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426 :名無しさん祈祷中・・・[]:2017/11/15(水) 01:53:31.19 ID:QnvOvrOd0 - >>406
読了した。以下糞長いあらすじ 冷戦のまっただなか、粛清の嵐が吹き荒れる50年〜60年代のソ連を舞台に 妖艶で邪悪な妖精「クランピース」にとりつかれた二人の"連邦人"の人生を描く年代記 ユダヤ人音楽家の「イザーク」は、ナチスドイツの強制収容所で生死の境をさまよっている所を クラウンピースと出会い、その内に眠る狂気の資質を見い出され、愛されるようになる クランピースの力を借りて敵も同胞も家族も全て葬り去ることで地獄を生き延びたイザークは "慈悲深いソビエト連邦に解放された"後、連邦へ移り住み、連邦への忠誠を糧に才覚を磨き、 音楽家としての名声を高めることに成功する。しかし、才能を高め出世してゆくイザークを クラウンピースは「つまらない」「昔の方が良かった」と評し、距離をおくようになる その後類稀なるいじめられっ子体質と言わざるを得ない「ユダヤ人」の民族的宿命により 敬愛する国家から嫌悪と嫌疑の目を向けられ、監視の対象となり、進退窮まったイザークは 再び彼の目の前に現れたクラウンピースに「自らを殺す事」を望み、恍惚の中で理性を失う 宇宙飛行士を夢見ていたエリートくずれの「セルゲイ」は、アポロ11号の月面着陸の報を聞き アポロが辿り着いたのは「本物の月」を隠すための「偽物の月」に過ぎない、という事実を看破した セルゲイの凡庸な才覚は完全に科学主義に埋没するには不十分であったがゆえに月に神秘的憧れを抱き、 神話の世界=月にたどり着いたものが帯びる筈のオーラが、アポロ11号には無いことに気づいたのである こうした独特の嗅覚が「ギリギリ合格」だったため、彼の元にもまた、クラウンピースが現れるようになる 宇宙飛行士の夢に破れたものの、宇宙センターの仕事にありついたセルゲイの生活は比較的裕福で 祖国への愛にも十分溢れていた。故に、おなじくソビエトを称揚するイザークの音楽を心酔し、私淑していた ある時、イザークとセルゲイはクラウンピースの力に誘われて地球を脱出、月の地表から、地球を眺める 地球に帰還した時、それが夢だったのか現実だったのかは最早定かではなかったが、この神秘的体験は セルゲイとイザーク、そしてセルゲイとクラウンピースをつなぐものとして深く心に刻まれることとなった 連邦人のかがみとも言うべき生活を送るセルゲイだったが、ある時 「人手が不足しているから」という理由で犯罪者に仕立てられ、シベリア送りにされてしまう こうして過酷な環境に放り込まれたセルゲイは、弱い者いじめや貧弱な演奏会を心の頼りに 日々を生きていたが、ある時仲間にイザークの話題を出し、彼を褒めたたえたところ、 誰もが口をそろえて「そんなやつは知らない」と訝んだ。それはあたかも、セルゲイの狂気が 実在しない音楽家を作り出したかと疑うような口ぶりだったセルゲイは、自身の正気を疑った 敬愛するイザークも、彼と自分を邂逅せしめたクランピースも、全てが自らの妄想が生み出した 虚構ではないかという大いなる不安は、セルゲイの心身を大いに殴りつけた。それは、死に勝る恐怖だった もとより過酷な生活で衰弱していたセルゲイは、最早内なる不安に耐える体力を残してはいなかった 翌日、クラウンピースの残り香をさがすかのように、星条旗にくるまれて冷たくなったセルゲイが発見された
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427 :名無しさん祈祷中・・・[]:2017/11/15(水) 02:06:35.00 ID:QnvOvrOd0 - 本作を一言でいうならば、非常に捉えどころのない話である
