- 9歳から14歳までの男の子は奴隷にされる世界
840 :名無し調教中。[sage]:2012/10/02(火) 18:15:06.81 ID:ZVKEfK8v - 6年も前からあるスレに今頃気付いたのでちょっと垂れ流してみる
収容所ネタかぶり過ぎなんだボケとかのコメントは勘弁してちょんまげ 「特別少年保護院」 これは満年齢9歳〜14歳までの少年(男子のみ)を保護(収容)する為の施設である。 少年の健全育成に対する社会的意識の高まりから設立される事となった。 保護の対象となるのは ・日頃素行が悪い者 ・勉学に励む意欲が低いと判断される者 ・学校内で周囲との協調性の無い者 ・不登校児 等 要は不真面目な劣等生や、普段周囲から孤立している様な者である。 施設の性格上表向き公営という事にになっているが、「少年達を労働によって 精神的肉体的に鍛えるのはどうか」という経済団体からの提案により、実際の運営は 民間に委託される事となった。これは無給で使役できる労働力を欲した彼らと 昨今の財政事情から支出の増加を嫌う政府との利害が一致したためである。 こうした事情から施設の運営者の多くは大企業の社長、会長であり、設置場所は 鉱山や農場に隣接している場合が殆どである。 少年達の保護は家庭、学校または児童相談所等第三者機関からの要請に基づいて行われる。 保護対象者の中にはこういった矯正施設に対して嫌悪感を持つ性格の者が多いため、 事前に本人には知らされない事が多く、また保護の際激しく抵抗する者も居る事から 専門の保護部隊がこれに当たる。尚作業の効率化のため、入所者の回収作業は月に一度 定められた日に行う。
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841 :名無し調教中。[sage]:2012/10/02(火) 18:16:05.92 ID:ZVKEfK8v - 入所中の少年達は基本的人権中の生存権以外を停止され、「物」として家畜同様に扱われる、
一時的に人間を止めさせ絶望的な状況下に置く事によって心を白紙状態にする事で、 その後の矯正を行い易くする為である。 ただし対象者の意思に反して行われる事が殆どである前述の回収作業に法的根拠を与えるため、 実際に彼等の身分が剥奪されるのは施設によって回収命令が出された瞬間と定められている。 作業は法律に基づいて使用が許可されている拘束具、電流、薬物等を駆使して速やかに行われる。 ・主な規則 入所中は自らの管理番号が刻印された首輪を装着しなければならない。 新たに入所した者は最初の1週間いかなる衣服の着用も認められない。 入所者は必ずペアを組むものとする、施設内では常にペアで行動しなければならない。 ペア内で先の者は後の者へ日常生活の規則や作業内容に関する説明を行わなければならない。 ペアのどちらかがミスを犯した時は連帯責任としてペアの両名共が罰を受けるものとする。 但しミスを犯した者が入所1ヶ月未満の場合、監督不十分として罰はペアの先の者のみが受けるものとする。
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842 :名無し調教中。[sage]:2012/10/02(火) 18:17:54.06 ID:ZVKEfK8v - 以下本編
「おーいエミリオ、悪いがちょっと残ってくれないか?」 「はぁ?何で?」 エミリオ・クラウ(10歳)は、授業が終わると担任の教師に呼び止められた。 いつもなら教師の言う事なんて聞かないし、おまけに明日は休日。 早く帰って手に入れたばかりのゲームをプレイしようと思っていた彼は、 半ば無視しつつ教室を出ようとしたところで腕を掴まれた。 「ちょっと話があるんだ、いいな?」 普段あまり強く物を言わない担任がやけに深刻そうな表情で話すのに驚き、彼は仕方なく従う事にした。 「いや〜、済まないな、こっちこっち」 「え・・・何でこんな部屋?」 生徒の立ち入りが禁止されている筈の応接室に彼を案内すると、教師は切り出した。 「実はお前に会いたいという人がいるんだ、教育管理局の人なんだけどさ、 何やら大事な話があるらしいんだ。」 管理局と言えば教育機関の上位組織である。そんな人が僕なんかに何の用があるのだろう? まあまた親を呼び出されて長時間の説教を食らわせられるよりはマシかな、 などと考えつつ仕方ないなと思いながらも待つことにした。 局の人が来るまでまだ時間があるらしいので、ソファに腰掛けてぼんやりしていたが、 ふとメールでも確認しようと携帯電話の電源を入れた彼は、画面におかしな表示が出ていることに眉をひそめた。 =この端末は本日をもって使用停止となりました= 圏外ってことは無いし、故障か?いや通信以外の機能は生きてるぞ・・・? あれこれ考えつつ電話機をいじっていたエミリオであったが、ドアをノックする音にその操作を中断した。
