- 【醤油】もう二度とスロもパチもやめる P3 【税金】
182 ：虹色侍〈・∀ﾒ 〉=○[777]：2010/11/24(水) 23:02:28 ID:BNU6NcVY - 誕生日おめでとう
記念すべき30歳だね
初めてあってからもう5年とは・・
ちょっと信じられない
いつも虹の優しさに甘えてばかりですが
これからもたくさん楽しい思い出を作りたいと思っています
どうぞよろしくね
彼女からの去年のメール
俺はこの３カ月後彼女と別れることになった
半ば逆プロポーズされ、ミラコスタの模擬挙式にも行き、指輪の下見もした
それでも別れる原因となったもの
それが【スロット】だ
彼女の家はいわゆるお嬢様家庭でギャンブルなんて悪魔の仕業
パチンコ（スロットと区分けがない）＝借金、一家離散という家庭
俺の家はいわゆるギャンブル一家
父親はマージャン競馬パチンコをたしなみ
母親は父の影響でマージャン、競馬、パチンコを
俺がお腹にできたころから初めて 病院でトイレで隠れてタバコ吸いながら
競馬予想して居て よく院長先生に怒られたらしい
よく母親は、お前がこんなへそ曲がりになったのは あのタバコが原因だと
言っていた
そんな中で俺や妹は 小学校に入るとマージャンを七対子から教えられ
中学年になると ガチで点5の 一発キャッシュ100円 役満500円のルールで
カトチャンけんちゃんご機嫌テレビを見ながらやっていた
毎週末は家族団らんの場であり、また勝負の場でもあった
もらった落とし玉の半分を1月2日に持っていかれて泣いたら
泣きたくなければ麻雀強くなれ！と逆に怒られた 当時小3の俺は
すでにギャンブルの厳しさを体で覚えていた
そんな育ってきた環境も違うから〜な二人
付き合い始めにスロットやることを伝えたらじゃあ結婚はできないね
なんて話したりもしていた
それでもなんだかんだごまかし続けて5年付き合った
途中一度別れたが よりを戻したり また、家で必勝ガイドが見つかり
「汚らわしいわ！」なんて家を飛び出されて別れの危機もあったりしたが
心のどこかでいつか分かってくれるだろうと
俺は勝ち組みなんだし、世間的にはエリートだし
やることやってしかも勝って遊んでるんだ そう思ってた
一方で、結婚することになってスロットやめなければいけなくなったら・・・
という得も言われぬ恐怖も感じていた
そんな昨年末クリスマスご希望だったディズニーに連れて行ったが
俺は結局プロポーズできなかった 相手のご家族にも催促されていたのに
一つ、ただ一つ、
スロットができなくなることだけが怖かった
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183 ：虹色侍〈・∀ﾒ 〉=○[777]：2010/11/24(水) 23:03:26 ID:BNU6NcVY - そして翌年初詣の帰りにお泊りしに新宿行くと
翌朝の初売りに徹夜で並んでいる若い奴らがいっぱいいた
俺はそれを見て「流石に俺でも徹夜で並んだことはないな」といった
彼女はすぐ「流石に？流石にって？」
俺はしまったと思い打つ「ああ、ほら、スロットで」というと
「まだスロットいってるの？」と来たので
まさか、君とあっていない土日はほぼ100％行っているなんて言えずに
「ああ、たまにね、たまに暇つぶしに」と答えた 彼女は「ふーん そうなんだ」
と答えた
その後、急に彼女から連絡が滞るようになった
向こうからメールが来なくなった
そして、バレンタインデーの夜、別れを切り出された
特にスロットが原因とは言われなかった
プロポーズしてくれないからともいわれなかった
ただ、「虹のことは好きだけど 他の人はいいと思うことでも
私がどうしてもダメなところがあるの
それを考えると結婚できないかなって」
そう言われた
いつかこういう日がくると思ってた それをどこかだまし続けてた
彼女のことも 自分自身も。
いつかスロットのことも認めてくれて 結婚しても彼女がいないときに
遊びに行くくらい許してもらえて 子供ができたらそりゃあ俺も子育てするよ？
でも俺が一人の時はいいだろ？閉店まではやめて晩御飯には帰るよ
そんな約束事の元、幸せな家族がもてると思ってた
誰も約束なんか取り付けてくれないのに 自分で切りだす勇気もなかった
約束を切り出して別れることになるのが怖かったから
逆提案でスロットやめなければ結婚しないといわれるのも怖かった
そうして5年間も結論を先延ばしにして最後を迎えた
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185 ：虹色侍〈・∀ﾒ 〉=○[777]：2010/11/24(水) 23:04:36 ID:BNU6NcVY - あれから一年
俺は先月の彼女の誕生日にメールしたが
今日昼までに彼女からのメールはなかった
わかってはいたけれど、予想通りの結果
むしろ、俺の誕生日にメールがほしいから
彼女の誕生日に俺がメールしたことも見透かされていたのだろう
そう思っていた夕方
「誕生日おめでとう！」というタイトルのメール題名が
携帯のサブディスプレイに流れてきた
なんだ、一応覚えていてくれたのか・・・と心が安らかになって行くのを感じながら
本文を開いた
バースデーメールはパチ屋からのものだった
俺は自分自身を嘲笑しながら 中身を見ずにメールを削除した
そうだったな・・俺にはもうスロットしか残っていなかったな・・・
そう思いながら、去年、よくあるこじゃれた店での
サプライズバースデーケーキを前に二人でとった写メを
見返してみた 二人は笑顔で写っていた
俺は彼女とスロットでスロットを選んだのだ
結婚してほしいと言ってくれた相手に愛想尽かされてまで
ただ光ったり鳴ったりしながらコインのでる箱を選んだ
俺にはもうスロットしかない だから絶対に負けられない
スロットを選んだ自分を肯定するため そのためだけに
無機質に回転するリールをこれからもただぼんやり眺めつづける
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186 ：虹色侍〈・∀ﾒ 〉=○[777]：2010/11/24(水) 23:09:02 ID:BNU6NcVY - ほら、少年マガジンには硬派ものもあれば恋愛ものもあるじゃん？
俺は恋愛担当かなって
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188 ：虹色侍〈・∀ﾒ 〉=○[777]：2010/11/24(水) 23:15:15 ID:BNU6NcVY - え？もう打ちきりですか？
やっぱエロがなかったからかな 思春期の男子にはエロが必要かあ
次回作にご期待ください
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- どっかの糞鬼の+３００か吉宗のボーナス後０Ｇ
9 ：虹色侍〈・∀ﾒ 〉=○[777]：2010/11/24(水) 23:16:19 ID:BNU6NcVY - わたくしが侯爵夫人ザーマス
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