、
実はそうではありませんでした。
ご存じかどうかわかりませんが、
カナダには各州でカーリングツアーが組まれており
（アルバータ・ツアーとかオンタリオ・ツアーとかです）
マニトバにもマニトバ・ツアーがあるんですが、
今季からこのツアーのメイン・スポンサーに
Manitoba Liquor & Lotteries が座ってしまったんですw
「Manitoba Curling Tour Presented by Manitoba Liquor & Lotteries」に。
ttp://www.mancurltour.ca/Events.html
つまり、乗り換えられちゃっただけだったんですよねw
もちろんマニトバツアーはマニトバ協会が中心となって行われていますので、
協会がメインスポンサーに Manitoba Liquor & Lotteries が座ることを知らなかったはずはなく、
こうした大きな変更が急遽決まるとも思えないので
おそらくは水面下で交渉が進んでいたんでしょうね。
また、それとは別に、Manitoba scotties は
その一部をケーブルＴＶで中継したりしているんですが、
この中継をしているのがスポーツネット社の親会社である
ロジャース・コミュニケーションズの別の子会社であるロジャーズTVだったりすることから、
「実は旧体制のグランドスラム潰しだったのか？？？」
な〜んて、邪推もできてしまうわけですよ（ﾟ∀ﾟ）w
まっ、現地の裏事情なんて分かるはずもないので
あれこれと推測出来てしまうんですけど、
今後 Canad Inn がグランドスラムの冠を付けることができるのか
あるいは今年と同様、
賞金金額の大きなWCT大会の一つであり続けるのかは
来季になってみないと分からないでしょうね。
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114 ：雪と氷の名無しさん[sage]：2014/10/28(火) 23:01:10.57 ID:46SAU9tU - う〜ん、ここまで書いてきたものの、
あまり答えになってないかな？と思ったりもしてますが、
面倒になってきたんで、これにて本日の授業は終了ですw
お疲れさまでしたw
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