- 【朝日作曲賞】作曲コンクール・公募18【響宴】
971 :名無し行進曲[]:2013/03/28(木) 01:38:26.82 ID:4QwVHLNL - DTMの作曲で使用する利点は大きく2つあると思う。
1つ目はメロディ、ハーモニーを手軽に確認、推敲できる。 過去の多くの作曲家は主にピアノでこれを行っていたし、故に 作曲家はピアノが弾けた。 DTMはピアノの代わりとなるため、ピアノが弾けなくても作曲できる ようになった。 ただしピアノのように感性の赴くまま即興演奏からインスピレーションを 得て作曲を進めることはDTMは難があるだろう。 2つ目は様々な音色のハーモニーを手軽に確認、推敲できる。 ただし各楽器の基本的な音量の対比、同じ楽器でも一流の奏者が 吹き分ける音色による表情やニュアンスの差を表現するのにはDTMでは難がある。 特に2つ目についてはDTMだけの過信はかなり危険で、昔ながらの実際の演奏を聴いた 楽器の音色、表現の知識(それと紐付く楽譜での表現)と器楽法の十分な 学習が必要だろう。 逆に言えば、上記の制限の範囲内でできる限りDTM頼りきりでも作曲は可能ということだ。 たとえば課題曲マーチ程度であれば。 ところでよい曲か否かの差、よい曲を生み出す能力の差というのはDTMに頼るか否か、より もう少し高い次元の話だろう。ひとつのモチーフ(動機)の有機的な展開方法、 主題をつなぐ経過句の自然な流れなど、過去の名曲から学び自分の音楽的ボキャブラリを充実させる ことでレベルアップしていくことは昔も今も同じだと思う。
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