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氷上の名無しさん@実況厳禁
パトリック・チャン★その10

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パトリック・チャン★その10
596 :氷上の名無しさん@実況厳禁[sage]:2011/08/07(日) 03:51:44.12 ID:gKsev+vI0
IFS Pちゃん記事抄訳

[1]〜[9]に分割してます レス番 >>597〜>>605までの予定
元記事は>>567さんありがとう
ttp://www.ifsmagazine.com/articles/569-patrick-chan-on-top-of-the-world

読みやすさ優先の意訳ですが、誤訳の指摘歓迎です
イミフなところも聞いてください
記事の地の文は抄訳、Pちゃんの言葉は誤解されないよう正確を期したつもりです
勝手訳なんで、スレ外持ち出しなしでお願いします

長文連投なんで規制かからないように、ゆっくり分割うpします
スレ専有ごめんなさい

それと記事の訳なんで、Pちゃんでなく、チャンで行きますw
パトリック・チャン★その10
597 :氷上の名無しさん@実況厳禁[sage]:2011/08/07(日) 03:54:41.72 ID:gKsev+vI0
IFS Vol.17 Issue 4 August 2011

Patrick Chan - On Top of the World.

[1]
パトリック・チャンの才能が毎年少しづつ開花していくのを見守ってきた人々にとって
彼は今でも、
ほんの数年前、カナダスケート界に旋風を巻き起こした本物の天才児のままにみえるかもしれない。

●ファースト・テイク(初めの一歩)
20歳のトロント育ちの青年が、わずか2年の間のスケーターとしての自分をざっと振り返って見る時、
自分でも我が身に起こったことに驚く。
「この人、誰?ってカンジだ」
チャンは、Youtubeで過去の自分の演技動画を見てみた時、どう感じたかを振り返ってクスクス笑う。

「全然知らない人のようだ。あいつ、全くなってないね、ってね。
でも、そう言えるってすっごくクールだ。僕は正直なんだ。
ああ! あの頃の僕って一体何を考えていたんだろう。
技術はなってないし、芸術性なんてあったもんじゃない。

「三年前、自分が今のポジションにいるなんて、全然考えもしなかった。
一番クールなのは、自分がスケーターとして、人として、そしてアスリートとして
精神的にどれほど成長してきたか、ってことだ」
パトリック・チャン★その10
598 :氷上の名無しさん@実況厳禁[sage]:2011/08/07(日) 04:00:17.24 ID:gKsev+vI0
[2]
●新たな展望
山の頂上に立ち、頭を雲の上に出して、周囲や眼下の全てを見渡して、一瞬一瞬を満喫している
そんな自分を想像してみる、とチャンは言う。
だがそれは単なる比喩ではない。
それはまさしく、彼がその巨大なポテンシャルを現実化し、
初めて世界チャンピオンになった4月28日の夜に感じたことだ。
今や彼の武器となった楽々とこなすかのようなクワドで、チャンはモスクワで自分のゲームを新たな高みへ引き上げた。

タイトルと金メダル以上のものは、あの夜の驚愕のパーフォーマンスだ。
最終得点は驚異的。
SP(93.02)、フリー(187.96)の新記録を打ち立て、総合で280.98という途方もない数字を獲得した。
この若いカナダ人は次に一体何をするのだろうという驚きと共に、
「チャン王朝Chan dynasty」というフレーズがささやかれるようになっている。

クラールコーチの言。
「彼は20歳。限界はないわ。
私たちは新しい道を開いていると思う。
パトリックの最高に素晴らしいところは、
自分がこれから為すことをコントロールしようとしていること、自分の運命を自ら描こうとしていることよ。

「今の私は、いわば、パトリックが自分の運命を司ることができるように見守っているの。
パトリック・チャンがパトリック・チャンをコントロールする。
驚くべきことだわ」
パトリック・チャン★その10
599 :氷上の名無しさん@実況厳禁[sage]:2011/08/07(日) 04:16:02.42 ID:gKsev+vI0
[3]
●さらなる高みへ 
「オペラ座の怪人」をこの2シーズンで傑作プロに仕上げた後、
チャンは、振付師ローリーと共に来季に発表する新たなプロに熱心に取り組んでいる。
詳細を明かすのはまだ早すぎるが、
チャンは自分がどんなインパクトを与えたいかをよく知っている。

「何人かが僕のところへ来てこう聞くんだ
『ああ、君はいったいどうやって「オペラ座の怪人」を超えるんだい』
僕はただ、簡単さ、って言うんだ。

「この二年間で手に入れたツールを使って、さらに素晴らしいプロを創造する。
−感情とパフォーマンスを結びつけて、さらにいいトランジションでつなげたプログラムだ
「もっともっと向上して、また、みんなの度肝を抜く。
記憶に残るような偉大なプログラムで衝撃を与えるんだ」

チャンは言う。
目標は、2002年オリンピックでサレ&ペルティエ組が「ある愛の詩」でみせたような瞬間を創り出すことだ、と。
「あの時の人々の、畏敬の念に満ちて魔法の呪文をかけられてしまったような感覚だ」。
チャンの言い方は一風変っている。
「ああいうのって、最高にクールだ。あんな風にできたら。

