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280 ：こんな名無しでは、どうしようもないよ。 (ﾜｯﾁｮｲWW 6dea-y3RV)[sage]：2017/04/21(金) 20:54:26.32 ID:jnoNkNSA0 - >>65
【スーパーバレリーナとオリエンタルアート】
【2011年日本ダービー】
ｻﾞｰｻﾞｰ
ﾊﾞｼｬﾊﾞｼｬ
アート「いやねぇすっごい雨だわ。ひどい不良馬場…せっかくの晴れ舞台だし良馬場でやらせてあげたかったのだけれど…こればかりは仕方ないわね」ﾊﾌﾝ
アート「…ていうかこんな大事なレースなのにあのヒトはどこへ行ったのよ全く！本当にちゃらんぽらん！」ﾌﾟﾝｽｺ
～～～
ステゴ「うっひょーさっすが東京優駿。その辺のGⅠよりレベルのたけー牝馬がたくさん見に来てるじゃねーの(*ﾟ∀ﾟ)」ﾎｸﾎｸ
ステゴ「まあ一番望むのは２着だが、これでオルフェのヤローが勝ったら俺様の産駒っつーことで俺の評判は鰻登り、ここのレベルたけー奥様方ともワンチャンあるってわけだ。悪くねぇな」ｷｮﾛｷｮﾛ
？？？「う～んここどこ～？広すぎて全然わからないよ～～」ｵﾛｵﾛ
ステゴ「おっ、さっそくおのぼりっぽそうな牝馬発見！やさーしく声をかけて案内してやりゃああいうのはイチコロよ」ﾌﾋﾋ
？？？「このままじゃ約束の時間に遅れちゃうわ～…関係者席ってどこから入るのかしら～？」
ステゴ「よぉーそこの奥さん、お困りですかぁ？現役でも種牡馬でも死ぬほど来た府中は俺の庭みたいなもんだ、スマートに案内してやるぜコノヤロー」
？？？「本当？助かるわ～！ここ２回目なんだけど広すぎて全くどこに何があるか分からなくて～…案内してくれるなら助か……………ん？」
ステゴ「…んっ？アレッ、おめーどっかで見たような…」
？？？「………もしかして、ステイ君？」
ステゴ「俺を知ってるっつーことは………あーーー思い出した！！オメーあれか！うちの厩舎にいた同期のバレリーナか！！」
スパバレ「あ～やっぱりステイ君かぁ～！すごーい14年ぶりくらいかしら？全然変わってないわね～」
ステゴ「へっ、そうだろそうだろ。俺様はずっと若々しいままだからなコノヤロー」
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281 ：こんな名無しでは、どうしようもないよ。 (ﾜｯﾁｮｲWW 6dea-y3RV)[sage]：2017/04/21(金) 22:05:10.11 ID:jnoNkNSA0 - スパバレ「ガキ臭くでガサツでちっちゃいのがその年まで変わってないってある意味すごいわ～(´∀｀*)」
ステゴ「うるせーわちっちゃいって言うなバーロー！！バカにすんなよてめー、俺ァなぁ、今日のダービーの一番人気の父親だぞてめぇコノヤロー！！(￣^￣)」ﾌﾝｯ
スパバレ「あ、あの金色の子ね？知ってるわよ～、あの気が触れてそうな目付きとかそっくりだと思ってたのー。ステイ君ほどじゃないけどちっちゃいしねぇ～」
ステゴ「てめぇちょいちょい失礼だなコノヤロー！！つーかてめぇは何でこんなとこフラフラしてんだバーロー、何の用があるっつーんだよ」
スパバレ「そりゃあ勿論、産駒の応援よ～」
ステゴ「あー？何だ未勝利か500万下でも出んのかコノヤロー？んなのでわざわざ現地来てたらキリが」
スパバレ「もー違うわよ～。わざわざ来るんだからダービーに決まってるでしょダービー！こんな大きなレース初めてだから緊張しちゃって～…」
ステゴ「あん？現役時代未勝利も勝てなかったてめぇの子がダービーだぁ？ギャッハッハッハ、冗談よせっつーの！あ、あれか！抽選滑り込み！(´∀｀*)ﾉｼ」
スパバレ「もーバカにして～。馬柱の血統見てないのー？ほらここ見てよ～」ﾁｮｲﾁｮｲ
ステゴ「……ウインバリアシオン、父ハーツクライ、母…スーパー…バレリーナ…マジだ、しかも前哨戦勝ってやがる…(,,・д・)」