よりややこしいことに、セルゲイの死後、さらに時間軸がイザークの少年自体まで戻り クラウンピースとの邂逅の中であたかもセルゲイがイザークの空想の産物であるかのように 語られている。なので、ひょっとしたらセルゲイという人物自体が実在しないのではないか、 一体誰が、正気で、真実を語っているのかよく分からないような感じになっている ただ、およそ数十年前にイザークが空想したセルゲイと「偶然ぴったり条件が当てはまる」セルゲイが実在し クラウンピースはずっとイザークの空想の産物を捜していたからセルゲイを見た時に「ギリギリ合格」と表現したのだと そう思いたい。でないと、最早この感想自体が狂気と空想の産物ということになってしまう ただ一つ、本作を読むうえで、読者が絶対誤解してはならないと確信をもって言えるのは、 本作は邪悪な妖精クラウンピースが男二人を蠱惑して死に追いやる話ではないということである では、誰が二人の男を殺したかと言えばそれは「時代」であり「時代の思想」である "月に憑かれたように"宇宙開発を目指し、争い、そして互いの正気を疑い合い、あるいは狂気が正気と呼ばれた その空気が、二人の男を狂気へと追いやったのであり、この二人の男の狂気が、作為的であるにしろないにしろ 「地獄のしがない粗暴な妖精」に過ぎなかったクラウンピースを「月の妖精」へと押し上げたのである ただ奪い、犯すだけだったクランピースが狂気という一種の信仰によって新たな付加価値を得、パワーアップしたのだと言えるかもしれない そういう意味で「月に憑かれたクランピース」というタイトルの文節の間にはいかような補足を足す事も可能であり、 同時に、何らかを足さなくては意味をなさない物であると言うことは間違いなく言えるだろう
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429 :名無しさん祈祷中・・・[]:2017/11/15(水) 02:14:29.63 ID:QnvOvrOd0 - 最後に余談ではあるが、本作はどういうわけか90年代村上春樹作品の雰囲気をすごく感じた
二人の登場人物の局地的な人生模様を濃厚に書きながら、時代の空気を表現する技法が 『ねじまき鳥クロニクル』のそれに通じる所を孕んでいるし 強制収容所の皆さんを皆殺しにした後、うず高く積み上がった死体の中で ヴァイオリンを演奏するイザークのpenisをクラウンピースがフェラチオするシーンは 知っている人は大体『国境の東、太陽の西』を想起するんじゃないかと思う 違ったらごめん
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430 :名無しさん祈祷中・・・[]:2017/11/15(水) 02:20:26.83 ID:QnvOvrOd0 - 一般人の認識
>>426 ふたちん:ちんこはやした東方キャラが戦う話 ちんちん亭:擬音うるさい 秋☆枝:生存確認 うらぱに:糞ゲー(褒め言葉) 月に憑かれたクランピース:本作を一言でいうならば、非常に捉えどころのない話である よりややこしいことに、セルゲイの死後、さらに時間軸がイザークの少年自体まで戻り クラウンピースとの邂逅の中であたかもセルゲイがイザークの空想の産物であるかのように 語られている。なので、ひょっとしたらセルゲイという人物自体が実在しないのではないか、 一体誰が、正気で、真実を語っているのかよく分からないような感じになっている ただ、およそ数十年前にイザークが空想したセルゲイと「偶然ぴったり条件が当てはまる」セルゲイが実在し クラウンピースはずっとイザークの空想の産物を捜していたからセルゲイを見た時に「ギリギリ合格」と表現したのだと そう思いたい。でないと、最早この感想自体が狂気と空想の産物ということになってしまう ただ一つ、本作を読むうえで、読者が絶対誤解してはならないと確信をもって言えるのは、 本作は邪悪な妖精クラウンピースが男二人を蠱惑して死に追いやる話ではないということである では、誰が二人の男を殺したかと言えばそれは「時代」であり「時代の思想」である "月に憑かれたように"宇宙開発を目指し、争い、そして互いの正気を疑い合い、あるいは狂気が正気と呼ばれた その空気が、二人の男を狂気へと追いやったのであり、この二人の男の狂気が、作為的であるにしろないにしろ 「地獄のしがない粗暴な妖精」に過ぎなかったクラウンピースを「月の妖精」へと押し上げたのである ただ奪い、犯すだけだったクランピースが狂気という一種の信仰によって新たな付加価値を得、パワーアップしたのだと言えるかもしれない そういう意味で「月に憑かれたクランピース」というタイトルの文節の間にはいかような補足を足す事も可能であり、 同時に、何らかを足さなくては意味をなさない物であると言うことは間違いなく言えるだろう
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- 古明地こいしちゃんにやられてもギリギリギリギリギリギリギリギリ許せること [無断転載禁止]©2ch.net
