- 吹奏楽はオーケストラの劣化だと思ってる奴来い
487 :名無し行進曲[sage]:2011/12/10(土) 01:59:45.25 ID:zJUMF/3L - 大学オケの様子。
旧帝大の学生って、小さなときから塾や習い物をさせることのできる、お金持ちの子供が多い。 VnやVcには小学生くらいからプロのレッスンを受けている人がいて、彼らの腕はセミプロ級。 Vnは8割が経験者、2割が初心者。 Vlaは1プルトがVn経験者からのコンバート、残りが初心者。 管楽器は毎年各パート10名〜20名の希望者がいる。 各学年、2〜3名しか採用しないのでオーディションになる。 オーディションに参加するのは5〜8名。 大体、吹奏楽で支部大会経験者程度で粒が揃う。 (浦和高校、武生高校、丸亀高校、水戸一高校、遠軽高校、そんな感じ) たまに県のユースオケ出身者がいたりする。 (中学辺りからプロのレッスン受けてるやつ) めっちゃ上手い。 この段階が、一番下手っぴな状態。
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488 :名無し行進曲[sage]:2011/12/10(土) 02:12:48.96 ID:zJUMF/3L - オケに入ると、各パート、および個人でレッスンに付く。
レッスンは吹奏楽プロではなく、オケのプロ。 頻度はそれぞれ。 俺の場合、パートで2カ月に一度、個人で月1回。 パートは必須、個人は自由。 ただし、演奏レベルについてこられなければ、2年3年になってもメインのステージに乗ることはできない。 レッスンは先生次第。 音大生と同じような練習(教則本)をさせられることもあれば、演奏会の曲を中心にやる人も。 前者の先生は大概、厳しい。 大概、弦で1〜2名、管打で3〜4名のプロトレーナーがいる。 (Vn,Vc,Trp,Hr,Cl,Per、など) 専属契約ではなく、いつもお願いしているプロの先生、という感じ。 練習は週3回 全奏1回(プロのトレーナー)、全奏1回(学生トレーナー)、分奏1回(学生、或いはプロトレーナー) それ以外の日は個人練習、或いは自主パート練習。 管楽器は1年のときは各パート3〜4名ほどいるが、3年になるまでに大概1〜2名は脱落していく。 各パート、1学年1〜2名ほどになる。 毎年1名以上はオケにのめり込んで留年する。 留年は管楽器とビオラに多い気がする。
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490 :名無し行進曲[sage]:2011/12/10(土) 02:23:08.66 ID:zJUMF/3L - オケは学内オケと本オケの2種類。
学内オケは1〜2年生を中心にした練習オケ。 演奏会は基本的に本オケが行うが、前プロは学内オケが担当。 (そうしないと下位管楽器奏者がステージに乗れない) 1年生の2割程度は本オケとの掛け持ち(1年から本オケメンバー)。 2年生になると8割程度は本オケとの掛け持ち。 逆に言えば残り2割は2年になっても本オケのステージに乗れない。 ステージに乗れなくても、団費やレッスン代、合宿参加費用、定演ノルマは取られる。 (割引はあるが) 本オケメンバーになれない人は、なんとなく辞めざるをえない空気がある。 それでも3年まで続ける人には配慮がある。 文系3年生は卒業があるので、最後は色々都合してステージに乗れるような配慮がされる。 理系は大概、大学院まで進学するし男ばかりなのであまり配慮はない。
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491 :名無し行進曲[sage]:2011/12/10(土) 02:49:25.84 ID:zJUMF/3L - レパートリーは多くの場合、ドイツ物、ロシア物。
ベートーヴェン、ブラームス、ワーグナー、モーツァルト。 チャイコ、プロコ、ラフマニノフ、グリンカ。 あとはドボ、サンサーンス、ビゼーなどが少々。 吹奏楽でよく演奏するレスピーギやベルリオーズ、ドビュッシーなどはあまり 演奏されない(特殊楽器が必要だったり、大規模な編成が必要だったりするため)。 フランス物に関して言えば、技術的に難しいから。 定演は年2回。 半年間、前プロ、中プロ、メインの3曲を練習する。 前プロは10分以内程度の序曲など。 中プロは協奏曲や組曲など。 メインは交響曲。 3曲といっても交響曲は大概4楽章、演奏時間45分以上あるので結構時間が足りない。 譜読みで1カ月、練習で2〜3カ月、音楽の詰めで1〜2カ月。 吹奏楽と大きく違うと感じたのは最後の音楽の詰めの部分。 音楽の背景、歴史、構造などを鑑み、だからこう演奏したい、或いはこう演奏すべきだという説明を 指揮者にして貰うことは、音楽への知的好奇心を満足させる。
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492 :名無し行進曲[sage]:2011/12/10(土) 03:02:14.46 ID:zJUMF/3L - 一方で、オケには「選民意識」みたいなものは確かにある。
私たちはハイソで上流な音楽をやっていますのよ、みたいな。 この手の連中は吹奏楽を「ブラバンwの連中」と呼んで下に見ている。 そういう人たちは大概、大学から楽器を始めた弦楽器奏者に多い。 管楽器奏者は元々、吹奏楽出身だし、弦経験者も上手い人はアマチュアにも理解がある。 大学デビューの人は、オケのもつ「上流階級」の臭いに憧れて入団する人がいる。 しかし大学デビューなのでオケ内では素人扱いされる。 (Vla, Vcは慢性的に人不足なので、初心者でもオケでメンバーになれる) その矛先がブラバン蔑視に向いている気がする。 管楽器にもいないことはないが、やはり本オケに乗れない人に多い気がする。 (吹奏楽には1年生のオーディションに落ちた人が結構行くが、本オケに乗れない 人で「ブラバン行くくらいなら乗れなくてもオケにいる」と言う人はたまにいる。) オケの団員である、というステータスにしがみつくようで、気の毒ではある。
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499 :名無し行進曲[sage]:2011/12/10(土) 19:04:58.57 ID:zJUMF/3L - >>494
団費が月2000円、年24000円程度だったかな。 月3000円だったかもしれない。 演奏会のチケットノルマが12000円〜18000円。 指揮者へのギャラやホールによってばらつく。 これが半年に1回。 演奏会に出ればクリーニング代と、打ち上げ代もかかる。 合宿参加費用が3〜4万。 軽井沢、海の近くなどで、年2回ほど合宿する。 (夏はスキー客相手のペンションが安く宿を提供してくれる。冬は海) パートレッスン費用が1回2000円。 個人のは6000円。 お金のかかる趣味であることは間違いない。 ここまでお金をかける費用があるのかとは当時から疑問ではあった。
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