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417 :名無しでGO![sage]:2020/03/28(土) 19:11:02.92 ID:EucSaERL0 - >>389
2000年頃の「貨物スレ]は、無法大荒れの2ちゃんねる鉄道板のなかで、時折、専門的学問的に 優れたRes.が多く現れて、他の記事を是正していたり質問に答えたりしていて、数少ない 信頼が置けるスレのひとつだったが、激しい荒らしでヒッチャカメッチャカになると、それが 鎮まるまでの10日ほどは、優れた大御所たちが出てこなくなるのが常だった。 ATS/ATCなど諸資料がほとんど入手困難で、専門とは遠い国鉄JR広報を通じて、ど素人ばかりの 記者たちの書いた隔靴掻痒・微妙に本質を外して誤導するマスコミ報道を越えた真相を掴むには 設備:ハードと規則に立ち入った情報が必要で、当スレのそれらしき住人に教えを請うことが 続いて、「その話題はこっちでやれ!」と建てられたのが「ATSスレ」、後の「信号スレ」 (信号・標識・保安設備について語るスレ)で、現在までの19年間余で32本〜33本続いている スレだ。中味ではない悪罵荒らしで、優れた大御所たちを追い散らしてしまうのは実に勿体ない から、荒らしは内容の薄い他のスレで存分にやって、今も続く良いスレは大切に維持して貰いたい。 ヲタ的興味は全く結構、無問題だ。人それぞれの興味だから。無内容な貶し合いは止めにして。 そういう趣旨で「論議の基礎」をさらっておくと、遙か昔の卒業で頭から飛んでいた事項が生き 返ってスレ記事がズッと面白くなるので>>390 を補足して項目整理しておく。 住人諸氏&専門家の補足修正大歓迎 (続
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418 :名無しでGO![sage]:2020/03/28(土) 19:12:06.82 ID:EucSaERL0 - ●一般的なバネが力比例(≒枕バネなら重量比例)で撓み、撓み量に比例定数である
「バネ定数K」を掛ければバネの応力Fなのは確か中学理科の内容。バネ力FとしてはKxだ。 ●慣性力の大きさが「質量」で、それが地上(重力加速度9.8kgm/s^2)で受ける地球引力が 「質量kg重=9.8質量N」。質量に加速度運動させると抗力Fを生じ、質量をその比例定数と 定めて、理論解析用の力Fを定義している。ま[N:ニュートン]@MKSA(IS国際単位)系だ。 ●速度というのは位置の時間変化率:Δx/Δt=位置を時間で微分したモノ、 この速度に比例する抗力Fの比例定数を抵抗Rとしておく。 現実の場では摩擦力のように速度には関係しないほぼ一定値とか、 空気抵抗のように速度の2乗3乗比例と言った特性のモノもある。 ●加速度は瞬時速度の時間変化率:ΔV/Δt=速度を時間で微分したモノ、 ということは「加速度αは位置の時間変化率(≡速度)の時間変化率」となる。 ●まず、バネKの上に質量Mが載って、バネ側から基盤路面のデコボコでf(t)という振動を 与えている走行状態でのMの挙動を考える訳だが、いきなりナマのデコボコ・データf(t)で 解析するのはアナログ・コンピュータや、江差線事故解析のような電算機が必要になるんで、 手計算前提だと、一定の段差入力を初期値として与えて系の応答をみる「ステップ応答」と、 面積が1で波高無限大、パルス幅無限小のインパルスを仮定して系の応答を求める 「インディシャル応答」が使われる。実務的にはほとんどがステップ応答だった。 「正弦波応答」は実動作の模擬では使うが、理論解析としては、 一般的な定常状態の解と、ステップ応答の和となるので、敢えて必要ないことが多く、 時折、事故になった、電力投入時の過渡現象の過電圧対策など限られた対象に使われた様だ。(続2)
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419 :名無しでGO![sage]:2020/03/28(土) 19:13:14.62 ID:EucSaERL0 - ●1).抵抗成分Rのない質量Mとバネ定数Kだけでは、構成する微分方程式の解は
「単振動」になる。街の薬局の前に置いてあった「ペコちゃん人形」の頭を 小突くとズッと振動しているあの現象である。式で表せば M(d2x/dt2)+Kx=0 ・・・・・・但し(d2x/dt2)≡加速度α ・・・・・・・・・・・(1)式 ●2).なお、微分項、積分項を含んだ方程式を「微分方程式」とよび、 それを微分項、積文項のない形に変換することを「微分方程式を解く」という。 この辺りは数学教科書には1〜3ページくらいしか載ってないから憶えてない向きが多い。 工業高専や、かっての工高だとさらに微分方程式を機械的に解く「ラプラス変換法」を 詰め込まれていて、時期によりアナログ・コンピュータに定数設定した経験もあるはずだから、 普通高校出よりはずっと深く記憶しているはず。F欄大じゃ千差万別、人による。 ●3).先の式の各項をMで割って変形して (d2x/dt2)+(K/M)x≡(d2x/dt2)+(ω^2)x=0 ・・・・・・・・・・・・・・・(1’)式 共振角周波数 ω=sqrt(K/M)→共振周波数 f= ω=sqrt(K/M)/2π ・・・・(2)式 ●4).抵抗R成分が加わった場合、実用の場では摩擦抵抗など様々だが、ここでは オイルダンパーのような速度比例型抵抗を想定、抗力F=R(dx/dt)=Rvとすると M(d2x/dt2)+R(dx/dt)+Kx=0 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(3)式 (d2x/dt2)+(R/M)(dx/dt)+(K/M)x=0 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(3')式 (3)式は一般に「運動方程式」と呼ばれているもの。 (続3)
