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82 :17才の女王陛下[sage]:2007/02/26(月) 11:34:05 ID:YxuSFNNjO - やまなこ後編投下。呼んでくれると嬉しいです。
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83 :17才の女王陛下[sage]:2007/02/26(月) 11:38:38 ID:YxuSFNNjO - P9 YUKARI YUI's promise
すべてがあの子のやさしさだった。私はあの子の優しさに護られていただけだった。 彼女の前では人形じゃない本当の自分で居られる…。そう思っていた。 しかし、いつの間にか彼女の前で、人形で居たのは自分だった。あの子に触ってもらいたい、その為だけに…。 人形としても受け入れてくれた彼女、その彼女の優しさに気が付かなかった。 もしかしたら、それに気付く事で今の関係が壊れるのが恐かったからかも知れない。だから人形になった、ダカラ動け無くナッタ?
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84 :17才の女王陛下[sage]:2007/02/26(月) 11:44:16 ID:YxuSFNNjO - P9.5 YUKARI YUI's promise
(「結論として君に我慢してもらう事になった…」 「それだけじゃないでしょ?立場はうちの方が弱いはずだし…。」 (代わりなんかいくらでも居るのに、あえて私たちが選ばれた理由があるはずだ…。) 「…だから出来れば君にがんばってもらいたいんだけどね。」) うそだ、嘘だった…。みんなも自分も。私がスポンサーに選ばれた訳じゃない私を護る所を選んだんだ。彼女が、ゆいタンが…。 (「ただこれから先は…オフレコだよ……。」 「うん、知らないと何も出来ないし吹っ切れないもん。これ以上我儘言えないじゃん?。」) 嘘だった、何の覚悟も出来てい無い。自分の弱さをまだ知らないだけだった。だから… (「いま私が言えるのは…これは、彼女・由衣の意志も最大限尊重している、ということだ。」) その時マネージャーはきっと迷っていたと思う。だから私に最後の選択肢をくれたんだと思う。 例え消耗品の捨て駒になるか、 彼女の望んだ人形になるか、 自分で望む未来を掴めるかどうかを。 それともすべてを捨てて逃げ帰るか。 「今彼女は多分…ここにいる。」とスケジュールのコピー渡した。彼女の気持ちを聴く勇気かあるなら直接聴け、判断は君にまかせるよ、と。 会って何を話はなすの? だがそれは自分がよく解っているはずた。 だから私は彼女に会いに行く事を選んだ、人形としてでは無く、わたし自身を見てもらうために…。 しかしその決意は感情によって作り上げられた脆弱なものだと気付かされる事になる。 膝がとても痛…い。
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85 :17才の女王陛下[sage]:2007/02/26(月) 11:46:58 ID:YxuSFNNjO - P10 YUKARI YUI's promise
タクシーが止まった。料金を支払い領収書をもらう。目の前の建物を見上げる 「ここかぁ…。」 都内でも稀な外資系の大きなホテルだった。事務所のタレントとしてフロントに確認をとる。部屋番号を伝え場所を聞く。まだ帰ってない、入ってから数時間経っている。 エレベーターに乗り目的階を目指す。分厚い絨毯に足を取られながらもボーイに非常口の説明を受け、スウィートの部屋の前迄きた…。 《やまなこ》として知らない間に利権争いに巻き込まれ、バブルの付けを還す為に擦り切れるまで使われる。 私を護る為に第三者のスポンサーを見つけてそっちで売る。その皺寄せは…彼女に行く。 多分これが最も私を護れる方法だったと思ったんだろう。たぶん逢う時間は作れない、たけど……私がいれば…。 ゆいタン…何で話してくれ無いの?私には、貴女の心配をさせてくれないの? …心の騒つきが押さえられなかった。何かを強く拒むような感覚、不安な感じが拭い去れない、でも…。 部屋の前で迷いながらも大きな扉を開ける。豪華な内装の部屋だ、とても自分の給料では泊まる気はしない。 中の音と言うより、気配を感じなかった波動…と言うか、とにかく眠ったように静かだった…。 (いない?なんで撮影じゃないの?奥?) と、周りを見渡し奥の扉に気が付く、洋式の把手に手を掛けた。スゥー!と蝶番の音もなく高級なドアはゆっくりと開いた。 部屋には私が想像すら出来なかった事が起きていた。 …理解が出来なかった、目の前に、目に映ったものが認識できなかった。受け入れられなかった…。 目の前には見知らぬ女が裸でシーツに包まり眠っている、一人じゃなかった。 見渡す…5人、の…なか…にい…た…。 判らなくなった、何もかもが。 ダ…レ?誰なの?だれ!ゆいタンど…こなの? その時、わたしは自分の決心、決意、覚悟がただの虚勢だった事を知った…。 『知っていいのは耐えられる事だけ、耐えられないのなら知らないほうがいい。』 そんな声が聞こえた…。
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86 :17才の女王陛下[sage]:2007/02/26(月) 11:49:38 ID:YxuSFNNjO - P11 YUKARI YUI's promise
ゴッ、ガッ・タッ!備え付けの家具…テーブルに身体をぶつけた。思いの外痛かった。おかげで少し自分が取り戻せた気がした。 目の前に居る寝ている彼女、知らない女の膝の上で寝ている…。他に三人、知らない顔だった。なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで? 幾つもの疑問符が浮かぶ。 どうして、わたしはここに居るの?そう、ゆいタンから気持ちを聴きたかった…彼女の口から言って欲しかった。何で? 好きだから?だから言ってもらえれば許せるの?許してもらうの?わからない… どうして?どうして知らない人と寝てるの? しかし何よりも自分を許せなかった、自分がここに居る事、彼女がここに居る事、そしてその原因が紛れもなく自分だという事。それが事実だった。 自分という存在を創るのにここまで自分と彼女を傷つけるのか。 彼女が動いた。まずい!気付かれた!動けない私、こちらに振り向くあの子…。 私に気付く…二人の時間が止まる。 わたしは、今どんな顔をしているのだろう?怒っている?泣いている? 笑わなきゃ…なんで? 多分、私の為だと気付いたから、泣いている顔は見せたくない…あの子が悲しむから…。 わたしは、ありがとう…と言って部屋から逃げ出してしまった。 まだ、話せるほど心が強くないから、それに何を話していいか解らないから。 わたしは走った、一生懸命。とにかく一人になりたかった、泣きたかった、何も…考えたくなかった。 分厚い絨毯に足を取られそうになりながら走った。 『耐えられないのなら知らないほうがよかった。』今更…なにを自分が決めたのに。 私はエレベーターの前で立ち止まった。確認する、まだ…来ない! 周りを見ると誘導灯が目に入った。非常階段? 私は扉に手を掛け開けた、…重い! ググゥォ゙ン
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87 :17才の女王陛下[sage]:2007/02/26(月) 11:52:52 ID:YxuSFNNjO - P12 YUKARI YUI's promise
私は…迷ってたが上を、膝に負担がかからない屋上を選んだ。 早く一人になりたかった。登っていくと自分の名前を呼ばれたような気がしたが、同時に扉が閉まる大きな音が鳴り忘れることにした。 屋上に出ると飛ばされそうなほど風が強かった。 「ここなら一人で泣けるかな…。」漸く、自分から出た言葉に驚きながら涙を流した。 「ゆいタン…」 フラフラと歩き周りからみえない所にヘタリこんだ。ふと、昨日の事を思い出していた。 「昨日?だったのかなぁ、あれ(グスッ)…もう…ダメなのかなぁ…。」 凄く辛かった。自分が知らなかった事、そして何も出来ない事、いろいろ。私の為に泣く事を選んだあの子がとても、いとおしかった。 突然、バァンと扉が開いた誰?もしかして…ゆいタン? どうしよう…何話せばいいの? 立ち上がりその場から離れる。ズザァ、と靴と地面が擦れる音。こちらに近付いてくる足音、やっぱり…。 「はぁはぁ、ゆかりたん!まって!」 躰に白いシーツを無造作に巻き付けた格好だった。風になびいてシーツから脚をのぞかせる。 「来ないで!」私の今の正直な気持ちだった。ごめん、ゆいタン…。 