- 【目指すは】朝日作曲賞: 11【課題曲】
222 :名無し行進曲[sage]:2011/04/04(月) 10:59:49.27 ID:7TFpWzAT - 分野は違うが、文芸関係の新人賞では、まず集まった原稿を主催出版社の編集部段階で
選考する。これを下読みという。この下読みの段階で7〜8割が落とされる。 純文学関係のマイナーな新人賞でも300点ぐらいの応募がある。これを5,6人の編集部員 で手分けして読むが、相当きつい。ひとり50点以上になる。 ここでの選考基準は、まず文章上の基本的な常識、句読点の打ち方段落のつけ方などを まずチェックする。誤字脱字などあればここでふるい落とされてしまう。中には最初の一行 読んだだけで、「駄目だ、こりゅ」の一言で消えていくものももちろんある。 だから応募者は、まず文章作法、たとえば文章の開始は1字下げるとか、かぎカッコの 使い方などの基本に徹底的に神経を使うし、特に書き出しの1〜2ページは文字通り心血を 注ぐ。そんなことで落とされてはたまらない。 この編集部による下読みを通ると次に、その出版社と関係の深い若手作家5〜6人で最終 選考に残す作品を選考する。ここで最終選考作品6〜8が残される。 最終選考になって初めて委嘱した審査員の手に原稿が渡される。
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