- 同志社★偏差値94の真知宇 先生が好きな赤ワイン
44 :Appellation Nanashi Controlee[]:2014/05/12(月) 09:49:20.54 ID:mqj4qu1h - 市バスに乗って有名な清水寺を案内するという手もあるが、
この高所恐怖症では清水の舞台も怖がるかも知れない。 市バスに乗って金閣寺か嵐山方面を案内しようか。 春や秋ならば、そうしたかも知れない。 しかし誤算は、その日の気温30度を超すウダるような京都の暑さだった。 JR京都駅から京都タワーまで、わずか数百メートル歩いただけなのに 二人とも暑さにやられていた。 真知宇「とりあえず、クーラーの効いている中へ」と京都タワービル1階の扉を押して 入り、京都の御土産屋さんなどを幾つか見ながら涼み、 地下通路街ポルタまでそのまま降りた。 水帆はそれでも楽しそうだった。 「すごい都会ね」「駅の地下にもこんなに店があるなんて」 京都市営地下鉄の人物型の看板も「ほー」と見ていた。 たしかに京都市は人口100万人以上の政令指定都市。 水帆の生まれ育った日本海の町と比べれば都会になる。 文化財を案内するより、繁華街を案内した方が喜びそうだ。 真知宇「この地下鉄に乗って四条へ行った方がもっと都会だよ。 行ってみる?」水帆「うん」 真知宇は切符2枚を買い、改札をくぐり、水帆と手を繋いで エスカレーターを降りていく。真知宇にとっては何気ない日常だが 水帆にとっては地下鉄のデザインも地下鉄車両も 魅力的に眺めているようだった。 五条駅を過ぎ、四条駅で降りる。長いエスカレーターを上がって改札を出る。 真知宇(阪急烏丸駅の改札を指しながら)「これが阪急電車だよ。 これで大阪へも神戸へも行ける」水帆「そんな電車もあるのね」 暑さ対策を考えれば、そのまま河原町まで地下道を進むべきだった
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