- 【勉強会】The QABALISTIC TAROT【+雑談】Part6©2ch.net
35 :名無しさん@占い修業中[]:2016/12/30(金) 06:59:37.63 ID:/yIVgxPP - 「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 142) --- Yod-Fire is the motive principle (what Fabre d’Olivet called the "intellectual volative principle"). 「ヨッド」−「火」は、原動力となる原則である(ファーブル・ドリヴェ氏が「知的で 不安定な原則」と呼んだもの)。 It is that on which consciousness acts. それは、「意識」が行動しているものの上にあるものである。 --- ここまで --- 「volative」は、おそらく「volatile/不安定」の誤記です。 この「volatile/不安定」の反対語は、「Fixed/安定」ですので、おそらくこれは、 「火」と「水」の関係性を表すものだと思われます。 ファーブル・ドリヴェ氏(Antoine Fabre d'Olivet, 1767-1825)は、フランスのオカルト系 作家であり、ヘブライ語の研究により、後の魔術カバラに大きな影響を与えています。 さて、「意識」すなわち「水」は、それだけでは活動できないので、作動させるためには、 外部から何らかのエネルギーを供給する必要があります。 自然界においては、そのエネルギー源は「太陽光」であり、これが「火」に相当します。 つまり、「火」=「Activating/活動的」のエネルギーを、一度「水」=「Formative/ 形成的」に移して、「空気(水蒸気)」=「Balancing/平衡」の状態に移行させることで、 「意識」である「水」が循環的に作動するというメカニズムになっているわけです。 まあ、こういう高次の世界の話を、単純な文章で例えるのは、ちょっとややこしいのですが、 そういうようなイメージがある、ということです。 そういう意味でも、ある程度の哲学や科学の経験値が無いと、うわべだけの理解に終わって しまうので、オカルトを学びたい人は、一般的な学問の勉強も、きちんとしておいてほしい なぁ、と思うわけなのでした。
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