ゆっくりと近付いてくる由衣、後ずさるがすぐにかべにぶつかる。すぐ…近くにあの子がいる。わからない…顔を背ける。由衣が口を開いた。 「ゆかりタン…」 「…ごめんね来ちゃイケなかったね」 「ちが…うの…わたし!」 「…一人になりたい、いま。」 嘘だった。本当はどうでもよかった、今来てくれたことでもう…。ただ自分に何も出来なかったことが悔しい。 「ダメ!ゆかりタン行っちゃやだ。あなたがいるから大丈夫なの!」 痛い程私を抱き締める、その痛みが今は心地いい。 「ゆいタン…私で良いの?さっきの子のほ・ぅん?」 口が塞がれる。ああ、あったかい…。 「ごめんね私に資格がもう無いかもしれない、でも、でも…。」 「もういいよ…ゆいタン、私はゆいタン が好き。だからまたずっと…一緒にいてくれる?」 (うん…約束するどんな事をしても)私も、と強く抱き合った。 暫らくそうして居たかったけど… 不意に「お熱いですねぇ…」と声が聞こえた。
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88 :17才の女王陛下[sage]:2007/02/26(月) 11:54:36 ID:YxuSFNNjO - P13 YUKARI YUI's promise
声が聞こえた方を視ると、部屋で見た四人がいた。 「可愛い子ですねぇ…ゆいさん、私たちにも…」 ふふふ、とにやにやしながら近付いてくる。私は躰を硬くしゆいタンにしがみつく。 「あ、貴女達…。」 私は覚悟した。もう、ゆいタンだけには…。
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89 :17才の女王陛下[sage]:2007/02/26(月) 11:56:08 ID:YxuSFNNjO - P14 YUKARI YUI's promise
部屋に戻りみんなで話をした豪勢なフルーツを食べながら、どうもお代わりは自由らしい、さすがスゥィート。 みんなだるい体を起こして服を着替えていた。 何でみんな躰にシーツを巻いていたかは疑問だったが。 「あ、そう。あの人には伝えておきますよ、ちゃんと、アヘアヘはぁはぁ言わせましたって。」 私とゆいタン顔を見合わせ互いに赤くなる。 「私はそんな…」 「いいのいいの、きゃは。」 「由衣さんは私たちのリーダーなんですから…何でも言うこと聞きますよ?」 「由衣さんはすごかったです。」うんうん、と皆うなずく。 「私たちはゆいさんの味方ですよ?じゃないと…」 「きゃは先輩が道を示さないと私たちもねー。」と智秋をみる。 「ええ、二人を応援してますし、私たちも頑張りますよ。」 「どうせ働くのは私たちなんですから。転けたらまた私の黒歴史が…」 と皆笑う。 「でも由衣さんは羨ましいなぁ、こんな可愛い子を独り占めしてるんだから」チラッと私を見る。思わずゆいタンにしがみ付く。 …私一応先輩なんだけどなぁと思いながらさっきの事を思い出す…。
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90 :17才の女王陛下[sage]:2007/02/26(月) 12:00:45 ID:YxuSFNNjO - P15 YUKARI YUI's promise
「ちょっと、貴女達!」ゆいタンが怒る。 「可愛いですねぇ。ゆいさんずるいなぁ」と私の後ろに廻る、不意に耳を噛まれた。「ふっ・んん」声が出てしまった。 背中が仰け反り胸を突きだす形になり、つつっと胸を撫でられる。服の上からでも感じてしまった。もう一人が閉じた脚に手を入れ、割って入られる。 「わぁ細いあしぃ、すべすべ、由衣さん舐めてもいい?」と私でなくゆいタンに許可を求める。 「ゔ、ぅゔ」やさしくなぞられる内腿に脚を捩るが脚は閉じられない息が荒くなる。「ハァハァ…ゆ、ゆひタン?」 「……んーー。」と私を見る。私に決めろと目で言っていた。なんで?頭がボーとしてくる。ゆいタン…止めて…。 自分の最愛の人に見られながらも私の躰は女の喜びに打震えていた。ああん…ゆい…タン、わたし…このままじゃ変に…んく。私は目をつぶり、歯を食い縛っていた。 わたしは… ゆいタン のものだから拒否した。 こんなんじゃ我慢できないよ…ひどいよゆいタン… もう…だめ、ごめんゆいタン … フーと息を吐いて息を整える。ゆいタン を見る。「はぁはぁ、ぅ゙ーひどいよぉ」ごめんねごめんねとゆいタン。 「風邪引くからもどろ?」 私たちは部屋に戻っていった。私はよろけながらゆいタンに支えられながら歩く、「大丈夫?……じゃないか」 「ぅ゙ー」私はわざと拗ねる。 「由衣さん、ゆかりさんゴメンナサイ、本当に最初はほんの冗談…だったんですけどね、ちょっとだけ。由衣さんの彼女をね。可愛いから…」 本当に悪い冗談だった。 階段には笑い声が響いていた。
