- LUNA SEA 470
790 :整理番号774 (オッペケ Srfb-LrI4)[]:2017/11/26(日) 10:51:35.89 ID:JXBArLF3r - 金も人脈もなかった彼らは小さなプロダクションをパートナーとして選んだ
独自の哲学で5人から絶大な信頼を集める男…阪上正敏 LUNA SEAは独自の美学を実践しシーンにワンアンドオンリーなバンドとして認識されていった 衝撃的な終幕からはや4年… いまだに色褪せないLUNA SEAが歩んだその方法論を解き明かすべく 阪上正敏氏に話しをきいた
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792 :整理番号774 (オッペケ Srfb-LrI4)[]:2017/11/26(日) 11:08:01.72 ID:JXBArLF3r - インディーズにいる若手のバンドにアドバイスする事は何もない
LUNA SEAの歩んだ道にヒントは散りばめられてる いつどうやってメジャーに行くか それにはどんなスキルが必要か LUNA SEAのメンバー5人はそういう事を既に知っていた 10代の若者が既に知っていたんだよ これには僕も驚いた LUNA SEAは楽曲をセルフプロデュースしているが LUNA SEAに関わる全方位に対してセルフプロデュースをしていた メディア戦略しかりライブ会場から客席の配置まで あそこまで隅々までセルフプロデュースをしているバンドは業界広しといえどLUNA SEAだけだ
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794 :整理番号774 (オッペケ Srfb-LrI4)[]:2017/11/26(日) 11:25:12.63 ID:JXBArLF3r - 私がプロダクションを設立したのはやりたい仕事がなかったから(笑)
妻の父親が長良グループの会長という事もあり その縁でこの業界に足を踏み入れた 野心はまったくなかった(笑) ただそこが良かったのかも知れない 私は全能の存在としてまるで救世主であるかのように 彼らを口説いたわけでもないし LUNA SEAのliveを見て彼らと仕事をしたいと思い その気持ちに正直に正しく伝えただけだ LUNA SEAは野心を隠そうとしなかったし とにかく主導権はあくまでもLUNA SEAにあり 僕はそれに対してサポートし責任を負うって立場だったから これが野心溢れるプロダクションだったら上手くいかなかったと思う
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795 :整理番号774 (オッペケ Srfb-LrI4)[]:2017/11/26(日) 11:42:01.61 ID:JXBArLF3r - 彼らは物事を進める事に対してとても慎重だった
レコード会社選びでも 通常だと契約金が一番高いレーベルに行くのが当たり前だ これは未来においても変わらないだろう 契約金がそのままレーベルの業界内での影響力を表すものなのだから 特にLUNA SEAは十数社のレーベルから話しがきていた その中には新人として破格の条件を提示してきたレーベルもあった だが彼らが選んだのはその中でも一番の低条件だった 僕と同じように設立して間もないレコード会社 MCAビクターだった
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796 :整理番号774 (オッペケ Srfb-LrI4)[]:2017/11/26(日) 12:09:51.87 ID:JXBArLF3r - 阪上正敏氏からの紹介で当時弱小レコード会社だったMCAビクター(現ユニバーサルJ)でLUNA SEA担当だった牧美幸氏に話しを伺った
LUNA SEAはビジョンが明確でしたね たから僕も最初から本音で話しができた 牧さんと一緒にやる事で何が出来るのか? 牧さんは僕らと何がしたいのか? 所謂ビジネステイクな話し合いではなくて 彼らは最初から弱小レコード会社相手でも本音で話してくれた だから彼らのliveを見てスカウトしたわけだけど その最初の話し合いで心を鷲掴みにされましたね もう絶対彼らと仕事をしたいと思ったんだけど 彼らの未来を思えば大手に行ったほうがいいんではと思ったりもしましたね その位5人の人間的魅力にひかれましたね
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798 :整理番号774 (オッペケ Srfb-LrI4)[]:2017/11/26(日) 12:32:02.76 ID:JXBArLF3r - うちの社長も同席するようになって何度目かの話し合いの席で
