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738 ：名無し~3.EXE[sage]：2018/01/13(土) 18:45:47.65 ID:uewayReA - 元の美貌に戻った金剛、その金剛にバーバラの霊が話しかける。
バーバラ「その美しい素顔のまま、私と一緒に新しい世界で過ごしましょう。」
バーバラと一緒に天国へ行こうとする金剛だったが、
その事態を重く見た玉王と他の暗器５点星達がそれを阻止しようとする。
炎劉「紅蓮溶岩弾！！」
炎劉が火の玉が武道殿の四方の柱に火をつけた。
にわかに混乱する金剛「もう顔を焼かれるのはいやだーー！！」
ラーメンマンは金剛に天国にいってもらうためにも、武道殿の炎を消そうとする。
ラーメンマン「黒虎乱風棍ー！！」
棍を卍型にして手裏剣のように回転させ飛ばした。その風でみるみるうちに炎が消えていく。
玉王「ウオオーせっかく金剛に悪の心を呼び戻せる所だったのに！」
炎劉「まだ手はある！」
と炎劉は溶岩弾を棍に放った。棍は燃えながら金剛の顔面に突っ込んでいった！
金剛「ウオオーー！！」
金剛の顔面が燃え盛り、その怒りはラーメンマンに向けられた。
ラーメンマン「ち・・・違う！棍に火を放ったのは私ではない！」
というが、金剛には通じない。ラーメンマンに再び最大の必殺技、捨虎風魔脚をかけようとする。
ジャイアントスイングで回転をかけたラーメンマンの体を腹にのせ、ブリッジする金剛。
解説者「加速のついたラーメンマンの体が、なおも回転し続けるーー！！」
金剛は自分の腹の上で回転しているラーメンマンに勝ちを確信した。
金剛「グホホホホッ、上を見てみろラーメンマン」
ラーメンマンが上を見ると、さっきの火災で天上の梁が落ちて、杭のようになっているのが見えた。
このまま蹴り上げられれば、ラーメンマンは間違いなくハリに串刺しになってしまう！
そして金剛が回転するラーメンマンにとどめを刺すべく、両足で蹴り上げた！！
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739 ：名無し~3.EXE[sage]：2018/01/13(土) 18:46:29.98 ID:uewayReA - 天上の梁を目がけ飛ばされるラーメンマン、ピンチ！
陳老子「そうじゃ！投げ縄じゃ！ ラーメンマンよ、おぬし幼い時より投げ縄の名手じゃったのう！」
老子の言葉を聞いた瞬間、ラーメンマンは自分が幼いころ、
陳老子が飼っていた沢山のヤギを散歩に連れていくのが日課だったこと、
それらのヤギを統率するために投げ縄を使うことを思いついたこと、
そしてやがて投げ縄の名手となっていったことを思い出した。
ラーメンマン「ラーメンマン投げ縄術、蘭門包帯槍ー！！」
ラーメンマンは咄嗟に自分の頭に巻かれていた包帯と極意書を結び、
それを柱に投げひっかけることで、間一髪天上の梁に串刺しになるのを防いだ！
そしてそのまま、大技を出し終えて無防備の金剛に反撃だ。
ラーメンマン「猛虎百歩拳ー！！」
虎は金剛の腹に風穴を開けた。飛び散る血がバラの形になっていく。
金剛「これで戻れる・・・700年ぶりにバーバラの元へ・・・」
そして金剛とバーバラは共に天国へと登っていった・・・
第一戦結果
美来斗利偉 拉麺男 ○―Ｘ 強力掌 金剛 （決め技 猛虎百歩拳)
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740 ：名無し~3.EXE[sage]：2018/01/13(土) 18:47:33.17 ID:uewayReA - 壊れた第１武道殿の変わりに、竜神が第２武道殿を用意した。
四角い穴がいくつかあり、その上にネットが張られている仕掛けだ。
玉王「足場の悪いネットの上で、いかに下の穴に落ちないようするかという単純な試合方法か」
竜神「両陣営、出場者を武道殿上に！」
暗器５点星側の次鋒は紅蓮拳 炎劉だ！
炎劉は復活したとたん、先手必勝とばかりにラーメンマンチームの位牌めがけて火の玉を撃った。
しかし位牌から褐色の腕が伸びて、火の玉を炎劉に弾き返した。
ラーメンマンチームの次鋒はムエタイ チューチャイだ！
チューチャイ「左右雲拳！！」とダブルハンドパンチを撃つ。