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91 :17才の女王陛下[sage]:2007/02/26(月) 12:02:35 ID:YxuSFNNjO - PΩ‐1 Promotion&promises
ホテルでの出来事の後から私は懸命に仕事をした、と言うか…働いた。声優として、リーダーとして。 表向きは素直でしっかり者で従順さを装い、日陰ではトップドル声優のイメージに見合う努力をした。歌、舞踏、知識…etc 幸い商品に手を出す様な人には逢わなかった。配慮、が有ったのだろう。 事務所も協力してくれた。お陰でレギラーの数は増えCD、コンサート、FC、と会社としてはまさに思い通りの展開だった、数字上では。やはり金と枚数がものを言う世界だ、善い意味でも悪い意味でも…。 そして僅かながら、彼女と一緒の仕事もあった…。お陰で昼間に逢う大義名分が出来た訳だ。(いや、まぁこっそりと会ってはいたんだけど…ね。) その時はまるでスパイだった、監視なんか居ないのにw 最初に逢った時はお互いに誰かが判らない程だった…久しぶりに笑った気がした。躰は求め合っていた…が、やはり彼女の心の中に冷たい氷を感じた…まだ、いやもうすぐ! 会社に私の頑張りは認められた、扱いはどんどん善くなって行った。そのお陰かいくらか我儘も通るようになり、私のやる事も見て見ぬ振りをしていた。
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92 :17才の女王陛下[sage]:2007/02/26(月) 12:04:50 ID:YxuSFNNjO - PΩ‐1.5 Promotion&promises
世の中を動かすのは人の意志だ。その意志の集合体を閉じ込め、無理矢理具現化したのが私たちの見えている社会だ。 だったら私がそれをほんの少し、そして少しづつ自分の求める形、位置に動かせば良い。その計画を進めていった。 「売り上げと人気、実力、と、誰もが納得する既成事実を作り、周りに私の失敗を黙認、火消しさせるだけの権力を得る。」 会社を乗っ取りたいわけじゃないし、欲しいのはソンナ物じゃない。求めるのは束縛されない自由…だ。 善く言えば会社の大黒柱で、悪く言えば私を中心に間違えれば共倒れする様な構造を作りたかった。つまり私自身が人質であり生命線、それが保険。言い換えれば代替の効かない女王に成ることだ。 Promotion:プロモーション チェスの基本ルール、ポーンが敵陣に入ったとき駒に能力が変わる。 …私はクイーンになる。 これから先、誰にも私の邪魔をさせない為にも必要な事だった…。 だからここに私の代わりは居無いし要らない! しかし、それを証明し続ける為にも力が必要だった…。 ――だけど未だ…何か足りない…。 『ゆいタン…』 声が聞こえた気がした。 …貴女を護る力がほしい…わたしに力をください…
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93 :17才の女王陛下[sage]:2007/02/26(月) 12:08:34 ID:YxuSFNNjO - PΩ‐2 Promotion&promises
☆彡チャビルの一室 わたしは対峙していた、あの日、私が未来を選ばされた人間に。 もう、あの時のわたしのじゃ…ない。 ゆかりタン…もうすぐだからね…。 人脈、実績、実力…準備は整った。もう誰もわたしを… 「いやぁ君ならやってくれると思っていたよ予想以上だ」 「ありがとうごさいます。」 毅然とした態度で答えた。わたしは…。 数しか数えられない人間にわたしは負けない! 「これが私からのお願いです、了承…して頂けますね?」 了承するしかなかったはずだ、私の意志に従う味方は多い。 私は返事を聞かずに部屋を出ていった。 これで終わった、すべて…もうこれで私は自由だ、イヤ自由が利くようになったと言うべきか、いや、どっちだっていいや! あの子に、また逢える!それでだけでいい!
