- 速報“おい、田村!”
746 : ◆WxzJIucEIY [sage]:2007/08/07(火) 19:39:55 ID:qBFrB62g0 - >>743です。
とりあえずちょっと書いてみたのを投下してみます。 本人の許可をいただきたかったところですが、 偉大なる◆y.bIeAqXhc様、設定をお借り致します。どうかお許し下さい。
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747 : ◆WxzJIucEIY [sage]:2007/08/07(火) 19:44:56 ID:qBFrB62g0 - 「ゆかりの女子校ライフ」
輝く未来が〜きっと待ってる〜どこまででも〜行こう〜♪ /(´‐x‐`)\うぅん…むにゃむにゃ… 私の携帯から女性デュエットの美しいハーモニーが聞こえてくる。 ゆいたんが最近おすすめのアイドルユニットだよ、って言ってたから着うたにしたんだっけ… たしか名前は…やまとやなたでここ…だったかな…? /(´‐x‐`)\うにゃ…ふぁい…どちらさまですか〜? ついさっきまで夢の世界にいた私は、いかにもまだ眠そうな声で携帯にでた。 携帯からは先程聞こえていたアイドルたちの歌声に勝るとも劣らない、綺麗で澄んだ声が私の耳に聞こえてきた。 (┃ヮ┃)ゆ〜かりたん、朝ですよ〜 /(´つx・`)\うにゃ…ゆい、たん…? (┃ヮ┃)やっぱり、まだ寝てたんだ。もうゆかりたんちの前にいるよぉ〜早く起きないと置いてっちゃうよ〜? /(;´・x・`)\にゃ…うにゃああああああああああああああああ!? 私が天下のお嬢様学校、「聖メロプリ学園」に通うことになった転校初日。 あの日出会って仲良くなった、私と同い年の女の子。 一緒に登校するのを約束してから毎日、彼女は私の家に迎えにきてくれている。 そして朝が弱い私がなかなか起きてこないと、こうやって携帯を鳴らして起こしてくれるのだ。
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748 : ◆WxzJIucEIY [sage]:2007/08/07(火) 19:47:06 ID:qBFrB62g0 - /(;´・x・`)\ま、待ってゆいたん!すぐ、すぐにいくからちょっとだけ待ってて!
(┃ヮ┃)…3分。 /(´・x・`)\へっ…? (┃ヮ┃)3分間だけなら待ってあげる。 /(;´・x・`)\ええっ!?無理だよそんなの!せめて10分、10分待って! (┃ヮ┃)だ〜め。ほら、こうしてる間にもどんどん時間が過ぎてっちゃうよ〜あと2分50秒〜♪ /(´;x;`)\ゆ、ゆいたんのいじわるぅぅぅぅ!! 最近はお互いをたん付け呼び合うのにも慣れ、彼女がどういう女の子なのかもよくわかってきた。 最初に出会った時はとっても優しくて、しっかりしてて、礼儀正しくて、 これぞいいとこのお嬢様って感じのイメージだったんだけど… 庶民っぽい所もあったり、ちょっと天然っぽかったり、 …そして今みたいにちょっとSっぽい所もあったり…コ、コホン。 と、とにかくとっても親しみやすい女の子だったの。
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749 : ◆WxzJIucEIY [sage]:2007/08/07(火) 19:58:33 ID:qBFrB62g0 - ゆいたんと二人並んで通学路を歩く。クラス委員の仕事があるゆいたんに合わせて
早起きをすることになってしまった私は、毎日眠い目をこすりながら登校している。 しかも大抵、今日みたいにゆいたんにモーニングコールで起こしてもらっている。自分でも正直情けない… 最初はゆいたんと登校するのが楽しみでちゃんと起きてたんだよ… でもゆいたんが優しい声で起こしてくれるのが心地よくって…えへへ… (┃ヮ┃)…?ゆかりたんどうしたの、急にニヤニヤしちゃって? /(´・x・`)\ふぇ!?な、なんでもないよ、なんでもない! 男の子が毎朝起こしにきてくれる女の子に憧れるっていうのもわかる気がするなぁ… まるでギャルゲーの主人公になった気分。しかもこんな可愛い女の子が… ゆかりってひょっとして今、すごい幸せ者なのかも… (┃ヮ┃)あっ、ゆかりたんリボンが曲がってるよ、ほら… /(´・x・`)\あっ…ありがと…(ぽっ) 慌てて着替えたため、曲がっていたゆかりのリボンをゆいたんが直してくれた。 はぅ〜またしても憧れのシチュエーション!やっぱりゆかり幸せ者だよ
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751 : ◆WxzJIucEIY [sage]:2007/08/07(火) 22:30:42 ID:qBFrB62g0 - リ‘∀‘)あっ、由衣お姉さまよ!
( 朱 )あらほんと由衣様だわ!あぁ〜今日も素敵だわ〜 川`Д´)っていうかあのツインテールはなんなんだYO!アタイたちの由衣様に馴れ馴れしくすんじゃねぇYO! うっ…いつの間にか学校に着いちゃってたんだ…他の生徒たちの視線が痛い… まあこれもいつものことなんだけど… (┃ヮ┃)じゃあゆかりたん、私職員室に行ってくるから後で教室でね。 /(´・x・`)\う、うん。また後でねゆいたん。 ゆいたんは私たちに向けられる視線を気にもとめずに、私に手を振って職員室の方へ向かっていった。 ヽ(`Д´)ノごきげんよう田村さん。今日もほっちゃんと一緒だったのかしら? /(´・x・`)\ビクッ!…あ、浅野さん…ご、ごきげんよう… 突然声をかけられ、振り向いた先にいたのは同じクラスの浅野さん。 うぅ…どうもこの人は苦手だよぅ…なんかあからさまにゆかりのこと嫌ってるっぽいし…
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752 : ◆WxzJIucEIY [sage]:2007/08/07(火) 22:33:19 ID:qBFrB62g0 - ヽ(`Д´)ノ…前にも言ったけど、あまり調子に乗らないことね、田村さん。
/(´・x・`)\えっ…ゆかり、別に調子になんか… ヽ(`Д´)ノ正直、あなたがあの娘と一緒にいるのは不釣り合いなのよ。分をわきまえることね… でないと、本当に痛い目を見るわよ… /(;´・x・`)\う… やっぱり怖いよ〜なんなのこの人はー! (○`▽´○)ちょっと!なにやってんのよアンタ! /(´・x・`)\良子、それに奈々ちゃん… 天の助け!良子と奈々ちゃんが来てくれたよぅ〜 (●`∀´●)浅野さん、私にはあなたがゆかりさんを脅しているように見えるのだけど、 どういうつもりなのかしら? ヽ(`Д´)ノ…なにか勘違いをしているようだけど、私は曲がったリボンを他の人に直してもらう だらしのない田村さんを注意していただけよ。ねぇ?田村さん。 /(´・x・`)\…… むぅ…だらしない格好をしてたのは事実だけど… ヽ(`Д´)ノそういうわけで今度からは注意してよね田村さん、それじゃ。 そう言うと浅野さんは私たちに背を向け、教室の方へ向かっていった。
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