炎劉「紅蓮手蟹鋏！！」チューチャイの手を捕らえて投げとばす。
チューチャイ「チャランボー！！」投げを返し、炎劉の腹に頭突きを落とす。
目にもとまらぬ攻防を制したのはチューチャイだった。フットワークに余裕がある。
チューチャイ「ハハハーッ 幼き日より一本の足でしか立てないような細い木の先で、
キックの修行をした私だ。バランスには自信があるぜ！」
竜神「フフフ･･･これからよ。この第２部武道殿の本当の恐ろしさを目の当たりにするのは。」
穴の下から妙な唸り声を聞いたチューチャイ。
目を凝らしてその穴の下を覗いてみると・・・
チューチャイ「ゲゲエーッ！網の目の下の6つの穴の中に、血に飢えた野獣の姿が！」
なんと穴の中にはそれぞれ、象、ワニ、大蛇、獅子、ゴリラが入っていたのだ！
先ほどの攻防で傷ついた炎劉の血の臭いに惹かれて、ライオンが炎劉に襲いかかる！
炎劉「ヒエェー！獅子の爪がー！」
チューチャイも同じように傷を受けていた。穴の下のワニが襲いかかる！
チューチャイ「そうはいくかーッ！シャムの回転案山子ーー！！」
解説者「ああーっとチューチャイ！一撃で十匹の猛毒コブラの胴体を切断すると言われた
回転蹴りでワニの巨大顎から身を守った―！！」
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741 ：名無し~3.EXE[sage]：2018/01/13(土) 18:48:23.84 ID:uewayReA - 血の匂いに惹かれて襲いかかる獣達！
チューチャイ「このアニマル・デスマッチには一つだけ安全地帯がある！ここだーッ！！」
象の部屋の上にに着地するチューチャイ。
ラーメンマン「そ･･･そうか！象は草食獣だ、人間を襲ったりしない！」
ガンダム「さすが五歌仙一の頭脳派拳士チューチャイ！やってくれるぜ！」
安全を確信したチューチャイと仲間達に竜神が声をかける。
竜神「手放しで安心するのはまだ早いぞ。」
なんと象がチューチャイに鼻を伸ばし、締め始めたのだ！
竜神「その象は草などを一切与えず、毎日生きたブタやウサギなどを与えつづけ、
完全に改良された特別な象達じゃ。」
象の鼻で身動きが取れなくなったチューチャイに炎劉が襲いかかる！
炎劉「ファイアー！！ウヒョーッ！！ 紅蓮竜鳳剣ーー！！」
炎が剣の形になり、チューチャイに突き刺さった。
そんなときに何故かラーメンマンは、敵である炎劉に対して声をかけた。
ラーメンマン「チューチャイは半失神状態の芝居をして、あんたの油断をさそい、
一気に反撃するつもりなんだー！勝ちたかったら今の内にとどめを刺すんだ！」
炎劉「紅蓮竜鳳剣ーー！！」剣を飛ばす炎劉。
ラーメンマン「よし！私の作戦通りだ！チューチャイ、象の鼻を盾にして剣をガードするんだ！！」
そう、ラーメンマンは裏切ったと見せかけて、チューチャイを助ける作戦を考えていたのだ。
巨象達が剣の痛みでチューチャイを解き放った！
「きさま！だましたな〜！」とラーメンマンの方を向いている炎劉にチューチャイの反撃だ！
チューチャイ「チューチャイ三段蹴り―――ッ！！」
炎劉、ダウン！！
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743 ：名無し~3.EXE[sage]：2018/01/13(土) 19:15:38.75 ID:uewayReA - チューチャイ「あんな単純な策にひっかかるとは、暗器５点星の中にもドジな拳士がいたもんだ。」
と炎劉を笑うチューチャイだったが、炎劉に笑いかえされる。
炎劉「ドジはお前だ、オレがワザと策にかかってやったのがわからんか？
次のオレ様の攻撃、紅蓮這わせ蜘蛛に容易に入るためよ。」
とあお向けになってダウンしている炎劉の背中から、燃える蜘蛛が湧き出してくる！
チューチャイ「ええい！こんなものはさっきの竜鳳剣と同じく、
炎で形を似せて造っただけのまがい物ではないか！」
炎劉「バカめーこれがまがい物だと思うか！？」
チューチャイ「ゲエーッ本物だあ！」
ラーメンマン「そうか！炎劉は最初炎で作った剣を見せておいてチューチャイに油断させておいて、
今度は本物の蜘蛛に炎をかぶせたのを出したのかっ！！」
まんまと騙されたチューチャイ。タランチュラの10倍の毒をもつという、炎劉の閻魔蜘蛛にかまれる。
