- 小説 愛の蹉跌
207 :名無しさん@入浴中[sage]:2012/12/16(日) 03:11:56.43 ID:54Rgk9vMO - 【小説】「愛の蹉跌」=第34回〜闇に消えた真相〜(エピローグ1)=
品川湾岸警察署の取調室で、大崎刑事から本間恵美子に対する刑事責任追及は不可能と 聞かされた安羅木(やすらぎ)一郎。実在する「岡野芙美江」になりすまし、安羅木を騙し続け、 挙句の果てに安羅木を裏切った悪女である。しかし、刑法上の犯罪に抵触しない、あるいは、 抵触しても証拠がなければ警察は動きようがないのである。安羅木は、 ただ々悔し涙を流し続けるだけであった。・・・さて、ここで一つの疑問が想起する。 そう、安羅木に殺害された佐山治。そして、本間恵美子と、その夫である小田輝義。 佐山治は、小田輝義を恐喝し金を巻き上げていた。小田輝義が、歌舞伎町の元カリスマホストであり、 現在、ホストクラブ運営会社である「リヨンエンタープライズ」社長であること。 さらに、タレントとして芸能界でも大活躍していることは前述した。
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208 :名無しさん@入浴中[sage]:2012/12/16(日) 03:20:51.59 ID:54Rgk9vMO - では、いかにして佐山治は、小田輝義に食い込んだのか?実は、世間に知られていないある‘事件’
があった。2008年12月のことである。・・・佐山治は、闇金のパシリを副業にしていたが、 本業であるデリヘル店経営もいまだ継続していた。そう、渋谷デリヘル‘東京BIG’である。 しかし、毎月積み重なる累積赤字と広告費負担の重圧に佐山治は苦しんでいた。売上は かんばしくなく、店が暇だから在籍姫もすぐにやめていく。渋谷の本番デリヘル店であったが、 渋谷や青山にはすでに実績とノウハウを有する競合ライバル店が多数存在する。 風俗店経営の経験が浅い佐山治に、彼ら老舗ライバル店に太刀打ちできる力などなかったのだ。 そんなある日の23時頃。佐山治は、在籍姫(源氏名:ナナ)を助手席に乗せ蔵前橋通りを 走行していた。客の自宅に向かうためである。助手席の姫は、昔、渋谷でよく見かけた ‘顔黒系’のコギャル。仏丁面で無言のまま、携帯をポチポチやっている。車は、新中川を渡り、 西小岩に到着する。「よっしゃ!もうすぐ着くで!ナナちゃん!」
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209 :名無しさん@入浴中[sage]:2012/12/16(日) 03:26:53.89 ID:54Rgk9vMO - 客からは、京成小岩駅まで来い。駅に着いたら自宅マンションまで電話で道案内するから
連絡をよこすようにと言われていた。天気予報通り大雨が降り出す。随分と強い降りだ。 「ありゃ?どこで左折するんや?左折したら京成の駅があるはずなんやけど?」佐山治は、 実はドライバー業務は大の苦手。ずばり方向オンチだからである。以前、西船橋のデリヘルで アルバイトドライバーをしたことがあるが、道に迷ってばかりで使えないゆえ、 数日で解雇された。今回も...「あれぇわからんわ。ど、ど、お?また川を渡るんか?」 車は、なんと江戸川を越えてしまう。京成小岩駅はとっくに通り過ぎた。そして、 大きな道路標識が目に入る。「げ!千葉県市川市?ありゃりゃ通り過ぎてしもうたわい。 こらあかん!あかん!はよ戻らんと!」「これあかん!あれ反対車線にどう入るんや? ああ!どないしよう!どないしよう!」 佐山はパニックになる。そうしていたところ、 佐山の営業用携帯が鳴り響いた。佐山はとっさに車を左に止める。ガクン! 急ブレーキの振動で思わずナナ姫は佐山を睨みつける。ご機嫌斜めのようだ。
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210 :名無しさん@入浴中[sage]:2012/12/16(日) 04:39:38.11 ID:54Rgk9vMO - (佐山)「はい、毎度ありがとうございます!東京BIG店長佐山でーす!」
(男性)「あのさぁ」(佐山)「はいはい。何でございましょうか?」 (男性)「予約してる小岩の田中だけど」(佐山)「ああ!田中様! すみません。いま向かっているところでして...実は道に迷ってしまいまして。 あと少しで京成小岩駅前に着けると思うのですが...」 (男性客)「着けると思う?なんだそれ(笑)。もうとっくに夜11時過ぎてるじゃん。」 (佐山)「はぁ。大変申し訳ございませんです!すぐに行けると思い、あ、いやいや行きます! 行きますよ!はい」(男性客)「もういいよ来なくて。別の店の女の子呼ぶから。そんじゃ。」 ガチャン!佐山の対応にブチ切れた客は、一方的に予約をキャンセルし電話を切る。
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211 :名無しさん@入浴中[]:2012/12/16(日) 04:45:10.52 ID:54Rgk9vMO - (ナナ姫)「あの...?」(佐山)「あ...ナナ、ナナちゃん。あ〜そのぉ〜。ね、ナナちゃん。」
