- 北陸・石川県16〜能登金沢加賀 [無断転載禁止]©2ch.net
739 :列島縦断名無しさん[]:2016/06/18(土) 00:42:13.21 ID:fLUfaJIf - 英文学者で、戦後の宰相吉田茂の息子としても知られる吉田健一も、金沢を格別に愛した。東京出身の氏は、雑誌の連載の取材で金沢を訪れた。
金沢の地酒蔵で目にした朱壁をいたく気に入り、また美食の数々にも心を奪われたという。それ以来、亡くなる年まで20年近く冬になると必ず金沢を訪れた。 それらの経験をもとに、『金沢』というストレートなタイトルの小説を記している。 この小説では、自らを投影させたかのような主人公が、金沢に別邸を構え、古美術に親しみながら、ごりやどじょうの蒲焼き、いなだの廉価版といえる棒鰤、 五色生菓子などのさまざまな食に舌鼓を打つさまが、独特の文体で描かれている。 作中では金沢はさながら桃源郷のように描かれており、氏にとってこのまちが不思議な魅力を持っていたと推測される。 また、金沢の旅に同行した観世栄夫のエッセイ『金沢でのこと』によると、吉田氏は数日間の道程で治部やふぐの糠漬け、柚餅子、地酒などを飲食し、賞賛したという。 東京というまちに育ち、おそらく金銭的にも不自由が少なかった作家をここまで魅了した金沢の食の奥深さを感じられる。
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743 :列島縦断名無しさん[]:2016/06/18(土) 01:05:01.75 ID:fLUfaJIf - 吉田健一は明治45年生まれ。吉田茂の長男。子供の頃は外交官であった父といっしょに赴任先であるロンドンや大連に行きイギリス人学校に通っていたらしい。
完璧な英語を身につけ、英文学に詳しくて、文学批評も書くし、食の随筆も書く、小説も書いた人。 吉田健一は昭和35年から亡くなる前年の昭和51年まで毎年冬の時期に金沢を訪れている。 昭和39年の行程がこの本に紹介されていた。宿はつば甚、大友楼やごりや、鶴来の和田屋など料亭を廻って、 九谷の大皿で鯛や岩魚の骨酒を楽しむとともに、福光屋、日栄などの酒蔵を訪問する豪華な旅行だ。毎回1週間から10日間も滞在していたらしい。 金沢の魅力については 金沢と言えば、その名所や名産が色々と頭に浮かんで、確かにあの二つの川で三つに分かれた静かな町は そういう名所や名産がなくても何度行っても飽きない(といふことも、行って見て始めて解ることである)」 と浅の川と犀川というふたつの川が流れる街の佇まいが好みだったようだ。
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751 :列島縦断名無しさん[]:2016/06/18(土) 13:03:02.48 ID:fLUfaJIf - 京都生まれの美食家北大路魯山人や外交官の父に連れられて世界中の美味いもの食いつくした美食家吉田健一が行き着いたのが金沢の食文化。
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754 :列島縦断名無しさん[]:2016/06/18(土) 15:05:43.82 ID:fLUfaJIf - ユーミンは金沢美術工芸大学目指してた頃の学生時代からの超ヘヴィー・リピーター。
初期に金沢を舞台にした花紀行という名曲もある。 単なる雇われ広告塔とはレベルが違うかな。
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755 :列島縦断名無しさん[]:2016/06/18(土) 15:17:27.22 ID:fLUfaJIf - ユーミン以上のヘヴィー・リピーターというと作家の五木寛之か。
金沢在住中に作家デビューして今も頻繁に金沢に来てる。 みんな大金持ちばっかだね。
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756 :列島縦断名無しさん[]:2016/06/18(土) 15:30:05.45 ID:fLUfaJIf - 最近だと中田英寿と本田圭佑か。
本田なんて星稜高校に三年間いただけなのに金沢との縁をやたらアピールしてるねw
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763 :列島縦断名無しさん[]:2016/06/18(土) 15:50:57.98 ID:fLUfaJIf - ガキでかの山上たつひこなんか金沢に移住しちゃった。
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764 :列島縦断名無しさん[]:2016/06/18(土) 15:54:22.02 ID:fLUfaJIf - これだけ県外者の多くの有名人がリピーターになる地方の都市って他にあるんだろうか?
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