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94 :17才の女王陛下[sage]:2007/02/26(月) 12:10:05 ID:YxuSFNNjO - PΩ‐Last・1 Promotion&promises
都内某所 とあるレストラン わたしは待っていた。 予定より40分も早く店に着き、軽いツマミと薄いアルコールで時間を凌いでいた。早く来たからといってその分早く会える訳じゃないのに…。 あと3分…もうすぐ待ち合わせ時間、期待が少しづつ不安に置き換わっていく。 待ち合わせ時間になっても来るとは限らない。来なかったらヤダナァ…。 酔いが回ってきたんだろう思考が単調に成っていく、ヤバ、泣きそうになってきた。 5分過ぎる、来ない。 10分過ぎる、来ない。 15分過ぎる、まだ来ない。 20分過ぎる、まだ…来ない。 どうして?もう…ダメなのかなぁ、弱気になる、あの子が時間を間違える事はなかった。何かに巻きこ?いや、そういう事は考えたくもない。
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95 :17才の女王陛下[sage]:2007/02/26(月) 12:13:52 ID:YxuSFNNjO - PΩ‐Last・2 Promotion&promises
「ゆかりタン…。」 『なぁに由衣タン?』 「!?」 (がばっ)声の方向を…向く、目の前には…ゆかりタンがいた! 時間が止まった目が離せなかった、目に映る彼女が幻覚じゃない事を確かめたかった。彼女はやさしく笑ってくれた。 ゆかり『…まった?』 わたしは首を横に振る。 ゆかり『来ないことも考えたよ…意地悪してね。』…無言。 ゆかり『でも…ね(グスッ)やっぱりゆいタンが、そばに居ないと…さみしぃよぉ…。ずっとわからなくてなった、言われたことがね…(グスッ)本当なのか。』 ごめんね…。 ゆかり『我慢する事、考えたくなかったの、だって自分の気持ちは(グスッ)、変わらないもん…変えられないもん』 ありがとう。 ゆかり『ゆいタンが居なきゃもう生きていけないよぉ、私まってたよ、ずっと…』 私は彼女を抱き締めた、強く…離れないように。 …心の壁はもう感じない…このまま溶け合えそうだった。 『やっと…これで…』 軽く口付けを交わす、とても大切な瞬間だと感じた。 この空間に流れているすべての音が、邪魔だった。 この子の声だけ、音だけをずっと聴いていたかった…。 おなかすいたね? うん… いつものでいい? うん… 食べたらかえろっか? …イヤ! 『………ぷっ、ははははははははははっ』 私たちは笑った。久しぶりだった。 ああ…これだ、これがこの子の笑顔だ、わたしが一番観たかった笑顔だ。 あの日から彼女の心に感じていた氷は…もうなかった。 私たちは約束どおり元に戻った。何者にも縛られない本当のやまなこに…。
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96 :17才の女王陛下[sage]:2007/02/26(月) 12:16:41 ID:YxuSFNNjO - P Yamanako Ending
ふたりで互いの気持ちを確かめ合った夜 この子を腕に抱きながら願った、神様どうかこの子が幸せでありますように、私と同じかそれ以上の笑顔を与えられるひとがあらわれますように、もしそれがこれを作った人か読んでいるあなたでありますように。 夜空を見上げほしに願っていた。 ねがわくばたとえせかいがどんなに不幸な選択をしてもこの子が幸せだと感じられる世界でありますように、 私はそのためなら等価を支払います… 私もだよ、と目を覚ます。 ずるーい聞いてたな、と戯れ合うふたり。まだ休日は始まったばかりだった。 〈< FIN >〉 2007. 2.14 ゆかり「なに、ゆいタン?」 ゆい「うん、Aice5のアルバム」 それはホテルでの一件を思い出すには十分だった、躰も。 ゆかり「…これ、ゆいタンがOK出したの?……わかるょお……もぉ。え!ちょっとダメ!まってチョコのお返し?いま?もぉ、ここじゃだめー…。」 やまなこは永遠に不滅です。
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97 :17才の女王陛下[sage]:2007/02/26(月) 12:21:19 ID:YxuSFNNjO - 以上です。読んでくれた方ありがとうゴザイマシタ。
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- バキ風に声優を語るスレ
138 :声の出演:名無しさん[sage]:2007/02/26(月) 21:16:02 ID:YxuSFNNjO - 良くやった!おまえがダレのファンかはよく分かったw
あとはリザーバーか。 決勝はやまなこで良いのか? (あとこのスレの約2割りが俺なのは内緒だぜ。)
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- やまとなでしこ その18
712 :声の出演:名無しさん[sage]:2007/02/26(月) 23:50:21 ID:YxuSFNNjO - サンクス、輝きの無い小娘どもにはコレはできんよ!
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