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136 :名無しさん[]:2019/06/06(木) 09:58:32.78 ID:A/++8nxs - 雲取山、60年続いた奥多摩小屋閉鎖 ごみ・トイレに懸念の声
日本百名山の一つで、東京都と山梨、埼玉両県にまたがる雲取山 (二、〇一七メートル)のメインの登山ルート上で、東京都奥多摩町が 運営していた山小屋「奥多摩小屋」が三月末で閉鎖された。 閉鎖に伴い管理人がいなくなったため、小屋のトイレや近くにあった 人気のテント場も利用できなくなった。町は使わないよう呼び掛けているが、 登山愛好家からは「ごみやトイレの問題が発生しかねない」と 周辺の環境悪化を懸念する声が上がっている。 (服部展和) 奥多摩小屋は町が六十年前の一九五九年、東京国体の山岳競技開催に合わせて建てた。 木造平屋で、都と山梨県境の尾根を通るメインルート上の標高約千八百メートルにある。 メインルート上には、ほかに宿泊できる施設が二カ所あり、テント場もあるが、収容人数は限られる。 奥多摩小屋近くのテント場は最も広く、水も湧き、富士山を望める眺望も人気だった。 雲取山の標高と同じ西暦の二〇一七年度には四千人超が利用。 トイレは、小屋とテント場の利用者や通る登山者が使っていた。 町は三年前、老朽化が激しいとして解体を表明。 これに対し、都山岳連盟(都岳連)の小島和徳さん(59)と小高令子さん(61)は、 存続の方策を探ることや、周辺の環境保全を求める約千二百人分の署名を集め、 町などに提出した。 しかし、町は「再建には数億円かかり困難」として予定通り閉鎖。 一九年度予算に解体費用の一部を計上した。小屋とテント場には町の委託を受けた管理人がいたが、 現在は無人になっている。 町は今後、自然公園法に基づいて環境省に廃止届を提出し、数年かけて解体する方針。 既にホームページなどで閉鎖を呼び掛け、小屋やトイレの出入り口をふさいだ。 テント場の周囲にもロープを張り、使用禁止の看板を設置するが、廃止届とともに策定が必要な、 周辺の環境保全策はまとまっていない。 ロープを乗り越えるのは簡単で、町の担当者は「登山者のマナーに頼るしかない」と話す。 都岳連は「ロープの効果は期待できず、かえって景観を損ねるのではないか。 周辺は都の水源林でもあり、本格的な登山シーズンに向けて、一刻も早い環境保全の対策が必要だ」と指摘している。 <奥多摩小屋> 山梨県丹波山(たばやま)村側の登山口から4〜5時間、 雲取山頂まで1時間ほどの場所にある。広さ約200平方メートルで近くにヘリポートもある。 利用者は2007年度に小屋が565人、テント場が845人。 16年度は小屋が263人に減った一方で、テント場は3373人に大幅に増えていた。
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