- 【8306・8316・8411】メガバンク 4 [無断転載禁止]©2ch.net
10 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2016/10/08(土) 07:05:17.98 ID:rRl49Sq2 - みずほ銀に最優秀賞、米銀行業界団体。
2016/10/08 日本経済新聞 朝刊 みずほ銀行は全米の銀行が加盟する業界団体「Bank Administration Institute」(BAI)の2016年の表彰制度で、 「最優秀イノベーション賞」を受賞した。同行はソフトバンクのヒト型ロボット「ペッパー」を15年に導入し、顧客対応に活用 している。ロボによる商品紹介などの新たな取り組みが評価された。
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11 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2016/10/08(土) 07:06:38.71 ID:rRl49Sq2 - 対価の実態(下)動く海外当局、悩める金融庁―ルール強化か、自主規制か(手数料にメス)
2016/10/08 日本経済新聞 朝刊 5ページ 1147文字 書誌情報 「これはフェアじゃない」。大手生命保険幹部が不満を漏らすのは、金融庁が7月の金融審議会で示した投資商品ごとに平均販売 手数料を比べたグラフだ。2%程度の投資信託に対し外貨建て一時払い生保は約7%と突出して高くみえる。 生保・投信やり玉 販売時にまとめて手数料を払う生保と販売時だけでなく毎年、信託報酬がかかる投信の手数料は単純比較できないというのが 業界の言い分だ。意に介さない金融庁は「貯蓄性保険の手数料は高水準で不透明だ」と畳みかけた。やり玉にあげられたのは 投信も同じだ。 日米の売れ筋投信の手数料は日本が販売額に対し3・2%なのに対し米国は0・59%。毎年の信託報酬も1・53%の日本と 0・28%の米国では大きな開きがある。委員からは「パンフレットの説明だけで3%は高い」などの声が飛んだ。 投信の規模に日本の手数料が割高になる一つの答えがある。投信の本数は約8000本の米国に対し、日本は5843本。ただ 1本当たりの規模は160億円の日本と2300億円の米国とで大差がついている。 ロングセラー投信が多い米国と異なり、日本では短期間で売れ筋が入れ替わるため1本あたりの運用規模が小さい。スケール メリットが働かず、信託報酬を含めた管理費用が割高になる悪循環を招いている。 「手数料稼ぎのため頻繁に投信を乗り換えさせてきた金融機関の姿勢を映している」。投信が小粒な理由を金融庁はこうみる。 銀行の投信販売額は09年度から14年度までの5年間で2倍強伸びたが投信残高は横ばい。商品を解約させて別の商品に乗り 換えさせる動きが多く残高は増えづらい。 日米市場の成長性の差も投信の規模に影響していそうだ。それ以上に無理のある売り方が家計の金融資産の52%を現預金に とどまらせている一因と金融庁はみており第一歩として手数料の開示を強く促している。 英は組み合わせに 海外ではオーストラリア政府が生保販売に伴い販売業者が受け取る手数料を下げる方針を掲げ、米国も販売会社に「顧客の 利益のためだけに働く」という大原則を来春にも義務付ける。国際的に投資商品販売を巡る監視は強化の方向だ。 金融庁も世界の潮流を意識してはいるが過剰な規則で縛ることには慎重だ。「必ず業者がルールの抜け穴を見つけてモグラ たたきが続く」(幹部)。代わりに水準の高い規範を定め、「ルールさえ守ればいい」という風潮が広がるのを防ぐアプローチを探る。 ただ、もともと規範による適正化路線をとっていた英国はルールとの組み合わせに転じた。細かなルールと自主規制をどう組み 合わせれば実効性を高められるのか。新たな枠組みを模索する金融庁も相克が深い。
