- 女子刑務所・拘置所・留置場 懲役14年目 [転載禁止]©bbspink.com
96 :45[]:2015/02/08(日) 14:13:24.33 ID:Atd2Vdy6 - だが明らかに様子がおかしいのは警官2人の目には明白だった
山本「一応確認させてもらうよ」 田代「(まさかな)」 山本が免許で身元を照会する その間にも田代による質問は継続される さきは心中穏やかではない 一方山本の胸は高鳴っていた そう橋本さきには薬物で逮捕歴があったのだ 山本「だめだよ嘘ついちゃ。シャブで執行猶予中だね。」 さき「....」 田代「(なんてことだ。こりゃあ山本のやつ久々にお手柄かもな。とにかく尿検査だ。)」 田代「なんで嘘ついたの。」 さき「だって執行猶予中だって言ったら簡単に返してくれないじゃないですか。」 田代「まあその通りだわ。正直に言って、シャブはちゃんとやめられてる?」 さき「もう辞めました。前回で懲りたので。」 今度は即答する だが警官2人は信じない 山本「じぁあさ、おしっこ検査させてね。」 さき「いやです。いやです。絶対いやです。」 山本「なんで?」 さき「....時間かかるし恥ずかしいから」
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97 :45[]:2015/02/08(日) 14:15:11.57 ID:Atd2Vdy6 - 恥ずかしいからと言ったのは本心だった前の逮捕の時は女性警官に尿が出るところ凝視されながら絞り出していた
前回は物が抑えられすでに逮捕されていたが 今回は尿を出すことで刑務所に入れられることになる そう、さきは薬物を辞められてなどいなかった。 山本「もちろん嫌だと思うけど仕方ないの。すぐに終わるから」 田代「やましいことが無いんなら検査うけてよ」 さき「...嫌です」 さきは嫌としか言えなくなっていた その様子から2人はさきが黒だとほぼ確信していた さきが検査に応じないため応援の警官を呼び大勢で説得する 「なんで協力してくれないの?そんなだったらお巡りさん達もね何かあるかもって疑っちゃうんだ」 「協力してくれればすぐに終わるからさ、このままだといつまでたっても終わらないよ」 それでも頑なに拒否するさき
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98 :45[]:2015/02/08(日) 14:17:55.31 ID:Atd2Vdy6 - 山本「今から令状を請求するからね。分かるね強制的におしっこを取ることになるから。そうなる前に自分からだしてほしいんだ。」
さき「.....」 黙り込むさき こうなってしまったら観念して検査を受けるのが懸命だ それは分かっていた さき「わかりました。出します」 声が震えていた さき「ただすぐにトイレに行かせて下さい」 山本「署まで我慢できない?」 さき「漏れそうなんです」 トイレに行きたいのは本当だったが我慢しようと思えばできた 少しでも時間を稼ぎたい悪あがきだった パトカーで警察署に連れて行かれるさき 山本は内心最高の気分だった 「(お手柄だわ。早くこの女に手錠をかけたい)」
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99 :45[]:2015/02/08(日) 14:19:56.74 ID:Atd2Vdy6 - 署に着くと取調べ室に連れて行かれる
山本「早く済ませたいでしょお茶どんどん飲んでね」 さき「(もうどうにでもなれ)」 さきはやけになってお茶をがぶ飲みした すると時間もたたずに尿意を感じるようになった いざこうなるとまた怖くなってきた さき「(あたしが刑務所?嫌だ嫌だ嫌だ行きたくない!)」 さきはギリギリまで我慢することにした そんなことをしても意味が無いのだが... さき「(いま大地震でも起きて検査どころじゃなくなったら...)」 さき「(こいこい!地震こーい!)」 本気で祈っていた 当然地震など起きるはずもなく尿意も強くなる 警官達は急かしてくる 限界だった さき「トイレ行きます」
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100 :45[]:2015/02/08(日) 14:21:25.56 ID:Atd2Vdy6 - 山本に連れられトイレに向かう
山本「ズボンは足首まで降ろてシャツも胸まで上げなさい」 言われた通りにするさき この時は恥ずかしさより尿意が勝っていた 山本「脚を開いて出ているところがしっかり見えるようにね。はい出して」 山本の鋭い視線が注がれる 不正など出来るはずも無く尿は勢い良く容器に注がれる 採尿が終わったさきは来れまでの人生で最悪の気分だ 間も無くさきは逮捕される 今度は間違いなく刑務所行きだ 前に捕まった時に拘置所で一緒だった娘のことを思い出していた その娘は窃盗の初犯で執行猶予が貰えると高を括っていたのだ だが判決は懲役2年の実刑だった 彼女はすぐに控訴を決めた 一緒の房で1番明るく気の強かった彼女 「あの検察官のババアムカつく!冗談じゃない」 そんな事をもらしていた だがとうとう控訴も棄却された 裁判から戻ってきた彼女の目は赤かった 「しょうがないよね。私なんてぶち込まれて当然だよね。」 しおらしくなった彼女 その日の夜布団の中で泣いていた
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