スパバレ「ねー？君の子とっても強いけど、バリちゃんだって強いんだからね～？」
ステゴ「ケッ、でも十番人気とかじゃねーかよコノヤロー。敵じゃねーなぁ。２着取るのはうちのガキだぜコノヤロー」
スパバレ「種牡馬になってもその謎の２着主義続けてるのね～。バカみた～い(´∀｀*)」ｳﾌﾌ
ステゴ「その菩薩面でなんつーこと言いやがんだてめぇは！(;´д｀)」
スパバレ「そういえばステイ君、あの金色の子はもしかして例の三冠馬君なのかな～？」
ステゴ「あ？例のって何だよ」
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282 ：こんな名無しでは、どうしようもないよ。 (ﾜｯﾁｮｲWW 6dea-y3RV)[sage]：2017/04/21(金) 22:56:29.36 ID:jnoNkNSA0 - スパバレ「ほら私たちがまだ3歳で君が未勝利抜けたばかりの時に
『俺はGⅠ馬になって種牡馬になってイイ牝馬とたくさんやってなぁ、お前よりずっと美牝で優しくて気が利いて俺のこと立ててくれる良妻賢母な年下のオンナとの間に三冠馬作るからな！ 
その時になって嫁にしてくれっつったっておっせーからな！(°Д°#)』
って言ってたじゃな～い」（※過去スレ16参照）
ステゴ「よく覚えてんなそんな大昔のこと！ま、まーそうだな、や、優しくて気が利いて、りょ、良妻…お、おう、良妻、賢母…っぽい、年下のオンナと宣言通り三冠馬（予定）作ってやったぜ！( `・д・´)」
スパバレ「そうなの～。じゃあ私も約束守れたわね～(‘∀‘ )」
ステゴ「あ？何だっけそれ」
スパバレ「もー忘れっぽいんだからー。あの時私
『じゃあ私はステゴ君よりずっと優しくてずっとイケメンでちっちゃくなくて背が高くて努力家で良血でとっても強くて子供のこと何より大切にしてくれる年下の旦那との間にとっても強い子産んで、その三冠馬君と一緒に走らせるわ～』
って言ったじゃないのよ～」
ステゴ「いや一字一句覚えてるオメーがコエーわ！！てか、ハーツの野郎がその条件当てはまってんのか？アイツ俺と大差ねー暴れ馬の印象しかねーぞ」
スパバレ「ハーツ君優しいよ～？誠実だし努力家だし、初年度だから不慣れながらに一生懸命ですっごく可愛いの～。宣言通りステゴ君よりずっと優しくてずっとイケメンでちっちゃくなくて背が高いしねー？」ｳﾌﾌ
ステゴ「かーっ、随分と牙が折れちまってるみてーだなコノヤロー。オンナに下手に出るなんて情けねぇ、オトコなら亭主関白1択だろーがよバカヤロー」
スパバレ「そういえばそんなこと言ってたわね～。ステイ君亭主関白なの？相手さんは立ててくれるの～？」
ステゴ「あっ、あったりめぇだろーがコノヤロー！！一番偉いのは俺だぞ！？家長だぞ！？い、いいいつも俺の３歩後ろをついてきてだなぁ、俺の言うことをそりゃあよく聞いて、金の管理も産駒の教育も俺に任せて見守っ」
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283 ：こんな名無しでは、どうしようもないよ。 (ﾜｯﾁｮｲWW 6dea-y3RV)[sage]：2017/04/21(金) 22:59:44.70 ID:jnoNkNSA0 - アート「あなた」
ステゴ「」
アート「誰が一番偉いって？」
ステゴ「あああああアート！？てめ、いつから……い、いや、あのな、ちげえって、これはだな」
アート「養育費と食費を全部２着固定馬券にぶち込んで全部ぶっ飛ばしたロクデナシが一体どうお金の管理をするというのかしら？」ﾆｺﾆｺ
ステゴ「いやーあのーホラ、アレだよ、言葉の綾っつーかなんつーか…な？」
アート「フラフラして散財して２着連呼して一体どう産駒の教育を施すというのかしら？？」ﾆｺﾆｺ
ステゴ「すいまっせぇーん！！ちょっと昔馴染みに会って調子こいたっつーかぁ、見栄張りましたァー！すいまっせぇーん！！」
