- Netflixで見られる海外番組について語るスレワッチョイ53
815 :奥さまは名無しさん (ササクッテロ Spcd-BwNC)[sage]:2018/12/10(月) 15:13:04.10 ID:U89aC71qp - ネットフリックスは、最初のオリジナル・コンテンツである「ハウス・オブ・カード」で殴り込みをかけるとき、
米国ではほとんど知られていないこの英国ドラマが、自社のプラットフォームでは非常に健闘していること、デビッド・フィンチャー、ケビン・スペイシー、ロビン・ライトらが視聴者のあいだで人気があることを知っていた。 さらに視聴者が政治ドラマに熱心なこともわかっていた。 これをべン図に描けば、これら3要素が重なる「ハウス・オブ・カード」の成功は約束されているようなものだった。 しかし同時に、この濃密で多層的なストーリーが限られた尺のパイロット版にうまく収まらないことも理解していたので、彼らは最初から番組全編のために小切手を切った。
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816 :奥さまは名無しさん (ササクッテロ Spcd-BwNC)[sage]:2018/12/10(月) 15:13:40.43 ID:U89aC71qp - 同社のジョナサン・フリードランドCCO〔最高コミュニケーション責任者〕は『ニューヨーク・タイムズ』紙に次のように語った。
「私たちは消費者とのあいだに直接の関係を築けているので、視聴者が何を見たがっているかがわかるし、特定の番組にどの程度の関心が寄せられるかもわかる。 それがあるから、『ハウス・オブ・カード』のような番組を見てくれる視聴者が存在するという確信を持つこともできるのです」 ネットフリックスがユーザー情報を熱心に収集していることは誰もが知っている。同社は毎日、数百万、数千万のユーザーのタッチポイント〔企業やブランドと消費者との接点〕(動画だから「プレイボタン」だろうか)を観察している。 ユーザー評価レーティング、検索行動、居住地情報、視聴時間、利用デバイス情報、ソーシャルメディアへのフィードバックなどは当然として、番組のどこで一時停止ボタンを押したか、巻き戻したか、早送りしたかなどもそこに含まれる。 そのプログラムを観る前に何を観たか、観た後で次に何を観たか、5分で観るのをやめたプログラムは何か、といったこともわかっている。
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817 :奥さまは名無しさん (ササクッテロ Spcd-BwNC)[sage]:2018/12/10(月) 15:14:05.46 ID:U89aC71qp - また、提供するすべてのプログラムに、暴力レベル、物語の舞台、時代設定、登場人物たちの職業までを指定した100を超えるタグが付けられている。
「サブスクリプション・サービスは実に素晴らしい」と語るのは、ネットフリックスのプロダクト担当副社長のトッド・イェリンだ。彼は『ガーディアン』紙にこう語っている。 「わが社はもう宣伝とは縁を切りました。視聴率にあまり影響しませんから。純粋な人気だけで成功を測れた時代は終わりました。 それでは個人の思いがけない行動や嗜好が読めないのです。われわれはあらゆるデータをロサンゼルスの番組開発チームに渡して、彼らが考えているプログラムと突き合わせることができるようにしました。 ユーザーデータは、そのプログラムを買うかどうか、次のシーズンも続けるかどうかを決める上で重要な判断材料になりますからね。伝統的なテレビネットワークもケーブルネットワークも、われわれのような情報は持っていません」 ネットフリックスにはテストオーディエンスもレーティングカードも必要ない。 いまもネットフリックスは、成功も失敗もあるクリエイティブな業界で他社と競っているが、ネットワークテレビが絶対に持っていない“巨大な脳”を持っている。 サブスクリプション・サービスにおいては、必要なすべてのインサイトが自社のシステムの中に存在しているのである。
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