うちが出せる契約金は最大限これだけで メディア戦略に対する実状も話しました メディアの美味しい枠は大手に独占されている現状や 大手とは桁が一桁も違う契約金を彼らに提示するのは心苦しくもありました それでも僕らは貴方達と仕事がしたいと言ったんです 一瞬の間があり彼らが 「いいじゃん面白そうで」 「金目的なら最初から大手に行ってるよ」 そして 「俺たちがその独占枠を崩してやるよ」 「こちらこそ宜しくお願いします」 彼らを絶対に成功させようと心に誓いましたね
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799 :整理番号774 (オッペケ Srfb-LrI4)[]:2017/11/26(日) 12:41:05.79 ID:JXBArLF3r - 終幕して4年たった今になって思うんですど
彼らはバンドで成功する為に必要な事をあの当時から知っていたんですよね 若く野心溢れたバンドが成功する為には信頼関係の構築がとても重要なんですよ プロダクション、レコード会社、ファン、ステージスタッフから理解され信頼されて サポートしてくれていると感じれるからこそ 勇気をもってリスクを負えるんです それが最終的に大きな実りをもたらすんですよ
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801 :整理番号774 (オッペケ Srfb-LrI4)[sage]:2017/11/26(日) 13:35:19.00 ID:JXBArLF3r - 阪上、牧の両氏ともLUNA SEAの魅力は観るものを虜にしてきたそのliveにあると公言している
そしてLUNA SEAのliveを裏から支えてきたのがバックステージプロジェクトの杉本圭司氏だ 杉本氏とLUNA SEAの関係は阪上、牧両氏とも古い 杉本氏が見たLUNA SEAとは
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803 :整理番号774 (オッペケ Srfb-LrI4)[]:2017/11/26(日) 13:58:46.08 ID:JXBArLF3r - LUNA SEAと出会ったのはまだ会社が地方のアマチュアイベンターに過ぎない頃ですね
彼らもまだ結成して2年目とかその位の時期で 初見のliveで成功するだろうと思いましたね その位のインパクトがありましたし 彼らはチャレンジ精神が旺盛だったのもありますし 何かを変える勇気が備わっていました ドレスコードの概念がない時代に黒服限定GIGを開催したりと ファンとの信頼関係がないとそんな事は思いつかないですから
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805 :整理番号774 (オッペケ Srfb-LrI4)[]:2017/11/26(日) 14:11:58.85 ID:JXBArLF3r - メジャー進出にも心配はなかったですね
ロックシーンのリスナーは変化を好むんですよ 新しいものを見たがるし若いバンドは常に興味深い 若い女性が黄色い歓声をあげる事はとても下らない事かも知れない だが彼らには本物の魂が宿っていた だからこそ僕は彼らにかけた 峠をこえたアーティストとの仕事を打ち切ってシビアな判断をした葛藤はあった だが日本に新しいロックシーンを作る為には避けては通れないプロセスだった たまたま新しい才能溢れる世代があの時代に居たわけではない LUNA SEAのような才能があり野心ある若手バンドは今の時代にもいるはずだ
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807 :整理番号774 (オッペケ Srfb-LrI4)[]:2017/11/26(日) 14:22:09.02 ID:JXBArLF3r - LUNA SEAが代表格となるロックシーンは形勢された
しかしLUNA SEAに匹敵するバンドは現れてはいない 確かにLUNA SEAには明確な意思、ビジョンがあり美学があった LUNA SEAのようなバンドが現れない現実を音楽業界は深刻に捉えるべきだ 伝統や慣習、常識が支配され ライブやレコーディング、メディア戦略は常に同じやり方が踏襲されている だが何かを変えたいと思っている人間も確かに存在する LUNA SEAに関わったすべての人達が 何かを変えたいとLUNA SEAに引き寄せられたように
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