チューチャイ「は・・・早くも毒が回ってきてめまいがする・・・」
早く手当てをするんだ！とあせるラーメンマンにガンダムが落ちついて声をかける。
ガンダム「あわてるな、ラーメンマン。チューチャイは亡霊復活の術で
一時的に蘇っているだけの死人だから、いくら毒が回ろうが平気だろう。」
ラーメンマン「それが違うんだ、亡霊復活の術で蘇ったものはいくら死人であろうが、
病気にもなれば死にもする。今チューチャイが毒で死ねば、それは2度目の死になる。
そして命の石で蘇ることができるのは一度死んだものだけ。2度の死を蘇らせる力はない。」
ガンダム「なにー！」驚くガンダム。
チューチャイは味方の指示でリングから降り手当を受けようとするが、
そうはさせまいと炎劉が襲いかかる！
炎劉「回身白猿拳！！」
解説者「炎劉！きりもみ状のパンチ連打で、チューチャイをリング中央まで押し戻した―！」
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744 ：名無し~3.EXE[sage]：2018/01/13(土) 19:16:04.48 ID:uewayReA - リング中央で毒の手当も受けれず、いいようにやられるチューチャイ。しかしまだ死なない。
炎劉「エーイ、なぜだ？どんな肉体を鍛えたものでも、この閻魔蜘蛛の猛烈な毒には
10分もかからず死んでしまうというのに、チューチャイ、何故お前は平気なんだ？」
チューチャイ「それは私の生まれ育ったタイ国の環境のせいだろう。」
タイではコブラなどの毒蛇が数多く、それにかまれて死ぬ人が毎年数多くいる。
そしてチューチャイが幼い頃通っていたムエタイ道場の鬼コーチは、
コブラにかまれても平気なよう、コブラの毒を粉末にしたものを砂と混ぜ合わせツボにいれ、
その中にチューチャイ達の体を入れて抵抗力を身につけるという特訓をしていたというのだ！
チューチャイには閻魔蜘蛛の毒は効かないことを知った炎劉だったが、以外と平気そうな顔だ。
炎劉「チューチャイ、オレ様の紅蓮這わせ蜘蛛はこれからが本番だぜー！」
ラーメンマン「おおッ！炎劉が突然古ぼけた苔だらけの巨大ツボを取り出した―！」
そのツボの中にはありとあらゆる毒を持つ生物が入っていて、
それらを共食いさせて最強の毒生物を生み出そうというのだ！
そして炎劉は自分の特にかわいがっている、閻魔蜘蛛の林仲を中にいれた。
虫達が食いあっている音がして数分後、勝ち残った林仲が飛び出してきた！
シューマイ「炎劉の蜘蛛が10倍も巨大になってでてきたぞー！」
炎劉「いくらコブラの毒に耐えられるおまえでも、この林仲の毒には耐えられないだろう！
紅蓮這わせ蜘蛛ーー！！」
チューチャイの顔に林仲が張りついた!!!
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745 ：名無し~3.EXE[sage]：2018/01/13(土) 19:16:33.28 ID:uewayReA - 前話のラストでは既にチューチャイの顔に張りついているように見える林九だったが、
実際はチューチャイがぎりぎりで両手で押さえてとめていたようだ。
林九と白熱の力比べをするチューチャイ、押し切られれば死だ。
チューチャイ「こ･･･このまま毒蜘蛛を振り切り、網の下に逃れることができればどんなに楽か、
しかし網の下には私の肉を食らおうと待っている野獣どもが･･･」
などと喋っている隙に、林九が一旦退いて助走をつけて再び襲いかかった！
チューチャイ「毒を持って毒を制す！」
なんとチューチャイはネットの下にいた大蛇を引っこ抜き、それを林九に噛み付かせたのだ！
しかし大蛇の毒でもパワーアップした林九の毒には敵わなかったようだ。
見る見るうちに干からびていく大蛇、チューチャイに残された時間はあと少し。
そのときラーメンマンが何かを思いついた。
ラーメンマン「林九を振り払って網目の下に突っ込むんだーー！！」
ガンダム「なにィー！チューチャイをアニマル部屋へ！正気かラーメンマン？」
シューマイ「網目の下には五種類の猛獣がいるんだよ！どうやって非難しろと・・・」
陳老子「ホホ―6つの部屋に５種類の猛獣のう。」
解説者「おおっ！なんとネット武道殿の6つにし切られた部屋には、猛獣が入っていない部屋があるぞー！」