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12 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2016/10/08(土) 07:10:51.72 ID:rRl49Sq2 - メガ銀劣後債に需要集中、「ドイツ銀騒動」どこ吹く風、日銀への不信感にじむ(ポジション)
2016/10/08 日本経済新聞 朝刊 日本のメガバンクが発行する永久劣後債(AT1債)に国内投資家の需要が集中している。利回りが高い代わりに、一定条件がそろうと 元本が損なわれるリスクがある。欧州ではドイツ銀行の信用不安が深まり、同行のAT1債価格が急落(金利は急騰)しているにもかか わらず、日本では「ドイツ銀騒動」などどこ吹く風とばかりに利回り低下が止まらない。1%そこそこの利回り商品に群がる投資家心理と は――。 「国内メガ銀のAT1債に対する安心感は揺らいでいない」。三菱UFJモルガン・スタンレー証券の塚本祥子シニア・クレジットアナリスト はこう話す。AT1債といえば9月中旬、ドイツ銀が米国での不正取引に絡んで巨額の和解金を請求され、信用不安が拡大。自己資本が 傷むとの懸念から、利払いが止まりかねないとの見方につながり、欧州でAT1債の利回りが急上昇(価格は下落)したばかりだ。 ところが日本のAT1債市場はまったく動じる気配を見せていない。みずほフィナンシャルグループのAT1債の流通利回りはむしろ、じり じりと下がっている。 対照的な値動きの背景には、国内投資家の旺盛な買い需要がある。AT1債は1%以上の利回りが期待できる数少ない商品。運用難 に悩む保険会社などにとっては「是が非でもほしい」商品なのだという。 9月下旬から起債観測が浮上している三菱UFJフィナンシャル・グループでは、発行額2000億円以上、利回りが1・1〜1・2%程度 になるとの見方が出ている。 長期投資家が競い合って買うほど需要が積み上がった結果、メガ銀のAT1債の発行時の利回りは急低下している。15年にみずほ FGが発行した債券の利回りは2%台だったが、最近の発行では1%台とほぼ半減した。 自己資本規制への対応に迫られ、世界の銀行が発行を増やしてきたAT1債は利回りが高い代わりに、リスクも大きい。世界的な 低金利が投資家の需要をかき立て、リスクが見えにくくなっている。大和証券の大橋俊安チーフクレジットアナリストは「AT1債は『 債券の衣をまとった株式』。欧州の経験を他山の石にすべきだ」と警鐘を鳴らす。平時のAT1債は債券の顔をしているが、ひとたび 問題が起きると株式のように値動きが荒くなる。これがドイツ銀騒動の教訓だ。 投資家も危うさは認識している。日本生命保険の高田保豊クレジット投資部長は「リスクに見合った十分なリターンがあるか精査し ている」と話す。ただ別の生保の運用担当者は「国内の債券で利回り1%を狙える商品は限られる。背に腹は代えられない」と打ち 明ける。 日銀は9月の金融政策決定会合を経て量から金利への政策転換を図りつつある。ただ運用難に苦しむ保険会社や年金基金などの 運用担当者からは「長期金利はいまだマイナス圏。プラス圏への回復を待ち切れない」といった声が漏れる。日本だけ突出するAT1債 人気の裏側には、根深い日銀不信が潜んでいるのかもしれない。(宮本岳則) ▼永久劣後債 債券と株式の両方の性質を持つ「ハイブリッド債」の一種。発行企業が一定期間後に元本を買い戻す条項を付ける例 が多い。経営破綻時には借入金や通常の社債など一般債務に比べ弁済される順位が劣後する。金融機関が発行するものはAT1債 などとも呼ばれる。不良債権処理などで自己資本が毀損した場合、強制的に株式に転換される偶発転換社債(CoCo=ココ債)の一種 で、利回りが相対的に高い。 AT1債は中核的な自己資本に算入できるとして、国際的な自己資本規制「バーゼル3」導入以降、金融機関の発行が相次いでいる。ただ事前に定めた条件に抵触すると元本が損なわれる可能性があり、利払いも発行側の裁量で止められるといった特徴がある。
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