- 週刊オブイェクト その3
881 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/02/28(月) 01:27:33.40 ID:dIKiY5d4 - 当の本人は「これで戦後平和教育の間違いが知れわたった!」とか
大喜びしているけどな。
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885 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/02/28(月) 02:25:14.74 ID:dIKiY5d4 - つーか、自分が「ミスリードする側」に立ってしまう危険性について
全くといっていいほど無自覚なのが恐ろしいよね、ブロガーなのに。 (主張が何であろうが、媒体が何であろうが、不特定多数に向けて 情報発信する立場に立ってる時点で、真っ先に口にすべき言葉は 「やっぱマスコミは信用ならねぇ」「平和教育は間違ってたんや」 じゃなくて「他山の石として、万が一にも同じ轍を踏まないように します」だろう?) 結局最後には「珍説を垂れ流す奴等は現代にもいるから、 啓蒙活動を続けていかなきゃね」≒「俺達は間違ってなかった」に 感想が収斂しちゃうわけで、そういった態度は 自らも含めたマスコミの「身内の恥」を追求しようとした NHKの姿勢とは対極にあるものだよ。
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887 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/02/28(月) 02:35:16.65 ID:dIKiY5d4 - >>886
それは彼等が「大手マスメディアはやっぱり信用ならない」とか 「大衆は扇動に流されやすく珍説奇説にすぐ飛びつく」とかいった、 自分達の常日頃の主張の「正しさ」を示す情報を確認することに 血道をあげているからでしょう。
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896 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/02/28(月) 09:38:26.39 ID:dIKiY5d4 - >>890
だからさ、JSFの事だからそのうちミスリードするに違いない、 とかいう話じゃないんだって。 「啓蒙」という行為自体が、ある種の胡散臭さや危険性を持つ、 その事に無自覚なのが問題であり、他者の反省を聞いて 「俺達は現代の情報汚染に立ち向かわなければならないんだ!」 という自己正当化の言葉しか出てこないのが問題だ、と 言ってるの。
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902 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/02/28(月) 13:49:45.83 ID:dIKiY5d4 - >>897
>論戦を挑むなら、基本的に自分の無謬性を担保してから行うもんだから、それを信じてるのは当たり前。 >JSFの相手方もそうやって発言してるはずだが、事前調査とかが疎かなんだろうに。 だからさ、議論や論争で「自分の無謬性が確実に担保される」 場合なんて、そう多くないんだって。自分より思考力や知識量が 明らかに低い人間を探し出しては喧嘩を売り続けない限りは。 そういう構造自体に問題があるって考え方、分からないかな?
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904 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/02/28(月) 14:04:50.33 ID:dIKiY5d4 - それに繰り返すけど、JSFが具体的な何かの
ミスリードをするに違いない、という話じゃないし 「相手方への攻撃中止」なんてことも言ってないでしょ。 影響力も求心力も低い相手にばかり喧嘩売って歩いて 「正しい軍事知識の普及をしてるんだ!」と粋がるのは 彼が思ってるほど意義ある行為じゃありませんよ、とは 再三口にしてきたけど。
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905 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/02/28(月) 14:28:43.06 ID:dIKiY5d4 - 要は、「自分の無謬性の確実な担保」へ非常に熱心なのと