アート「まぁ、３歩後ろをついていくというのは間違っていないけれど…」
ステゴ「えええええええ！？」
アート「何で驚くのよ(＃‘∀‘)」
スパバレ「あら～？もしかしてあなたがステイ君の良妻賢母さんですか～？」
アート「えっ？あらあらこれは見苦しいところを…りょ、良妻賢母だなんてそんな言い過ぎですよ///」
ステゴ「ほんとにな｣ﾎﾞｿｯ
アート｢聞こえてるんだけど？｣
ステゴ「小鳥の囀ずりかなー？(;´ﾟзﾟ)～♪｣ﾋﾟｭｰﾋﾟｭｰ
スパバレ「私、大昔にステイ君と同期の同厩だったスーパーバレリーナと言います～。ダービーに子供がでますので、どうかお手柔らかに～(*_ _)｣ﾍﾟｺﾘ
アート「あらあらそんなご丁寧に。ステイゴールドの妻のオリエンタルアートと言います、今日はよろしくお願いしますね」
ステゴ「なんかオンナ二頭で勝手に打ち解け出しやがったぞコノヤロー」
スパバレ「あのーところで、関係者席ってどこですか～？そこでハーツ君と待ち合わせしているのだけど、広すぎて入り口分からなくて～…｣
アート「ああ、それなら私もそこに戻りますから一緒に行きましょう！そういえば、そわそわして誰か待ってる若いイケメンが居て牝馬の視線集めてたけど…あの馬？」
スパバレ「あ、絶対その馬だと思うわ～。ありがとうございます、助かります～｣
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284 ：こんな名無しでは、どうしようもないよ。 (ﾜｯﾁｮｲWW 6dea-y3RV)[sage]：2017/04/21(金) 23:04:54.81 ID:jnoNkNSA0 - アート「いえいえ。あっそうだ、レースが終わったらお茶でもしませんか？このヒトの昔のマヌケな話、とっても興味があるんです」ﾆｺﾆｺ
ステゴ「おいこらアート！何でマヌケ前提なんだコノヤロー！(＃ﾟ皿ﾟ)ﾉｼ」
スパバレ「いいですよ～。私もステイ君がどんなマヌケな父親になったのかとっても興味があって、ぜひお話聞いてみたいです～｣
ステゴ「だっから！！何でマヌケ前提なんだよコノヤロー！！( ;ﾟ皿ﾟ)ﾉｼ」
アート「夫の愚痴とか色々溜まってるだろうし、繁殖牝馬同士こういうお話一回してみたかったんです」
ステゴ「それ夫の目の前で言う！？Σ( ﾟДﾟ)」
スパバレ「私は愚痴なんてありませんよ～？私には勿体無さすぎるいい旦那さんですから…だからアートさんのお話いっぱい聞きますよ～。ステイ君なら死ぬほど話すことありそうですもんね～」
ステゴ「いやどーいう意味だコノヤロー！！」
アート「あらあら素敵な旦那さんで羨ましいですわ。ほんと、地獄のようにありますから…」
ステゴ「地獄のようにあるの！？ちょっとは話して！？俺に！！！」
アート「あなた」
ステゴ「はひ」
アート「私の分とバレリーナさんの分と飲み物買ってきてちょうだい。あと何か軽食ね、よろしく」ﾁｬﾘﾝ
ステゴ「はぁ！？なんっで俺が行かなきゃなんねーんだよコノヤロー！」
アート「私は案内しなきゃいけないんだからそれが効率いいでしょう。お釣りは持ってって良いから」
ステゴ「いやこれオメーきっちり釣り銭出ねーような金額用意してんじゃねーかコノヤロー！！」
アート「で？」
ステゴ「行きまふ」
アート「ならよし。じゃあ行きましょうかバレリーナさん。旦那さんきっと待ち惚けよー？」
スパバレ「ありがとうございます～。待たせちゃったなぁ～…でもきっと今来たとこですからーとか、言っちゃうんだろうなぁハーツ君は…｣
ステゴ「行きゃいんだろ行きゃあ！バレリーナぁ！てめ、変なこと話したら承知しねーかんなコノヤロー！！」
スパバレ「大丈夫よ～。ステイ君の見に覚えのあることは軒並み言っておくから～｣
ステゴ「何がどう大丈夫なの！？( ；∀；)」
アート「あなた」
ステゴ「行ってきまふ」
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