- 春夏秋冬…京都へ その百七
628 :カール・シュヴァルツシルト[]:2012/02/18(土) 16:01:43.08 ID:DBDAtPA+O - 私を焼き亡ぼす火は金閣をも焼き亡ぼすだろうという考えは、私をほとんど酔わせたのである。
同じ禍い、同じ不吉な火の運命の下で、金閣と私の住む世界は同一の次元に属することになった。 ・・・・美ということだけを思いつめると、人間はこの世で最も暗黒な思想にしらずしらずぶつかるのである。 人間は多分そういう風に出来ているのである。
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- 春夏秋冬…京都へ その百七
633 :カール・シュヴァルツシルト[]:2012/02/18(土) 18:39:16.36 ID:DBDAtPA+O - あと一月足らずで震災から一年になる。
あの日北野天満宮はあいにく小雨模様だったが、それでもピークを迎えた梅園を楽しみに訪れる人々でごった返していた。 それは平和で幸せな光景だった。はるか東北でおきていた悲劇とはまさに対照的な古都の花春であった。 しかしその夜、京都駅は趣を一変していた。 いつも人が溢れていた新幹線ホームには一人も乗降客がおらず、周辺通路に疲れきった表情で座り込む人々がやたらと目についた。 頻繁に流れるニユース映像からは、もはや関東に向かう交通手段が完全に潰えてしまった事が容易に窺えた。 日本にとって歴史的な大変な一日だったが、私はなんとか無事に京橋駅に辿り着いた。 しかし被害は私の想像を遥かに超える凄まじいものだった。 あの日私は、期せずして歴史の目撃者の一人となってしまったのだ。
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- 春夏秋冬…京都へ その百七
638 :カール・シュヴァルツシルト[]:2012/02/18(土) 20:58:57.93 ID:DBDAtPA+O - 京都市は郊外に広がる豊かな自然が実に魅力的だ。古来、日本の四季は世界で最も美しかった。
国やぶれて山河ありという。美しい大自然は日本そのものだった。 だがあまりにも長く続いた自民党の利益誘導政治のせいで、我々は美しい山河を失い続けてきた。日本そのものを奪われ続けてきたのだ!! 今こそ日本を再生させなければならない。豊かな自然を取り戻さなければならない。 今は、今だけは、長らく開発利権政治に反対してきた民主党にこの国を任せる以外にない。
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