「僕にとって、その次に大きくて一番難しい挑戦は、
人々の記憶に残るような瞬間を創りだして、忘れられない印象を残すことだ」
パトリック・チャン★その10
600 :氷上の名無しさん@実況厳禁[sage]:2011/08/07(日) 04:29:35.08 ID:gKsev+vI0
[4]
●高い賞賛
モスクワで起こったことの後を受けて、会話は自然と、さあ次は何?となる。
チャンは、彼に先立つ伝説的人物たちのように
真に偉大なスケーターだけが入ることが許されたスケートの殿堂へ名前を刻むことができるだろうか。

カートの言。
「彼には目を見張るばかりだ(spectacular)。彼は特別な存在。僕には可能性がみえる。

「彼はフェデラーのようになりたい、君臨したい、とずっと言ってきてるよね。
あいつにはそのチャンスがある、と言うべきだろうね。
今からずっとキャリアの終わりまでずっと君臨し続けるチャンス(可能性)がある。
彼にはそのチャンスがある。そう言うべきだ、そうだろ」

「でも、問題は勝つことだけってわけじゃない。
勝った時に人々を一緒に乗せられるか、なんだよ。それがこそが「違い」を生むんだ。
じゃあ、そのためにどうすべきか。
圧倒的に君臨するのも一つの手だろう。
でも、彼が滑るのを見たら、
フィギュアスケートのことを全然知らない人だって、きっとわかる、彼はスペシャルだって。」

「それがきっと彼を助けてくれる。
彼のインタビューはいつもグレートだ…そして、やることは、ちょっと『中道左派』寄り。
(※保守的じゃないって意味だと思う)
だから、みんなこう思うんだ。 
『アイツ覚えてるぞ。奴はこんなことも、あんなことも言ってたな』って。
さあそれから、彼がものすごい滑りをするんだ。
ベーブ・ルースがやるぞって宣言してホームランを打ったように。
それが伝説的人物なのさ。」
パトリック・チャン★その10
601 :氷上の名無しさん@実況厳禁[sage]:2011/08/07(日) 04:47:01.64 ID:gKsev+vI0
[5]
●バランスのとれた見方
チャンは、まだまだ自分がその域に達していないと認めている。

世界タイトルを取ったカナダ男子(カート、オーサー、ジャクソン、ストイコたち)だけが入れる特権クラブの仲間入りしたね、
そう指摘されたが、彼は、そんな比較にまだ納得していない。
まだ早すぎる、と彼は言った。
だが今の状況なら、早すぎるとはいえないのではなかろうか。

「その人達は、自分がずっと若い頃に尊敬してきた人たちだ。
今もそのままカートを尊敬しているんだ」とチャンは認める。

「面白いんだよ。だって、こんなことがあったんだ。
この前、リッチモンドヒルでプロの練習してた時、ストイコが入ってきた。
そしてこう言うんだ。『おめでとう、世界チャンピオン』
その時僕は気づいたんだ、わあ、彼も世界チャンピオンだった、って。

僕は今でも、自分が世界チャンピオンじゃないみたいな気持ちのまま彼を尊敬してる。
だって、彼は僕のアイドルだったんだ。
だから、あの人達みんな、いつまでも僕の心の中では、僕よりずっと高みにいるんだ」

かつてストイコは、バンクーバーオリンピックで4回転なしの金メダリストが誕生したことに意見して論争を巻き起こした。
だがチャンは、ストイコの厳しい言葉に悪意は感じていないと断言した。
「エルビスと僕はいつもすごくいい関係だった。
彼がああいうことを言った時でも…、僕は彼とのつながりが絶たれたとは信じなかった。
それに彼は直接僕に反対するようなことは言わなかったと思ってる。
彼を遠ざける理由なんてなかった。

あの日、彼が練習場に立ち寄ってくれた時…、あれってすっごいクールだった。
こう言ってくれたんだ
『おい、お前のクワドはほんとにすげえな。まったく簡単そうにみえるぞ』って。
そういう話がずっと続いて…
そんな言葉を聞けるなんて、すごいクールだ。
だって、彼はクワド・キングだったんだよ」
パトリック・チャン★その10
602 :氷上の名無しさん@実況厳禁[sage]:2011/08/07(日) 04:58:40.00 ID:gKsev+vI0
[6]
●夢を与えたい Inspiration
だが、チャンが目指しているのは、さらにそれ以上のものだ。
カートやストイコのいた1990年代の黄金時代は今や遠い昔。
チャンは、フィギュアスケートへの関心を再び呼び覚ます原動力になりたいと願っているのだ。

「それが今の僕の最大の目標だ。
オリンピックであれワールドであれ、金メダルを勝ち取る以上に、僕の長期的な目標は、
僕がこのスポーツを去る時、
自分がこのスポーツに何がしかの貢献をした、と知って去っていくことなんだ。
このスポーツの発展を助け、このスポーツを再び脚光を浴びるものにしたんだ、って。

