- 【文化欠落】名古屋への旅42【奇食】
262 :列島縦断名無しさん[sage]:2018/07/11(水) 22:42:46.62 ID:eTNAzgP3 - たくさんの子カエルが水たまりで遊んでいました。そこに牛が水を飲みにやってきました。さあ大変です。子カエルたちははじめて牛を見たものですから、
大騒ぎで巣に逃げ帰りました。そして母カエルに早速話しました。 「こんなに大きな山のような生き物を見たよ。すごかったよ。」すると母カエルは「それは牛というもので、たいしたことはないのです。」 しかし子カエル達は大騒ぎで「大きい。でかい。びっくりした。」などと騒いでいるものだから、母カエルは不機嫌になって「牛なんてたいしたことはないのだよ。 わたしがそれ以上になって見せてあげる。」 そして母カエルは息をすい、おなかにため込みました。おなかがぷくっとふくれて少し大きくなりました。 子供たちは馬鹿にしていいました。「何だそんなの。ぜんぜん小さいや。牛はもっと大きかったよ。」すると母カエルはさらに息をのんで、 「お前達が見たものはこのくらいだろう」子カエル達は黙っていません。「そんなんじゃないよ。その千倍くらい大きかったよね。」「そうだ、そうだ。」 大騒ぎです。母カエルも負けてはいません。「こんなものだろう」「いいやもっと大きいよ」「それじゃこんなくらいか」「いいやもっと」 「こんなもんか」「いや・・・」「こんなもんだろう」・・・といった途端、母カエルのおなかが裂けて、その勢いで遠くに飛んでいってしまいました。
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