ラーメンマンは竜神にも安全地帯を１つ用意するくらいの情けはあるだろうとの考えのもとに、
チューチャイに穴の中に逃げるように進める。
そしてチューチャイは林九を振り切って、穴の中に逃げ切った！
しかし竜神はその部屋が安全地帯などとは一言も言っていないと言う。
ラーメンマン「私はチューチャイにとんでもない避難策を授けてしまったのかもしれない・・・」
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747 ：名無し~3.EXE[sage]：2018/01/13(土) 21:14:29.71 ID:uewayReA - 穴の中に落ちたチューチャイはなにやら不気味な鳴き声を聞く。
鳴き声のしたほうを見ると、巨大な動物がチューチャイに向かって来た！
チューチャイ「こ・・・こいつはアルマジロ！！」
アルマジロが人を襲うということに驚くチューチャイだったが、
振りかかる火の粉は払わねばならんとアルマジロと対峙する。
チューチャイ「シャムの回転案山子ーーッ！！」
だがアルマジロの硬い甲羅の前に、チューチャイの足が出血する。
チューチャイ「私のパンチ力で奴の甲羅を打ち砕いてやる！左右雲拳！！」
だがアルマジロの硬い甲羅の前に、チューチャイの両手が出血する。
チューチャイ「うぎゃあーーー！！」
ネットの上のラーメンマンはアルマジロを倒せるように五歌仙の仲間達から武器を集め、
それを穴の中のチューチャイに渡そうとする。
竜神「武器の差し入れはならんぞラーメンマン、これはあくまで一対一の決闘じゃ。
味方が手を出せば、その時点でチューチャイの反則負けを宣言するぞ。
困るラーメンマンだったが、その時陳老子が超人102芸の一つ「雷燕物体移動術」の話を始めた。
それは武器を雷に変えて移動させるというワザなのだ。
ラーメンマン「そうだ、武器を手渡せば反則になるが、稲妻に変化させて手渡せば、
あくまで自然現象の仕業になり、反則にならない！！」
ラーメンマン「幸い空模様の方もとっておきの雷雲に覆われている。雷燕物体移動波ー！！」
ラーメンマンが呪文を唱えると、五歌仙の武器が雷に姿をかえ、穴の中へと降り注いだ！！
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748 ：名無し~3.EXE[sage]：2018/01/13(土) 21:15:20.75 ID:uewayReA - ラーメンマンの雷燕物体移動波によって、５歌仙愛用の武器が穴の中へ飛んでいく。
まずは赤龍刀という形の稲妻がチューチャイの横に落ち、武器へと形を変える。
チューチャイ「こ･･･これは流星拳砲丸愛用の刀 赤龍刀ではないか！」
続いて飛抓と書かれた漢字稲妻が落ちてきた。
チューチャイ「ああーッ！これは傷刻牢犬操愛用の武器、飛抓ではないかーッ！」
チューチャイはこのピンチを切り抜けるために皆が武器を渡してくれたことをしり、
武器を手に取ろうとするが、アルマジロに引っ張られ手が届かない。
しかしそこに新しい武器が振ってきた！ガンダム愛用の武器 如意槍だ！
チューチャイ「ガンダム如意槍ーーっ！！」
とアルマジロに一撃、アルマジロから開放されたチューチャイは、
それぞれの仲間達の愛用の武器をつかい、反撃を試みる。
天上から落ちてきたラーメンマン愛用の武器 三節棍を手にとった！
チューチャイ「ビクトリー三節棍！！」
ダメージを受けたアルマジロが怒り狂う。
チューチャイはアルマジロを誘導し、アニマル武道殿の大黒柱を破壊しようとした。
誘導され大黒柱を破壊するアルマジロ、それと共に全てのアニマル部屋が崩れ出した。
ラーメンマン「う･･･うまい！凶獣アルマジロの猛烈なるパワーをアニマル部屋壊滅に
逆利用するとは、さすが知恵者チューチャイ！」
しかしそんなチューチャイとラーメンマンを炎劉が笑う。
炎劉「ククク、アニマル部屋を壊滅させるのはいいが、チューチャイは果たして自分が
脱出する手だては考えてあるのかな？」
チューチャイ「ウワァー！！」
チューチャイは他の猛獣達と一緒に崩れたアニマル部屋の中に埋められてしまった！
炎劉「策士策におぼれるとはこのことだ。労せず勝ちを得ることができたわい。」
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