- フルート総合スレ Part12
655 :名無し行進曲[]:2013/09/15(日) 10:56:07.13 ID:6IKH9HON - >>628>>630 >>634>>645もかな。
いや、よく理解できる。 おれも十年前までは全くこの手の議論が馬耳東風だったんだ。でも今よくわかる。 音楽はさ、「頭」だよ。「音符の連なり」とか「人間シーケンサ」じゃない。 言い換えれば「理系」だよな。根拠のない私的な思い込みじゃあなく客観的コメントができるもの。 あ、表現が適切でないけど、とにかく、エチュード買ってきてただ指が回って強弱付けて曲想がこうで・・・とか アホの極みだった。おれ、それを15年くらいやっちゃったんだよね。 ま、ちょっとピアノやってたから純粋管楽器のやつよりましだったかもしれないけど 分散和音の転回形の音列が音楽的に何を意味しているかも考えないで、ただ吹奏ロボットやってた。 ほんとに恥ずかしいよ当時を思い出すと。
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656 :名無し行進曲[]:2013/09/15(日) 11:03:25.02 ID:6IKH9HON - 今のクラシック界は、一応形にはなっているけど、分子的には
「十を聞いて一を知る」 のクオリティのやつがほとんどで成り立っていると思う。このままではクラシック界は ただの化石音楽になる。フルートとクラシックと結びつければね。結構結びつき強いから サックスやペットトロンボーンは別にして管楽器って結局クラシック界と濃密なつながりだからね。 おれも、ジャズ理論ポピュラー理論やって、いかにクラシック界が間に合わせ的「お教養」講座に成り下がっているか 実感したよ。ソルフェージュが難しすぎるんだよな。あれ絶対ポピュラー理論を取り入れないとだめ。 ポピュラーにもなりきらず、でも100年前からなんの進歩もない化石ソルフェージュを専門教育だけでやるとか なにを業界のお偉方は考えてるんだと。いや、何も考えてないな。明日の興行でとりあえず食えればいいんだ。 確実にいえることは、「和声理論」を覚えなければ、管楽器なんてやってもものすごい薄っぺらいことをやっている ってこと。また、これさえ一通り理解すれば、ほとんどの楽曲の大体必要最小限は「分かって吹く」ことができる。 作曲家の意図も、演奏のポイントも。 普通のフルートレッスンじゃ、ポピュラー理論書買ってきて10分間はそれやるよ なんてやらないし、教師もまったく和声なんて教えられないへぼも多いだろうし。
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657 :名無し行進曲[]:2013/09/15(日) 11:19:28.76 ID:6IKH9HON - また「初見」の話を聞くと、体がムズムズしてくる。
あったりまえだよなぁできなくて。歴史を何の脈略もなく年号事件を暗記するようなもの。 人間シーケンサだよ。ただ「初見」が得意な奴は。それはそれで貴重だろうけど。 現代音楽でない限り、つまり、機能和声でできている曲の限り、ルールは存在していて 「予測」がつきながら吹くことになるし、また、一定のパターンで無意識化されている「指癖」覚えなんてあるし、 その土台になっているのが、やっぱり楽曲理解、和声理解なんだよね。 これをやらないで初見の訓練とか、いやぁほんとに過酷なことをやらせるなぁと今では思うよ。 でも、どっちの道も険しいけどね。でも、山の姿を把握して、必要な道具装備をそなえて上る方が とにかく体を動かしてしゃにむに上るよりはいいと思うけどねぇ。 登り切ったときに(仮にどっちのやり方でも能力的に同じものができたとしても) 今まで自分がやってきたのはなんだったのかどういう意味があったのかということを話せた方が 人と共有できると思うね。まぁクラシックのフルート界だけが世界だったら後のやり方でもいいけどw でも、一流のクラシック奏者はやっぱり違うよね。クロスオーヴァーやってる。 笛を吹くっていう物理的作業にはそれほど優劣はなくても頭が違うよ、一流と三流は。
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