- 親父のベンチャーが内部から奪われた話
1 :犬[]:2011/05/01(日) 11:22:38.63 ID:g8gAKjtG0 - 1996年に某国立大学情報処理系の教授である親父が
研究から生まれたソフトを売る販売代理店を起業してたんです 当時は大学初ベンチャーブームのまっさかりでしたし 人間関係とか、複雑なので順を追って説明したいと思います
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2 :犬[]:2011/05/01(日) 11:28:45.50 ID:g8gAKjtG0 - 簡単な流れは、
1. 出遅れた学生達の卒論作成のために研究室の延長として会社を設立。 2. 当時は公務員の兼業がNGなので代理人を代表に。 3. ソフトウエアの販売利益がドカーンと出ると、学生達が篭城。 4. 契約にある高額な著作権料の不払い発生 5. 問題追求を始めると、学生社員一斉辞職 → 親父一人だけの無人会社に 6. 過去から続く業務研究活動継続のため、お客に迷惑をかけないため、自身の活動拠点を手放す
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3 :犬[]:2011/05/01(日) 11:35:14.77 ID:g8gAKjtG0 - 7. 学生社員を扇動していたのは代理元代表
8. 会社をのっとられ、単身となって活動を再開した親父 9. 大学退官、収入なし、資金・人的サポート一切なし → 過密スケジュール 10. 過労 → 脳内出血 11. 俺が代理人として、親父の一人株式会社の維持 12. 調べていくと、のっとられた会社より違反・違法行為多数発見 13. 親父の代理人として株主総会に出席したり、契約とかやってたけど、突然拒否される。 14. 著作権の無断使用の調査のため、お客に接触 15. お客から彼らに通達 16. 彼らから訴訟される → 4000万の損害賠償払え 17. 親父寝たきり要介護状態の人生お先真っ暗。
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4 :名無しさん@どっと混む[]:2011/05/01(日) 11:41:04.04 ID:g8gAKjtG0 - 善意で立ち上げた会社を、まさか自身の弟子達によって奪われ、
様々な財産・権利の侵害を受け、それどころか自身が何十年もかけて 作成したソフトはおろか、経歴まですりかえられ、彼らのものとされています。 親父は昏睡から目覚めたとき「訴えてくれ、悔しい」と涙を流して懇願してきました。 なんか正直者、正義は勝てない時代なのかねえ・・・
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5 :名無しさん@どっと混む[]:2011/05/01(日) 11:50:33.08 ID:g8gAKjtG0 - ちなみにそのベンチャー
地元では大学発の優良ベンチャーということで案外有名 現在代表となっている、俺と仲のよかった奴が広報しまくりんぐで、 まあ知名度は高い しかしまあ、大学教授発が大学生発にいつのまにかすりかえられて・・・ 親父は無念の連続でした
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8 :名無しさん@どっと混む[]:2011/05/01(日) 16:23:12.53 ID:g8gAKjtG0 - >4
親父の同僚の方何名かが、協力してくれてます 企業にいる研究者仲間はやっぱ、手に職あるので怖がってますね
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9 :名無しさん@どっと混む[]:2011/05/01(日) 16:27:19.96 ID:g8gAKjtG0 - ソフトウエアが生み出す利権に目が眩んだ学生&助手が
代理元代表と手を組んで、著作権の強奪、使用料の不払い、 元々親父の退官後の活動拠点として設立した会社を食い物にしたわけです 問題は父は版権の半分を助手に与えていたんです なんでもアカデミックの世界に入ってきたばかりで学位も何も ないプログラマーの助手を不憫に思って、自分の権利を分け与えたんですよ そこが謀反の起因かな、と思ったり。
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10 :名無しさん@どっと混む[]:2011/05/01(日) 16:31:40.40 ID:g8gAKjtG0 - 親父は生粋の研究者で人工知能の研究をしていた過程で、
人間の思考パターンを模したソフトウエアを作ったんです 数個の公式を入力すると、その可能性のある解全てを表示するんです ここが普通のソフトと違うところで、答えが一つだけじゃないんですよ このソフトウエアはルールベースエンジンと呼ばれてます 医療や物流、設計、建築、いろんな物事に使用できるマルチソフトです
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