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420 :名無しでGO![sage]:2020/03/28(土) 19:14:10.07 ID:EucSaERL0 - ここで(2)式 (K/M)に着目して貰いたい。空気バネでは、バネ上荷重に比例して空気圧を上
げて並行させているから、同じストロークでのバネの反発力が比例して大きく、すなわち K が M比例になり(K/M)が一定に保たれる。荷重に依らず共振周波数がほぼ一定なのだ。 線路状態と運行速度が規定されれば、荷重が変わっても車両の応答周波数は変わらない! これに合わせた振動吸収部「ダンパー」が是非とも欲しい訳である。 荷重でオイルダンパー内のオリフィスが絞られて抗力を増すとか、多段階に切り替えるとか アイディアは様々あるが、実現されて居らず、積-空2段切換に留まって、コキ106/107/200では 空側上端に振動増倍度 Q が4.5倍などという危険な共振ピークを生じて、空コン3個+パレット のみ満載コンテナー2個で、この最大共振状態に近い条件となって大きく揺れ、曲線出口緩和曲線 の捻れなどで限界を超えた輪重抜けとなり脱線!となった。 ●(3)式で、抵抗R の値を次第に増やしていくと、ステップ応答は、単振動→減衰振動→指数減衰 (非振動応答)、と変化してゆき、減衰振動と指数減衰の境界を「臨界制動」状態と呼び、 過渡状態収束の理想状態と考えられるが、更に実用としては、許容振動幅に収まれば良いので、 若干の減衰振動を許容する設定が最適とされている。エアサスのバスが急ブレーキで停まって 1発程度のオーバーシュート振動が見られるのはそうした微かな減衰振動状態に調整されているものだ。 (続4)
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421 :名無しでGO![sage]:2020/03/28(土) 19:15:07.56 ID:EucSaERL0 - 以上の定性的な話の流れを知って、微分方程式の詳細解析計算をするとか、
全体像での検討をする上で有用。参考に、応答振動波形模擬のアナコン写真を示す。 http://jtqsw192.nobody.jp/photo/19640108/dsp_anacon.htm & >>376 参照。 会社の新卒設計技術者訓練としてICオペアンプでアナコンを構成させて演算を試みて、 過渡現象解析の必要性を強く印象付けるのに活用したこともある。∵精密性は要しない。 理学部出(東工大)や通信工学出(電通大)新人を短時日でメカトロ系設計に染め変える 教材としては実に有用で、創業者社長の下、ブラック企業の恣意的なごますり人事を掻き 分けて、開発技術の実力でたちまちに技術係長&課長に昇進していったが、黒字経営下の 大量首切り合理化強行に嫌気が差して競合上位他社にさっさとハンティングされてしまった。 鶴見事故はワラ1型の軽荷重時の激しいピッチング共振で輪重抜けを起こし、曲線出口緩和 曲線部のカント低減部の捩れで限界を超えて脱線、併走する横須賀線電車が停止減速、ここに 対向側の横須賀線電車が突っ込んで対向電車を突き破り死者161名の大惨事となった。 江差線、成田線では単線だったから他を巻き込まない単独事故で済んだが、複線区間も長く、 脱線防止は至上命題だから>>389 は荒すぎる(ww。
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429 :名無しでGO![sage]:2020/03/28(土) 22:08:19.42 ID:EucSaERL0 - >>425 指摘の「ソース」は、元はwikipedia向け草稿記事「アナログ・コンピュータ」項
なんだが、wikipediaに投稿すると「専門書籍の丸写し」というインネンを付けられて審査 となり、元々オリジナル原稿だから当然無実、元ネタなど有るはずも無く、事実無根の言い がかりとなって一旦は記事全面復活。 しかし、記事復活と同時に、「無実を主張する反論の仕方が気に食わない」と wikipediaから永久追放とされ、さらに記事から必要な説明図も著作権問題などと 無根のインネンでかなり削除された。 wikipedia記事は公知内容が絶対原則だから、自作解説図に著作権問題は生じない。 しかし違反として削除された図については、他の人が同趣旨で追加すると 「デッド・コピー」レッテルで削除可能となって、補足追加不能状態になっている。 どうもwikipediaの解説項目を、個人的領地と捉えていての不合理な排除の模様。 この項目は、占拠者たちのおかげで、もう安全な改良の方法がなくなってしまった。 主客が逆だ>>425、双方の「アナログ・コンピュータ」記事を読み比べればどっちがソースかは良く分かる。 内容の修正補足は「マウンティング」じゃないよ。スレの目的・価値に適う本来の記事。>>424 優秀者も多く居る他のセクトとは違って、情報盗み出し、謀略だけは得意だが’それなりの人’ばかり のセクトだってのは良く分かった。学業の自主的勉強会を組織してたのは民青同系だったっけ? 束労∠○工作団も、いよいよ中味の話が出来ないことを露呈だねぇ。
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430 :名無しでGO![sage]:2020/03/28(土) 22:22:09.90 ID:EucSaERL0 - >>427
「ヲタの知識」でマウントされちゃうようなヤワなプロがスレ住人の主流なの??(苦w このスレは、2000年から,大変しっかりしたプロたちが多く出入りしていて 一目も二目も置ける記事が目立ってたよ。>>417 参照。 それが見えないってのは、アマのヲタなんだろうねぇ。
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