- イギリス留学
803 :名無しさん[]:2011/02/08(火) 22:13:34 ID:s/H6waNT - http://atlantic2.gssc.nihon-u.ac.jp/magazine/021/esse4.htm
終戦60周年という避けて通れないこの節目を戦勝国イギリスで迎えた敗戦国の私。 テレビを始めとするマスメディアはこぞって第2次世界大戦を取り上げている。 特に日本の特集番組が多く作られ、そのモノクロームのフィルムから今の日本は想像できない。 イギリスでは今でも毎年この時期になると、戦勝記念祝賀会を催している。 年々、参加する往年の元兵士たちの数は減少しているが、 そのお祭りムードの盛り上がりに衰退の様相は見えない。体型の変化のせいか軍服姿での参加者はいなくなったが、 それぞれが授与された色とりどりの勲章をスーツの胸に誇らしげにパレードをするのだ。 何人かの友人は母国日本へ避難している。彼らは10年以上前からイギリスに住み、 10年前の「対日戦勝50周年記念キャンペーン」時に、半年にわたりうけ続けた 日本バッシングの再来を危惧している。その時の様相は、マークス寿子さんが書かれた 『戦勝国イギリスへ、日本の言い分』(中公文庫)にも詳しく記されている。 25年もイギリスに住みイギリス貴族と結婚歴もあるマークス寿子さんでさえ、 味わったことのない不快感であったと書かれているが、 友人たちのような小市民が受けたバッシングはそんな物ではなかったそうである。 卵をぶつけられたり、玄関ドアに「くそったれ日本人」と書かれたり、 中華レストランで入店を拒否された者もいるという。 現地校に通う子供たちが受けたいじめは通常の比ではなかったという。
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