- 【芸能】「稲川淳二の怪談はフィクション」で爆笑問題が大盛り上がり [無断転載禁止]©2ch.net
3 :名前をあたえないでください[]:2017/08/11(金) 20:43:00.10 ID:1Ysxgkwn - 3年前の春、確か5月初めの頃だった。
友人と春の山菜採りを兼ねて、山間部の方にドライブに行った。 知ってる場所じゃつまらないので、いわゆるスーパー林道と呼ばれる 山間部を走ってる道路に出て、適当な場所を探してた。 すると車の退避場所みたいな少し広い場所があったので、そこに車を停め 二人で道路を歩きながら、山菜を見つけては採っていく。 「お浸しにしよう」だの「天ぷらにしようだの」と話しながら、車から1kmくらい歩いたところで ふと前を見ると、頭に「手ぬぐい」を被って、もんぺを履き、手には草刈り鎌を持った、 少し腰の曲がったおばあさんが歩いてきた。 因みにこのスーパー林道とは、幅員はそんなに広くないのだが、車の行き来が無いせいか 結構綺麗な舗装道路である。 「あのおばあさんどこから来たんだ?」「この辺に民家はないはずだけど」「多分自宅と離れた場所にある畑の草刈りに来たんじゃない?」 と二人で話しながら、段々とおばあさんに近づいた。 おばあさんとの距離が、5mくらいになった時におばあさんがいきなり口を開いた。 「あんた達は山菜採りかい?何か採れたかい?」 「あ、はい。なんだか色々採れましたよ」 「タラの芽にゼンマイにふきのとうに、他色々と」 「ホゥ・・タラの芽ねぇ・・ホゥ・・」 「ゼンマイねぇ・・ホーゥ・・」 「ホーーゥ・・・ホゥホゥ・・」 突然おばあさんが、囁くような小さな声で、会話の間にホゥホゥと言い出した。 友人と顔を見合わせ、「なんだろうな?」と小声で話してると突然おばあさんの声が大きく、 しかも甲高い声で、 「ホーーーーウ!!ホーゥ!ホウホウ!」 と叫び、曲がった腰のせいで少し下を向いていた顔が凄い形相でグッとこちらに向き、 鎌を振り上げてこっちに向かってダッシュしてきた! 俺も友人も本能的にヤバいと感じたのか、声も出さずに来た道をダッシュで走り出した! 幸い二人ともランニングシューズを履いており、しかも学生時代は陸上部に所属していて 長距離をやっていたので、自然にその走りになり、大きな声で「ホウホウ!」と叫びながら 追いかけてくるおばあさんを何とか振り切り、車まで辿り着いた。 つづく・・
|