- 介護職の雑談・質問スレ181
607 :名無しさん@介護・福祉板[sage]:2021/05/19(水) 12:55:19.28 ID:p5neUVct - 休憩5分だけとか
介護施設送迎車運転の男に有罪 佐賀市、4人死傷事故 業務多忙など考慮 佐賀市川副町で2020年6月、運転していた高齢者介護施設の送迎用ワゴン車を県道脇の水路に転落させて4人を死傷させたとして、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪に問われた長崎市、会社員の男性被告(28)に、佐賀地裁は18日、禁錮3年、執行猶予5年(求刑禁錮3年)の判決を言い渡した。 今泉裕登裁判長は、3人が死亡し1人が重傷となった事故について「結果は重大で遺族の悲しみは深い。(体調に異変を感じた時に)複数の命を預かる立場として運転を中止すべきだった」と指摘した。その上で、送迎専門の職員ではなく、多忙な業務の一つだったことや、事故直後に救命活動を行ったことなどを考慮した。 判決などによると、20年6月10日午後4時40分ごろ、同町早津江の県道で、熱中症などで体調不良を感じたままワゴン車を運転。同45分ごろ、走行中に意識を失って県道脇の水路にワゴン車を転落させ、70〜90代の男女4人を死傷させたとしている。 ■人材不足、業務多忙な実情も 自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪に問われた男性被告(28)に、佐賀地裁は18日、執行猶予付きの判決を言い渡した。4人が死傷した事故の公判からは、介護現場の人材不足や多忙な業務実態なども浮かび上がった。 地裁は判決で、事故の結果が重大と指摘しつつ、介護施設の従業員だった被告が「送迎専門ではなく、多忙な中で業務の一つとして送迎していた」と述べた。体調不良のまま運転したことについては「途中でほかの従業員と交代できる状況ではなかった」と考慮した。 被告人質問で被告は、勤めていた事業所でワゴン車を運転する従業員は、被告以外に1人しかいなかったと述べた。「(送迎を)1人だけに任せるのは負担が大きい」と、自ら送迎も担当していた。 事故当日は午前中から勤務し、送迎車を運転し始める夕方までに取った休憩は、わずか5分程度。「休みを取りにくい環境ではないけれど(従業員の)人数が少なくて」と話した。 県長寿社会課によると、20年度に県が実施したアンケートで、回答した介護事業所の46・8%が人材の不足感を示した。人手が足りず、事業所によっては送迎が専門の従業員を雇えない実情もある。 県西部でデイサービスを個人で経営する女性は「小さな事業所は資金が回らない」と明かす。朝夕の送迎だけ勤務できる人を探すのは難しい上、運転に慣れているなど条件が限られ「そんなに当てはまる人はいない。そうなれば(家族など)自分たちでやるしかない」と話した。(小部亮介) https://news.yahoo.co.jp/articles/109948ef8bc86d24469e3c121598f06f9d3ee61d
|