「そんなのムリ、かも知れないよね。
でも、別の誰かが僕を見て、自分がやってやるって勇気づけられるかもしれない。
それが僕のやり方。
カナダの人たちの心に、世界の観客たちの心に火をつけられるかもしれない。
そして、これからもスケートっていう芸術を見よう、楽しもう、そう思ってくれたら…」

クラールコーチは、チャンならそれができると信じている一人だ。
「パトリックは、使命を背負った男、よ。
彼は、自分で、僕はフェデラーのようになりたい、そう言ってる。
スケート界の伝説になりたい、って。
それって、すごくない? 素晴らしいことじゃない?
ジャッジの意見がどうであれ、他人がどう思おうと、
彼は自分の名を残すでしょう」
パトリック・チャン★その10
603 :氷上の名無しさん@実況厳禁[sage]:2011/08/07(日) 05:10:02.24 ID:gKsev+vI0
[7]
●自分を見失わずに(心のままに)Keeping it real
チャンは、それを自分のスケジュールで進めるつもりだ。
ソチオリンピック出場への期待が高まるのを感じつつも、
彼はまだソチへ行く準備はできていないし、
一足飛びにそれを宣言する心の準備もできていない。

「4年後を見据えるか否かの違いは−
4年後を見てしまうと自分にストレスを加えてしまうことだ。

僕は、今を生きたい。未来ではなく。
今自分がしていることをただ楽しむ。
それが僕がバンクーバーから学んだ一番大きな教訓なんだ。
あの経験で僕が後悔しているのは、
オリンピックへ向かう4年間を全然楽しまなかったってことだ。
自分が何をやってたかさえ覚えていない。
ただ、その場へ行くのを待ち続けてただけだった。

「例えて言えば、若くて高校卒業が待ちきれないのと一緒さ。
『ああ、もっとあの時代の自分を楽しめばよかったなあ』ってカンジ」

クラールコーチからも同じ表現が聞かれた。
「あまり遠くに目標をおいてしまうと、今日何をしているかを忘れてしまうものよ」

チーム・チャン(ローリ、モダンダンス教師キャシー・ジョンソンもその一員)は、
彼が地に足をつけてこの瞬間を生きていけるように配慮している。
彼のガールフレンド、スピードスケーターのアナスターシャ・バクシスもそうだ。
チャンが彼女に出会ったのは2010年オリンピックの時だった。

バクシスは、チャンに大学で勉学を再開するよう薦めた。
そして、彼は、この秋、コロラドカレッジに入学して国際経済学の学位取得を目指す
カルガリーを拠点にしている彼女とは遠く離れているが、
エリートアスリート仲間として、貴重な共鳴者だ。
パトリック・チャン★その10
604 :氷上の名無しさん@実況厳禁[sage]:2011/08/07(日) 05:24:29.57 ID:gKsev+vI0
[8]
カートもまた、チャンはコロラドで、
彼のオン・オフでの成長を加速させるまさにぴったりな環境を見出したと確信している。

「世界のトップ3の子たちやその能力を持つ子たちの多くは、
最新で最強のものを求めがちだ。
でも、彼は、自分が必要としているものを求めたんだ。
それこそ、彼が信じられるもの、学べるもの、信頼できるものだったんだ。

「そういうパーソナリティって、地に足がついてるよね。
ああ、あいつは子どもさ。
そして、健全な良い自我(エゴ)を持ってる。
だから、時々、間違ったことも言うだろう。でも、そうでなきゃだめなんだよ。

「フィギュアスケーターになって、自我を持たない…
言いたくないけど、それじゃ多分、偉大なスケーターになれない。
僕達の仕事は何だ? 目立ちたがり屋(show-off)だよ。
どんなに臆病なスケーターだって、アイスリンクの中央に立って、
衆目を自分一人に集める価値がある、ってところを見せなきゃならないんだ」。
パトリック・チャン★その10
605 :氷上の名無しさん@実況厳禁[sage]:2011/08/07(日) 05:37:39.61 ID:gKsev+vI0
[9]
そういう心の持ち方が、さらに高くバーを引き上げようとチャンの望みを駆り立てる。

完成とは捉え難いものと認めつつ、
それを追求することは永遠に人を魅了し続ける、とチャンは言う。
「最高のアスリート達は常に完成を求めて努力し続ける。
そして、ある理由で、完成は決して訪れない。」

「完成は決して達成されない。
なぜなら、もしそれを実現したら…、そしたら、それで終わりだ。
そして、最高であるということには、決して終わりはないんだ」。

「タイガー・ウッズはなぜ、ゴルフスイングを変えた?
いい成績を上げていたのに。
それは、アスリートが常に一つひとつの細かいことを微調整しようとするからだ。
そうすることで、ずっと自分を楽しませようとしてるんだ。」

「もっと向上できることがいっぱいある。
もっと表現豊かになれる。そして、もっと、ショーでカートが演じるようにできる。
自分のジャンプも改善できる。
本当に細かいディテールがたくさんある。

最高でいるためには、常に努力し、追求し続けなければならない。
今の栄光(月桂樹)に満足していてはダメなんだ(You can't rest on your laurels)。」


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