- 春夏秋冬…京都へ その百七十二
902 :列島縦断名無しさん[]:2017/12/07(木) 23:45:21.04 ID:gtLAgtXy - >>871
しかし、白雉という年号がなかったとすると、それは残念だな。 ぼくはこの年号の由来となるエピソードが好きなのだが。 天皇制ともう一つ、神仏習合は日本の文化を代表するものの一つだ。 本地垂迹というのは非常に興味深い思想だ。 これについて何か書こうと思ったがまとまらないので、またにする。 白洲正子先生の本などを読むと、十一面観音というのも神仏習合と関係があるのだろう。 水の豊かな地方に十一面観音は多く存在する。 南山城・木津、宇陀(室生)、桜井(三輪山、泊瀬=初瀬)、琵琶湖北などに優れた十一面観音が存在する。 清水寺だって観音様だが、たしかに「水」だ。 日本の土着的な神、自然崇拝由来の神と、仏が一緒になると観音様になるというのは面白い。 三輪山の十一面観音(今は聖林寺にいらっしゃいますが)は、いかにも神の威厳を湛えている。 南山城、木津川の流域にも優れた十一面観音が多いが、木津川というのは実際に見ると意外と大きい川だ。 木津川市の所で北に急にくいっと曲がっているがあれはどうしたことか? ちなみに室生の水も木津川に流れ込んでいるんだね。 これにはびっくりした。 今度室生寺へ行ったら、室生龍穴神社を見なければならない。
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