634 :名無しさん祈祷中・・・[]:2017/11/15(水) 18:31:44.92 ID:QnvOvrOd0 - 冬に備えて田畑の作物を荒らす
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435 :名無しさん祈祷中・・・[]:2017/11/15(水) 22:33:11.47 ID:QnvOvrOd0 - なにわろてんねんギロッ
>>432 >崇拝者はお嫌いですか、イザーク >好きとか嫌いではありませんよ。身の安全のためです。崇拝者は、あとで裏切りますから >あなたの作品は最高です! まさに私が求めていたものです! >そう言って、拝むようにして私を褒め称える。宣教師のように私の作品を触れて回る。 >ところが何か一つ、私が意に添わぬことをしたとする。 >それは重大な裏切りなのだ。崇拝者にとっては。 >たちまち私は唾棄すべき存在へと変わる。 >崇拝を裏切ったのだから、何をしてもいいというわけだ 自称元信者系のアンチ心理を的確に金言やね 野田文七さんのように、ピントのあった言葉で的確に事象を表現できる人は真の天才だと思う(後で裏切りそうな崇拝者並感)
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436 :名無しさん祈祷中・・・[]:2017/11/15(水) 22:34:14.23 ID:QnvOvrOd0 - 的確に金言→的確に貫いた金言
これが才能の無い人間のピンボケした発言の代表例です
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438 :名無しさん祈祷中・・・[]:2017/11/15(水) 23:59:12.91 ID:QnvOvrOd0 - >>415
読了した レミリアに仮託したレポ漫画なんかでかなり有名だと思う悪餓鬼さんのパロディ漫画 わりと定期的に閲覧しているのに、当該作品が投稿されていることを存じ上げなかった てなわけで、まずもって推薦ありがとナス! 余談だけど、この人の作品を渋へ見に行くと、 釣りキチおばさんの肉体美があまりにも眩しすぎて目のやり場に困る 賭博黙示録コイシ みんな大好き「賭博黙示録カイジ」の世界に土足で入り込んだこいしちゃんが 傍若無人に暴れてオリジナルのストーリーをしっちゃかめっちゃかにかき乱す話 展開的には、「希望の船」編から「絶望の城」編の焼き土下座までのくだりを 「もしその場にこいしちゃんがいたら…」というIFの基で描きなおしたパロディである 後述する「地獄中間管理職利根川」の作中でも利根川が言及しているように こいしちゃんがあまりに無敵能力で、キャラ濃すぎで、行動がフリーダムすぎなせいで、 趣味がボーリングの黒服たちはおろか、主人公のカイジまでもが空気と化す なお、こいしちゃんがカイジの世界線に襲来した犯行目的は 閉鎖社会の宿命として慢性的な人手不足に悩む幻想郷と地底の労働市場を改善するために 紫と古明地姉妹とが結託し、カイジの世界から優秀な人材をスカウトすることにあった こいしちゃんの横暴でグダグダになったデス・ゲームは、さながらトライアウトの様相を呈し 帝愛Gきっての頭脳派トネガワは地霊殿に、恵まれた体格が魅力の太田は幻想郷に、 無事ドラ1指名されていくことになる なお、ここで言う太田とはむろんZUNのことではなく、カイジ原作の「絶望の城」編に登場し、 モブらしいヘタレな死に様を見せた後に亡霊と化したあいつのことなので、間違えないようにされたい ※参考(太田) https://i.imgur.com/SZeUhtX.png 詳細については 無料で公開されている作品なので詳細は各個で確認されたい(いいねを忘れずに) そもそも骨格の構造からして違うカイジの登場人物たちと、ろりぷに然としたこいしちゃんが 同一空間に存在している時点でシュールなギャグである。てか元々絵の上手い作家さんだけど ほんっと、さらに腕挙げてるなと思う。やや古めかしい絵柄が特徴だっていたひと昔と比べ 様々なタッチで自由自在に描けるようになっており、とっくにプロレベルに達している 逆になんでプロでやってないのかが不思議で仕方ない
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