- 【水】(V)o¥o(V)【観】出張所
590 :名無しヒーリング[sage]:2019/11/04(月) 19:29:48.16 ID:XjKY00Of - 「身はたとひ 武蔵の野辺に 朽ちぬとも 留め置かまし 大和魂」
−安政6年10月25日 吉田松陰在江戸にて処刑 30歳− 肉体はこの世から消え去ってもその志さえ受け継ぐ者があれば、 必ずその志という種子は実を結んでゆく。 わずか30歳という短い生涯だったが、その激烈なまでの生き様と誠実な人格は 高杉晋作・久坂玄瑞・吉田稔麿・品川弥二郎・伊藤俊輔(博文)などの 松下村塾の弟子たちはもとより、全国の志士たちにも多大な影響を与え、 尊皇・倒幕の原動力となった。
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591 :名無しヒーリング[sage]:2019/11/04(月) 19:31:38.11 ID:XjKY00Of - つばぜり合の事
剣道の試合中、つばぜり合いをご覧になった方も 相当ある事と存じます。 つばぜり合いは、受けという事とも関連していますが、 なぜつばぜり合いになるのかといえば、相手の打ち込み を受ける事により起こるのですが、 しかけられた時は打ち込まれるよりは ましで、受け止めた場合につばぜり合いとなるのです。 真剣勝負の場合は、打ち込まれた瞬間、両方の刃が打ち合って 両側へ開くので、剣道や映画で見るようなつばぜり合いは ありません。 よく「しのぎを削るようなはげしい闘いだ」という言葉 通りで、お互いの剣が両側へ流れるものです。
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592 :名無しヒーリング[sage]:2019/11/04(月) 19:31:59.85 ID:XjKY00Of - 残心と、放心と云う事
残心と放心ということは、時と場合によりますが 自分が太刀を取るときは、いつも意の心を放って 心の心を残すものです。 相手を打つ時は、心のこころを放って意の心を 残します。このように心と残心は、その時その時 によらねばなりません。その用い方には充分に注意して 鍛錬すべきです。
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593 :名無しヒーリング[sage]:2019/11/04(月) 19:32:17.61 ID:XjKY00Of - 切返しについて
近頃、剣道練習の始や終りの時に斬り返しと称して腕や手首の 予備運動のために、竹刀を左右に一歩づつ前進しながら打ち込み、 その後大上段から正面を打つことをしますが、竹刀だから出来る ので、真剣では事実不可能なことです。 真の剣術は、身体のどこを斬っても可とし、打たれても、そして 傷を負うことがあるのを忘れてはなりません。 一指をも触れさせずに相手を制するというように修行しすすめるよう 心掛けるべきだと思います。
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594 :名無しヒーリング[sage]:2019/11/04(月) 19:32:38.10 ID:XjKY00Of - 太刀の振りを直す事
戦の最中で、太刀が曲る事がありますが、その時は 付近にある樹木に切込んで、静かに手元に引く事によって 曲がりは簡単に直るものであります。
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595 :名無しヒーリング[sage]:2019/11/04(月) 19:32:57.30 ID:XjKY00Of - 月夜の時の試合の方法
これは、わが身を陰の方に隠し、相手を月下に誘引する事を 心掛けるべきです。 大風の試合には 風のあたりを、自分の背に受けるべきで、大風に向かえば、 目覆われて不覚を取ると知るべきです。 日中の試合には 無論、太陽を自分の背に受けるべきであります。相手は「めばたき」 をして自分を見るから不利であります。 宮本武蔵と佐々木巌流の仕合は、これを利用したものであります。
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596 :名無しヒーリング[sage]:2019/11/04(月) 19:33:19.13 ID:XjKY00Of - 雨中の試合には
普通の試合の時より間隔を隔てて、頭を垂れて 敵の兵器の色を見るべきであります。 こちらは上段に構える方が得策であります。 降雪の試合には こちらは上段に構えて、相手をして目を上に向ける様 すべきであります。 寒気の激しい時 手足が冷えて、兵器を取り落とすような不覚があります。 口に「生姜」を含んで、手足には「日本酒」を塗って用意を 怠ってはなりません。酒は決して飲んではならず醒めた時には 大変に冷えるものですから足袋のつま先には「赤なんばん」 をいれるものです。
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