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R774
京都市内の道路事情・道路整備について Part18 [無断転載禁止]©2ch.net

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京都市内の道路事情・道路整備について Part18 [無断転載禁止]©2ch.net
22 :R774[sage]:2016/07/23(土) 03:04:45.87 ID:UtAX523T
地元の事は地元で主導した方がいいとおもう。

かつて京都知事(兼京都市長)第3代・北垣国道という人がいた。
人口が3分の1に激減した京都に琵琶湖疏水事業を推進して立て直した立役者である。
琵琶湖疏水は平清盛や豊臣秀吉も計画したが強固な岩盤の前に断念した700年越しの難工事。

技術面以外にも琵琶湖の水利権を主張する滋賀県と
洪水リスク増加を主張する大阪府は猛反対。
疏水や殖産興業を管轄としていた農商務省は薩摩閥であることから派閥抗争のとばっちりで
養父の出身ながら長州藩士であった北垣知事には厳しくあたった。

だが北垣知事は土木を管轄する内務省土木局に話を持ち込んでみた。
当時の内務省は長州閥であった為、人脈を利用して内務省所轄での事業化に成功。
内務省の田邉朔郎がインクラインで水運の課題を克服し、
琵琶湖疏水に合わせて蹴上発電所を設立しその電力を用いた田中源太郎が
京都電燈や京都電気鉄道を整備したことで街は見事復興した。
京都市内の道路事情・道路整備について Part18 [無断転載禁止]©2ch.net
23 :R774[sage]:2016/07/23(土) 03:13:24.32 ID:UtAX523T
蛇足になるが琵琶湖疏水最大の難関は
滋賀でも大阪でも農商務省でも岩盤でもなく京都市民たちだった。

事業化の代償として土建利権が付随してしまい工事予算は倍増した。
(施工を請負った藤田伝三郎は長州藩士で
この稼ぎで大阪紡績(東洋紡)を立ち上げ急成長し政商・財閥へ成り上がった)

当時の京都市予算の十数倍といわれる建設費は国や府の助成では賄えず
京都市は住民へ目的税を増税して重い負担を強いたため京都市民たちが猛反対した。
最初は東高瀬川へ接続する予定だったが工費倹約のために鴨川運河を開削する案が出た。
すると今度は東高瀬川が失業を懸念する曳船人足が反対し、
さらに高瀬川が埋められるというデマが流れ騒動になり工事が遅れてしまう。
(結局工費の安い鴨川運河案が採用されたのはインクラインを見れば周知の通りで
実際に危惧通り伏見港の発展と引き換えに高瀬川舟運は衰退した)


昔から工事は地元民が一枚岩となって取り組まなければ意見が集約できず
遅々として進まない。都市高速もまた然りと結論づけたところで長文終わり。


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