- 【月9】リッチマン、プアウーマン part8
145 :名無しさんは見た!@放送中は実況板で[sage]:2012/08/28(火) 12:56:32.80 ID:RcDow49y0 - 初めてまともに名前呼ばれた安岡、叱責モードでカワイソス。
なんて返したの? セリフ聞き取れないんだけど。
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153 :名無しさんは見た!@放送中は実況板で[sage]:2012/08/28(火) 13:28:43.16 ID:RcDow49y0 - >>151
なるほど。サンクス。 ちなみに、誰かが質問してたバイク、車種はヤマハのYZF-R1と思われ。 国産屈指のスポーツバイク。めちゃ速い。 ただ、あんなカラーリングはないけど。 マットブラックとか危なくて夜乗れない。
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240 :名無しさんは見た!@放送中は実況板で[sage]:2012/08/28(火) 22:00:07.55 ID:RcDow49y0 - Next Innovationで築き上げた全てを失ってからさらに9年後、米国に渡った日向はゼロベースで事業を再構築、洗練度と効率性を研ぎ澄ました無国籍少数精鋭組織を指揮して記録的短期間での株式公開を達成。
日本に設立した子会社も本日、株式を上場。 その記念パーティ会場にて、司会の紹介を受けて足早に壇上へ向かう安岡代表取締役。 ハイテンションな挨拶で会場の雰囲気を和ませた後に、米国親会社CEOを務める日向が多忙極まるスケジュールの合間を縫って、新規事業発表のために会場へ来ている旨を告げる安岡。どよめく会場。
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241 :名無しさんは見た!@放送中は実況板で[sage]:2012/08/28(火) 22:01:09.25 ID:RcDow49y0 - 前菜をつまみ食いしていた日向に突然、スポットライトが当たる。
驚きながら急いでチーズを飲み下し、おもむろに壇上へ飛び上がる日向。 小声で安岡と二言三言交わす。 日向「良い演説だった。日本支社長の... えーっと... 君は...」 安岡「頼みますよ、もう。最近ただでさえ滅多に会えないんだから」 ブランドネクタイの裏に刺繍された名字を見せる安岡。 苦笑しながらマイクを受け取る日向。 静寂に包まれる会場。
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244 :名無しさんは見た!@放送中は実況板で[sage]:2012/08/28(火) 22:08:26.18 ID:RcDow49y0 - 日向「日本の食い物はやはり美味いな。これだけでも帰ってきた価値がある。」
会場に小さな笑いが起こる。 日向「さて、長い演説は、どこの国に行っても歓迎されないらしい。だから手短にいこう。当社はこのたび、国連加盟国のパーソナルファイル構築という国際プロジェクトの統括・推進会社として指名を受けました」 数瞬の後に、歓声と拍手に包まれる会場。 日向「僕はこの国で生まれ、起業家として最初の一歩を踏み出した。 もちろん成功ばかりじゃない。苦い経験もあったが...日本での8年間があったからいまの僕と会社がある。 その特別な思い入れがあるこの国で、前人未到の事業への第一歩を踏み出せることに…僕はとても興奮している。 今日は楽しんでいって欲しい。以上です」
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246 :名無しさんは見た!@放送中は実況板で[sage]:2012/08/28(火) 22:16:14.06 ID:RcDow49y0 - スピーチを終えた日向の周りに、一言だけでも挨拶をしようと人だかりが生まれる。
その横でテキパキと名刺を受取り、人の波をさばく社長秘書、真琴の姿。 銀髪が混ざった髪を後ろに撫でつけた壮年の紳士が、杖をつきながら人ごみに近付く。 朝比奈「片手で申し訳ない。古傷が痛むんだ。」 苦み走った笑みで杖を示しながら差し出される名刺。 そこに刻まれた名を見て、真琴の手が止まる。 朝比奈「JIテック取締役の朝比奈です。」 日向の反応を探るように、無表情に告げる朝比奈。
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248 :名無しさんは見た!@放送中は実況板で[sage]:2012/08/28(火) 22:21:17.32 ID:RcDow49y0 - 日向「あぁ、そういえば、パーソナルファイル事業日本支部の事務局にそんな名前の会社があったな。まだ潰れてなかったのか。よろしく頼むよ。」
Next Innovationは長期に渡る株価低迷の後に上場廃止を余儀なくされ、いったんはJIテック子会社となったものの 主要な人材と事業を親会社に吸収され、解体されていた。 それでも朝比奈が親会社取締役の座を勝ち得たのは、ビジネスパーソンとしての彼持ち前のスキルとしたたかさによるが、 その顔には年齢に似つかわしくない皺と疲労感が刻まれている。 朝比奈「...わざとにしては嫌味過ぎるぞ、徹。余りいたぶらないでくれ。久しぶりだな」 真琴「朝比奈さんですよ、社長」 日向「アサヒナ...? 僕はどこかで君に会ったことがあるのか?」 本当に覚えていない夫の様子を察して、はっとする真琴。 表情を失った朝比奈の身体が、人の波に飲み込まれていく。 >>247 相続税の勉強を必死にやってるアラタ、想像萌え。
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254 :名無しさんは見た!@放送中は実況板で[sage]:2012/08/28(火) 22:28:40.62 ID:RcDow49y0 - パーティ会場となったホテル、屋上への通用口への鉄扉がきしむ。
少しだけ開いた隙間に差し込まれる杖。重い扉にてこずりながら、身体をねじ込むようにして外へ出る人影。 前日から降り続く雨が、あっという間に彼のスーツを濡らす。 「これが報いだとしたら...ちょっと残酷過ぎないか、徹。いや、お前はいつだってそうだったな...」 自嘲気味に呟きながら、前方の高層オフィスビルの明かりへ足を進める。 口元に浮かぶシニカルな微笑は、この9年の間にもはや彼の表情の一部となっている。 濡れた音を立てて地面に転がる杖。 朝比奈の耳に響くのは、虚ろな風の音。 朝比奈「徹...」 その声が彼のどこから発せられたものなのか、彼自身もうわからない。
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256 :名無しさんは見た!@放送中は実況板で[sage]:2012/08/28(火) 22:30:56.51 ID:RcDow49y0 - 会場を取り仕切る耀子のインカムに、警備員から報告が入る。
雑音に混じって伝わるのはホテル客を誘導する警備員の笛の音と、 救急車のサイレン。 耀子「わかった。招待客の目に付かないように、速やかな対応を。それから、主催企業側には...絶対に報告しないで」 自制心を振り絞りながらインカムにそれだけを辛うじて告げた耀子の目に、 人ごみをかき分けながら子犬のように接近してくる真琴の姿が映る。 耀子「やるわよ、兄さん。仕事だから...」 舌打ちしながら呟く耀子。 真琴「え? なんですか? ってゆーか、この料理凄くないですか!? こんな綺麗で美味しいの、世界中どこ行っても食べたことないですよ!!」 耀子「有り難う。旦那に伝えとくわ。粗暴な容貌に似合わず繊細なの作るから、アイツ」 以上、最終回エンディング予想、終。
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