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751 :デフォルトの名無しさん[]:2015/05/22(金) 22:10:16.57 ID:WxYDn97y - ラマヌジャン
ハーディとリトルウッドは、ラマヌジャンの直観力を失うことを恐れ、毎朝ラマヌジャンが持ってくる半ダース程の数式を、一日かけて証明する、というスタイルをとっていました。 3人は超幾何級数、テータ関数などに関して、当時の世界の数学の最先端の結果を産み続けます。「当時の」と言いましたが、 実は、ラマヌジャンの生んだ結果には、最近になってようやく理解され始めている、というものも含まれていて、時代を超えた天才ぶりが伺えます。 相対性理論に関しては、「アインシュタインが発見しなくても、10年以内には他の誰かが発見していただろう」なんて言われています。 対して、ラマヌジャンの残した結果は、数学の歴史の中で、「何故こんな式を生み出せたのか、全く説明できない」というレベルのもので、 「地球に舞い降りた宇宙人が、気まぐれにその知識を振りまいていった」なんて表現する数学者の方もいたりします。 ハーディは、数学者の天賦の才に関して、こんなことを述べています。 「自分は20点、リトルウッドは30点、ヒルベルト(ドイツの数学者です)は80点、ラマヌジャンは100点」 彼の結果に対しても、ようやくそれが何を意味しているのか分かり始めた、というレベルであって、 大陸で長い間培われてきた数学の歴史と、全くかけ離れたところから生まれてきたこの数学者を、「インドの魔術師」なんて呼んだりしています。 http://d.hatena.ne.jp/gould2007/20070801
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