トップページ > 政治思想 > 2019年12月04日 > fwCS6XwV0

書き込み順位&時間帯一覧

11 位/210 ID中時間01234567891011121314151617181920212223Total
書き込み数0000000000000110120002007



使用した名前一覧書き込んだスレッド一覧
右や左の名無し様
【冷戦の】倉山満part828【定義を言え!】

書き込みレス一覧

【冷戦の】倉山満part828【定義を言え!】
778 :右や左の名無し様[sage]:2019/12/04(水) 13:31:53.57 ID:fwCS6XwV0
>>776
変動相場制の国家においては、「完全雇用が実現される限り」輸出はゼロでもまったく構わないぐらいだからな
同様に貿易赤字もまったく問題なく、現にアメリカが莫大な貿易赤字を続けながらも、現在まで成立している

輸出に便益があるとしたら、それは単に「内需で完全雇用が実現できないときの予備装置」でしかなく、
予備装置を雇用の本腰に据えるやつが居るとしたら、それはもう頭が悪いと言わざるを得ない
【冷戦の】倉山満part828【定義を言え!】
782 :右や左の名無し様[sage]:2019/12/04(水) 14:27:13.10 ID:fwCS6XwV0
>>780
資源国は、その資源が国内で利用しきれないほどに余ってるなら、それを自由に売れば良い
ただ、これは自国の便益を直接に増加させるのではなく、もっぱら他国の便益に寄与することによって、間接的に自国の便益を増進させようとする試みとなる
特に安全保障の領域において資源はカードになるから、もし国内で資源が余っていなくても、あえて輸出に回すような狂信的な政策(例:飢餓輸出)や、
国内で資源が有り余っているのに、あえて輸出しないような戦略(例:経済制裁)が採用できる

ただ、これは石炭のような一次資源に限られた話ではなく、工業製品やサービスについても、究極的には同じことが言える
イギリスは、産業革命から数十年の間、工業機械の輸出を安全保障上の動機から行わなかった
ついに工業機械の輸出が解禁されると、ドイツがそれを積極的に輸入し、イギリスに並ぶ工業国へと躍進を始める
【冷戦の】倉山満part828【定義を言え!】
785 :右や左の名無し様[sage]:2019/12/04(水) 16:03:54.90 ID:fwCS6XwV0
>>783
>石油禁輸の結果で国内の雇用が減ってしまったが輸入が減った貿易赤字が減った状態
これは異なる
1940年当時は、支那事変をバリバリ戦ってるから、国内はむしろ人手不足なぐらいで、石油禁輸によって雇用問題が発生したわけではなかった
そもそも当時、石油は民間部門であまり消費されてない(商船すら、石炭船が主流だった)
石油を必要としたのは艦船と航空機、つまり海軍の都合であって、このままだと海軍が破滅するという危機感から、現状打開策として対英米宣戦が採用されている

もちろん、石油以外の経済制裁(産業機械の輸出制限や、日本産綿製品の輸入制限)も含めると、
英米の措置は、日本経済に直接的な影響を与えてはいたのだが、それがただちに経済を沈下させるほど、輸出入に依存した日本経済ではなかった
経済よりも軍事が輸入に依存していたというのが実態で、軍の都合によって開戦せざるを得なくなった

歴史的には、自由貿易から保護貿易への「極端な移行」が、軍事的な対立に発展する場合が多い
表面的に、保護貿易化こそが戦争への道という結論が導かれることも多いが、
そもそも自由貿易を拡大させすぎて維持不能になったからこそ、保護貿易への極端な移行が起きたとも断言できる以上、
まず自由貿易の制御に失敗したことが、諸々の危機を引き起こし、他の要因と相まって戦争を引き起こしたと言うほうが適切だろう

教訓として、持続可能で穏健な貿易こそが適切と言えよう
今日、自由貿易の結果、アメリカの労働者の待遇が悪化し、白人男性の死亡率が上昇するような異常事態が生じている現状は、持続不可能とも言え、だからこそトランプが当選できた
日本においても、自由貿易が賃金の抑制に寄与しているのは自明で、いずれ臨界点に達するかもしれない
【冷戦の】倉山満part828【定義を言え!】
791 :右や左の名無し様[sage]:2019/12/04(水) 17:00:52.02 ID:fwCS6XwV0
>>789
完全雇用の有無に関わらず、経常赤字を出し続けると、長期的に自国通貨安に向かうとされる
自国通貨安に向かうとき、完全雇用に達している場合は、輸入価格の上昇の弊害(消費者の便益の低下)のみを受けることになる
完全雇用に達していない場合、自国通貨安が雇用を増加させるポジティブな影響はあるものの、輸入価格の上昇の弊害は変わらず現れる

実のところ、長く赤字が続いているアメリカ、カナダ、オーストラリアなどの国は、必ずしも通貨安に陥っていない
アメリカのは基軸通貨としての地位が、カナダ・オーストラリアはその国内資源によって、対外的に信用が確保されていることが、通貨安に向かっていない要因と考えられる

日本の場合は、これらの国々に比べると、いささか信用面で劣るから、日本が長く赤字を続けることには懸念材料がある
ただし、現実の日本は、世界最大の経常黒字国(対外純資産世界一)であるから、そもそも赤字に陥る心配が(当面の間は)小さい
よって、日本がいくらか輸入を増加させたところで、そう大きな問題にはならないし、
むしろ外国の側からすれば、日本が「近隣窮乏化」をやっているように映るから、日本にはもっと輸入を増やして欲しいと考えている
【冷戦の】倉山満part828【定義を言え!】
792 :右や左の名無し様[sage]:2019/12/04(水) 17:03:48.36 ID:fwCS6XwV0
>>788
相対的に穏健な覇権国家アメリカ(スペインやイギリスよりマシ)の下で、戦後貿易体制はひとまずの安定を保ってきたが、
近年、そのアメリカの相対的な地位低下と、多国籍企業の膨張が、新しい形での秩序なき貿易を生み出しつつあるね
【冷戦の】倉山満part828【定義を言え!】
822 :右や左の名無し様[sage]:2019/12/04(水) 21:02:35.92 ID:fwCS6XwV0
>>816
西部はなにしろ本人の経験からして、左翼過激派の闇の部分もこれでもかと知ってるから、
そこらへんも突っ込んだ話できたんだろうがな
【冷戦の】倉山満part828【定義を言え!】
824 :右や左の名無し様[sage]:2019/12/04(水) 21:07:13.13 ID:fwCS6XwV0
>>821
これは山本の戦略上の問題
山本は消費減税一点突破でやってるわけだが、かつての三党合意をみんなの党が激しく批判したことからも分かるように、
単に消費減税一点突破だけでは、小さな政府系の、ほぼネオリベの連中も一緒になってしまう

反緊縮・反格差の文脈での消費減税の方向性が望ましいが、ネオリベ連中を排除するのは、なかなか難しい
レイシスト呼ばわりして排除するのは、さすがに無理があるしなw


※このページは、『2ちゃんねる』の書き込みを基に自動生成したものです。オリジナルはリンク先の2ちゃんねるの書き込みです。
※このサイトでオリジナルの書き込みについては対応できません。
※何か問題のある場合はメールをしてください。対応します。