- 日本ワインを応援するスレ17本目
416 :Appellation Nanashi Controlee[]:2019/05/24(金) 21:59:02.86 ID:7BQbVXQZ - 座談会:いまの東京ワイントレンド
http://wineshop.tokyo/archives/15567093.html 皆様、東欧ワインが「誰の手によって」有名になったか、議論になっております ここで重要なのは東欧と言うとき必ず出てくるキーワードが「ジョージアとモルドバ」です 因みに私に言わせればジョージアは東欧ではないし、モルドバなどジョージア周辺は東欧と言うべきではなく 黒海沿岸域と言うべきです >注目産地は東欧! 高騰するブルゴーニュに代わる産地は? >ーー産地はいかがですか? 「ジョージア」という意見が鈴木さんから出ましたが >藤林:イタリアでいうと、「フリウリ=ヴェネチア・ジュリア州」。隣接した「スロヴェニア」も注目されていますよね? >高橋:「モルドバありますか」と言われることもあります。 >ーー東欧エリアが人気というのは、取材したなかでも感じました。低価格で品質が高いことに加えて、 >知らない国は珍しさもあって、飲んでみたいという興味につながっているのかもしれませんね。 東欧と言うとき、例えばハンガリーのように寒すぎて,ビート補糖をせざるを得ない年がある国もあります ですから何度も言いますが「黒海沿岸域」と「東欧」は分けて考えるべきです そして記事にもありますが「モルドバありますか?」など2016年には絶対に出てこないキーワードです ところがそこを半ば強引に有名にした「原因」があります それが私が皆様に伝道/evangelistしたホンモノのワイン論の一角である 「ジョージアモルドバは英国王室御用達ワイン産地」と言う情報核爆弾でした さらに言えばモルドバはピノノワールの栽培自体は余裕なのですが、いかんせん石灰土壌と言う訳でもなく ピノノワールの長所が出にくい産地でもあります(余裕で糖/酸の最高度のバランスを確立できるのですが) ところがとうとう「高騰するブルピノの替り」が出てしまったのです それが「ブドゥレアスカ」「ドメニーレサハテニ」等ルーマニア/ディアルマーレ産地のワイナリーです リアルワインガイドでももう絶賛一色 しかしながらこれは結局の所スーパータスカンと同じであり、あくまでも実験的な所産として捉えるべきです ルーマニアのワイン法はEUの中でも最も厳しいと言われますが、もしそうであるなら 「テーブルワイン(地酒)」以上の格を与えるべきではありません 消費者の方に「東欧」に対して気になるようになったのは、やはり5ちゃんを通じてです しかしながらモルドバに関しては固有品種への深い関心に繋がったのですが、ルーマニアに関しては むしろピノ呑ませろ!と言うなんちゃって新世界としての関心が高まってしまっているのが問題です
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