- 【核兵器で】週刊オブイェクト38【焼き払われます】
305 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2014/06/01(日) 08:17:11.87 ID:iWhcKhRt - 相変わらずドラゴナーの「解説」はお粗末だなぁ。
http://dragoner-jp.blogspot.jp/2014/05/blog-post_8947.html >ヴィッカース ヴァリアント…1955年に配備されたものの、構造上の問題からわずか10年で退役… >この頃の英国機は、世界初の実用ジェット旅客機コメットもそうでしたが、構造上の問題が後から発覚 設計時に想定してない低空侵攻戦術への切り替えが大きな要因、ということに触れないとダメでしょ。 「後から発覚」というなら、先駆者でありライバルのB-47だって全く同じ。 低空侵攻戦術に切り替え、構造疲労による墜落事故が連続で起きた。「ミルクボトル」改修など何度も改修してる。 で、せっかく改修したが、B-52の配備が進んだこともあり、結局B-47はバリアントと同じ1965年に偵察型以外の全機が退役。 英国は、大金をかけて改修するより退役を選んだということ。幸いにも低空飛行に強いデルタ翼のバルカンもあったし。 あと、「この頃の英国機は」と言うが、コメットの連続事故は1954年。バリアントの構造問題発覚は1964年だぞ? 一緒くたにするには遠すぎる。 米国だってB-47だけじゃなくF-100など深刻な問題は色々と起きているし。 バルカンの解説も非常に怪しい。 >『フォークランド紛争・・・この攻撃は成功し、プカラ軽攻撃機等が地上撃破されていますが』 バルカンがプカラを地上破壊? 私の蔵書のフォークランド紛争本は物置の段ボールの山の奥底なので確認できないが、そんな記述は記憶にないなぁ。 手元の世傑No.72「アブロ・バルカン」にも、プカラの地上破壊戦果は書いてない。 で、軽くググってみると、日本語wikiの「ブラック・バック作戦」の5/1の第1次作戦で「プカラ数機が破損・20名弱死亡」 と書いてある。ドラゴナーの主張はこれがソースか。 しかし、英語版にはそんなことは書いてないし、死亡も2人だけ。 日本語wikiは、おそらく同日5月1日のシーハリアー部隊の攻撃と混同している可能性が高い。 この資料 http://www.airpower.maxwell.af.mil/airchronicles/apj/apj02/fal02/corum.html を見ても、 5/1当日にプカラを地上破壊したのはシーハリアー部隊のほう。 そもそも、バルカンの攻撃目標のポートスタンレーは舗装滑走路なので、ジェットのMB339が優先配備されていた。 より不整地で運用できるプカラの大半は、舗装してないグースグリーン飛行場に回されていた。 まあ、私も軽くググっただけだし、プカラは典型的やられ役なのでいちいち記述してない可能性もあるが、 他のお粗末極まる「解説」ぶりから類推するに、ドラはただ単に軽くググって日本語wikiから拝借しただけ、の可能性が高い。
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