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843 :名無し調教中。[sage]:2012/10/02(火) 18:20:03.83 ID:ZVKEfK8v - 「失礼します、管理局から参りました」
「いやこれはこれは、わざわざお疲れ様です」 教師と挨拶を交わす来訪者を見た彼は驚いた。 管理局の人というから当然背広姿だとばかり思っていたのに、部屋に入ってきたのは 全身をごつい戦闘服に包んだ男だったからだ。それも2人。 言うなれば警察か陸軍の特殊部隊の様な出で立ちの彼らは固まっているエミリオの方を向いた。 「この子ですか?」 「はい。この通り見た目は大人しそうなんですがね、まあとにかくお願いします。」 「了解しました」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ここまで思い出したところで、エミリオはうつむき加減だった顔を上げた。 その後2人に校舎から無理矢理連れ出され、外に止まっていた護送車らしき車に押し込まれたのだ。 もちろん必死に抵抗したが、大人と子供ではそもそも勝負にならなかった。 車に乗せられてから6,7時間は経っただろうか、といっても時計が無いので正確には分からない。 ふう、とため息をつき車内を見回す。スクールバス程の大きさの車内には座席が20余り、 そのどれもに自分と同じ年頃の男の子が革のベルトで縛り付けられている。 最前列の座席の前には金網が張ってあり、その向こうには例の戦闘服の男達が座っている。 そのさらに前には運転席がある筈だが、カーテンが掛けられているため確認できない。 窓は一つも無く、蛍光灯の明かりのみが頼りだ。まあ窓があったとしてもとっくに日は 沈んでいるのだろうが。 自分の後にさらに7,8人が連れ込まれ、それからずっと車は猛スピードで走り続けている。 一度も止まらないのとスピードの出し方からおそらくハイウェイを走っているのだろう。 あの男達が誰なのかも、そして自分がどこへ連れて行かれるのかも分からずエミリオの不安は 限界に達していた。 周りの子供達も同じ気持ちでいるのだろう、皆一様に下を向き、幾人かのすすり泣く声が聞こえる。 隣の子とこっそりおしゃべりでもして気を紛らわせたいところだったが、猿轡を噛まされているため、 うめき声程度しか出すことができない。 それから間もなくハイウェイを下り、さらに小一時間程走ったところでようやく車は止まった。
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844 :名無し調教中。[sage]:2012/10/02(火) 18:21:10.96 ID:ZVKEfK8v - 「全員降りろ!」
座席に体を拘束していたベルトを解くと、男の一人が怒鳴った。 座席からは離れたとはいえ皆後ろ手に手錠を掛けられ、足首にも鎖をつけられている。 おまけに足首の鎖はブレスレットのように前後の相手と繋がっているため、黙って従う他無かった。 転ばないように注意しながらバスを降りると、駐車場のような場所には古めかしい軍服の様な格好で、 銃を持った男が何人か居た。 男たちに囲まれそのまま一列になって目の前の巨大な建物の方へ向かう。 建物は10メートルはありそうな塀で囲まれていて、まるで、というか刑務所そのものに見えた。 軍服みたいと思ったがそういえば男達の格好もまるで看守だ。 自分で言うのも何だが普段は悪ガキで通っているし、思いつく限りの悪戯も一通りやってきたとはいえ、 今まで警察の世話になるような騒ぎは起こした事が無い。 それも自分のような子供が刑務所へ入れられるなんて言う話は聞いたことが無い。 相変わらずもやもやした気持ちを抱きつつも、彼は鎖に引きずられる様に塀の中へと入って行った。 戦闘服の男達は看守に引継ぎを済ませると、そのまま入り口から出て行ってしまった。 建物の中に入ると少年達はまず大きな部屋に通された。 椅子も机も何も無い殺風景な部屋には5人の男が立っていた。 3人は看守達と同じ格好で、2人は白衣の様なものを着ている。 看守の格好の3人のうち真ん中の男は1人だけデザインは同じだが色の違う服を着ていた。 連行してきた男の一人がその男の前で敬礼し、「本日収容の対象者、数20 只今到着しました!」 と報告した。おそらくこの人物がこの施設の中で高い地位にいるらしい。 「ん、ご苦労さん」と返したその男は横1列に並ばされた少年達を一通り見回すと、 おもむろに口を開いた。 「はい皆さん今晩は〜。僕はここの所長を務めているオットー・フォルケルという者です。」 やけに軽い口調だ。 「皆さん今日はいきなりこんなところへ連れて来られて戸惑っていると思いますので、 まずその事について説明したいと思います。」
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