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304 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2016/10/01(土) 21:18:13.35 ID:A8P6ilFg - 米株が見せた粘り腰。
2016/10/01 日本経済新聞 夕刊 30日の米ダウ工業株30種平均は反発。経営不安から下落していたドイツ銀行の株価が急反発し、市場心理が改善した。注目の 米連邦公開市場委員会(FOMC)があり、ドイツ銀を巡る問題が再燃した9月。米株式相場は粘り腰をみせた。 米市場には例年9月は株式相場が下がりやすいとの経験則(アノマリー)がある。米S&Pダウ・ジョーンズ・インディシーズによると 、9月のダウ平均の騰落率は1928年以降の平均で約マイナス1・1%と、下落率は他の月と比べ最も大きい。だが、今年は半分以下 の0・5%の下げにとどまった。 □ □ 粘り強さを示すように相場のモメンタム(勢い)は大きく悪化していない。 オプション市場での売る権利(プット)の建玉を買う権利(コール)の建玉で割って求める「プット・コール・レシオ」。プットを弱気派、 コールを強気派とみなし市場の傾き度合いを測る目安とされる。シカゴ・オプション取引所(CBOE)では29日時点で1・04と中立の 1に近い水準で、英国による欧州連合(EU)離脱決定直後(1・29)に比べ弱気派は影を潜めている。 米株の予想変動率を示す恐怖指数、VIXも低下が鮮明だ。9月中旬には18台だったが、米連邦準備理事会(FRB)が追加利上 げを見送ると低下の勢いを強め、足元では13台まで下がった。「短期的には米株式相場に対して強気の持ち高の構築を促しやす い」(オックスフォード・エコノミクス)との声もある。 ドイツ銀を巡る問題が今は深刻な事態に陥っていないのも弱気派の台頭を抑えている。企業の債務不履行などに備え投資家や 金融機関が取引するクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場では、ドイツ銀の保証料率が2%台前半と英EU離脱決定後の 水準を下回り、経営そのものを危ぶむ声は少ない。 □ □ バンクオブアメリカ・メリルリンチのジェームズ・バーティ氏は、ドイツ銀の経営不安に関して「市場は金融システムではなく同行 単体の問題として扱っている」と指摘。2月にはドイツ銀の収益悪化で利払いが困難になると話題になった偶発転換社債(CoCo =ココ債)の一種で、中核的な自己資本に算入できる高利回りの「その他ティア1(AT1)」債について、ドイツ銀を含めた投資を 維持し利回りを追求すべきだと主張する。 もっとも、低成長・低金利という厳しい経営環境は変わらない。「今できる最高のアドバイスは、この問題に対して目を凝らしつつ も可能な限り遠ざかることだ」(タワー・ブリッジ・アドバイザーズのジェームズ・メイヤー氏)と慎重な見方は残る。アノマリーでは ダウ平均の10月の騰落率は約0・4%のプラスで、年末にかけては上昇率が高まっていくが、アノマリーに沿った強気派は復活 するだろうか。
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