(ナナ姫)「キャンセルでしょ?!」(佐山)「す、すまん。ごめんな。ナナちゃん。 これから都内に戻ってな、錦糸町か、せやな鶯谷あたりで客拾うわ!んじゃいこっ!」 (ナナ姫)「もういいです!今日限りでお店辞めます!」(佐山)「な、なんやて?」 (ナナ姫)「辞めるっていうの!わからない?馬鹿じゃないの?ほんとに!店はど暇だし、 渋谷から江戸川まできてキャンセル食らうし!やってらんねーよっ!じゃあねっサヨナラ!」 そう捨て台詞を吐いたナナ姫は、さっさと車をおり、走って横断歩道を渡った。 総武本線・市川駅が右手に見える。そうか。ナナは、ここから電車で帰ろうというわけか。 ナナが辞めた。残る‘実’在籍姫数はたったの3名だ...ネット上の在籍数は20名。 だが、ほとんどがカラ在籍である。モデル写真を適当にパクって貼り付けているだけなのだ。 「3名か。もうダメやな。店閉めるか。それしかあらへんのか。」 そうつぶやく佐山治であった。・・・(続きは次回)
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- 【吉原】迎賓館Part6
863 :名無しさん@入浴中[]:2012/12/16(日) 12:46:05.47 ID:54Rgk9vMO - こんにちは。>>862
ご連絡ありがとうございます。そうでしょう。大塚はどうにもならない状況。手のうちようがないのです。 すでに大塚で客をつかんでいる姫なら話が違ってきます。が、これからだと大変ですよ。 大塚という街の集客規模を考えると、店数・姫数ともに多過ぎます。あと、新人が初日にお茶を引くのは、 デリヘルでも今はよくあることです。なので気になさらないほうがいいかと。最大手の 大塚YMグループだって先は分かりません。だいたい予約した姫とは違う別人を派遣する 振り替え営業で伸びたグループです。こんな不誠実なやり方、いわば悪業をずっと続けられるはずがない。 YMのオーナー会長は、その昔、吉原のボーイさんでした。当時、吉原の特に高級店では、指名予約の振り替え詐欺が 横行していた。彼は、独立し、吉原で学んだ(?)振り替え詐欺をデリヘルに応用したのだと思う。
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- 【吉原】迎賓館Part6
864 :名無しさん@入浴中[]:2012/12/16(日) 12:48:25.84 ID:54Rgk9vMO - 話がそれましたが、おっしゃる通り、大塚も鶯谷と同じく吉原出身姫が数多く働いています。YMみたいに経営者、そしてスタッフも
吉原出身者が非常に多い街です。前に記したかも知れませんが、業界では鶯谷大塚は、 「吉原の植民地」と呼ばれる。だから業界は違えど、体質や経営者のものの考え方・思想は、吉原と気持ち悪いほどよく似ている。 吉原をそのまま鶯谷大塚に持ってきただけ。イメージとしてはです。だから暇に決まっていますよね。 吉原と同じなのだから(笑)。長くなりすみません。それにしても、吉原も暇過ぎて困ったもんですよね。残念です。
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- 【吉原】ローテンブルク Part.0【セレブ妻専門】
144 :名無しさん@入浴中[]:2012/12/16(日) 15:56:47.01 ID:54Rgk9vMO - こんにちは。私の拙い推測であり意見です。「人妻」「奥様」「セレブ」というイメージあるいは
コンセプトじたいもはや時代遅れだと感じる。もちろん、ソープや本デリに本物の「セレブ奥様」などいないことは皆分かっていますよ。 私の専門分野(?)は鶯谷大塚エリアなのですが、たとえば、鶯谷駅北口のドトールやマックに出入りしている鶯谷デリの姫達。 彼女達の人相や、目つきの鋭さ、服装を見れば一目瞭然。どう見ても堅気の「奥様」には見えませんもの。 言いにくい話で申し訳ないのですが。実態はまるで違うものを、「セレブ」などというイメージで 糊塗することじたい無理がある。だから今や時代遅れだろうと。AV女優云々も、実際は出勤しない人が多いでしょ? 多少なりとも名が知られていれば特にそう。出勤しないものを、仮にいつまでもネットに掲載していると、 「カラ在籍店?他にもダミーがいるのでは?」と疑われかねない。このデメリットを考えるべきです。 あと、「新店なのに」客が来ないのではなくて、「新店だから」客が来ないのです。
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- 【吉原】ローテンブルク Part.0【セレブ妻専門】
145 :名無しさん@入浴中[]:2012/12/16(日) 15:58:29.50 ID:54Rgk9vMO - 高いお金を払うお客様の立場になってみて下さい。やっぱりね実績がある程度あって、信頼できそうな店に行きますよね。
昔と違って、お客様の多くは冒険する余裕がないのです。失敗したくない。この心理が非常に強くなっている。 だからこそ、上記のごとく少しでも疑念がわけば、絶対に利用しない。そういう人が今は多いと思うのです。 ここの会長だけではないが、吉原が長い社長達は、感覚がバブル時代のまんまの人が今も目立ちます。 「6万8万のはした金でピーピーいう貧乏人はこなくて結構!」・・・ならいいです。が、それでは、 高収入の資産家客達をターゲットにした集客が出来るのですか?出来ないから、吉原はガラガラなわけでしょう。 最近オープンした他店も8万ではなくて、実際は5万で客を店に入れている。店は非常に高飛車な態度だとか。 「安くしてやってんだ!感謝しろ!」ということですかね?なんというか、前も記しましたが、感覚が世間の実情から 根本的にズレているような気がします。姫もズレてるのが多いが、吉原の経営者 や幹部達はもっとですね。長くなりすみません。
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