電波さん相手に好んで議論を吹っ掛けることと、 「正しい軍事知識の普及」(啓蒙という言葉がお嫌いらしいので 本人達がよく使ってる表現にしました)に邁進することは結局繋がってるし、 自己相対化や自己点検を「相手方への攻撃中止」という 敵味方概念にしか当てはめられないのって正直どうよ、という事。 そして軍部とマスコミ各社が連動して行った一大キャンペーンと 死に体の政治団体やマイナー評論家の論説が深刻さや影響力の面で どれだけ差があるか考えずに、 「馬鹿を野放しにしておけば地獄への一里塚だ」と大見え切るのも 正直どうよ、という事。
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908 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/02/28(月) 15:43:09.25 ID:dIKiY5d4 - >>906
まあ、結構熱くなりすぎたとは思う。 こちらの書き方に上から目線の部分があったことは認めるし ミスリードの自覚という、検証できない問題に拘泥した点で こっちに非があったことも認めるよ。 しかし >自己点検や自己相対化は論戦の時点で意識しているからこそ、 >反駁の機会がオープンにされてる から下品な発言さえしなけりゃそれでよし、というのはどうかな? 毎回毎回、まともな反駁がおそらく出来ないだろう(実際出来てないし) 相手にだけ議論を吹っ掛ける、というやり方自体に問題があるんじゃないか、 という所は変わっていないが、そっちはどうかな? もちろん、貴方がそういう手法を気にしないとしても、 それを責めるつもりはないし、議論をふっかけられて醜態を さらした側に同情するつもりも毛頭ないけれど。
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916 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/02/28(月) 22:53:51.09 ID:dIKiY5d4 - ややスレ違い気味だけど例のNHKスペシャルについて書くと、
あそこでやってる議論というのは歴史学の視点からいえば よく言うと古典的、悪くいえばステレオタイプな議論であって (今までの報道が「みんな軍部が悪いんや」的なものだったのと NHKが「自己批判」したから相対的に新鮮に見えるということ) 例えば、現代の視点から見れば明らかに軍部やマスコミより 「まとも」なはずの議会人が、汚職や党利党略で堕落して云々 という以前に、その古典的な自由主義思想から。都市と農村間の 格差是正、社会構造の変動といった問題に驚くほど無自覚であって、 それが軍部に親和的な勢力を台頭させる一因となった。 しかし戦時中になると、彼等の自由主義的傾向は 「経済的・社会的不平等の肯定≒統制による格差是正に反対 ≒戦時体制の強化に反対」というロジックから、 国粋的右翼と組んでの(!)和平工作につながった… というような比較的最近の議論には(まあ、これでも十分 古くてステレオタイプなんだが……)、 「空気に流されやすい大衆は煽り煽られ戦争を求めました」 「やっぱ馬鹿が力を持つとろくなことにならねぇな」 で話が終わっちゃうと、まず到達しないよな、とは思う。 結構な上から目線で済まんが。
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919 :916[sage]:2011/02/28(月) 23:58:02.71 ID:dIKiY5d4 - 後、舌足らずな部分を補足しておくと、
「古典的な自由主義思想」を非常に乱暴に要約すれば 「貧乏人が貧乏なのは、自助努力が足りなかったための自己責任」 「統制による平等化は国民の自由を制約している。これは 共産主義的思想に通じるから反対、というか平等化自体に反対」 ということ。本当に乱暴な要約だけど。 で、そう考えた自由主義的な政治家達が 「総力戦体制構築に名を借りて統制を進めるのはアカの陰謀だ!」 と考えていた国粋主義的な右翼(≒陸軍皇道派)と結びついて 出来たのが悪名高き近衛上奏文、要するにコミンテルン陰謀説の 元祖(笑) さて、この上奏文の中身はといえば「満州事変以来の失態続きは、 戦争に賛成した奴等が、実はコミンテルンの工作員だったからだ!」 という、「陰謀史観」、あるいは「トンデモ説」としか 言いようのないもののくせに、結論部分になると 「ソ連は和平工作の仲介国として信用できない。英米は皇室の 廃絶までは望んでないから、連合国と直接、早期の和平交渉に 入るべし」 という、妙に先見の明あふれるものであり、 終戦工作の一里塚となった、という皮肉の極み。 もちろん彼等の行動のグロテスクさ、非合理性は疑いようもないし、 その点から言えば彼等を賞賛することは到底できないんだけど、 では 「最も狂った連中が、結果的にであれ最適解を導き出していた」 という歴史の皮肉をどう解釈するか、、 少なくとも「馬鹿とトンデモが全て悪いんや」的な ステレオタイプでは説明できないと思うのよ、自分は。
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