- ショッカーの改造人間・蜂女 ぐるぐるおっぱい同心円6重目
655 :名無しより愛をこめて[]:2012/07/08(日) 14:32:39.27 ID:rk6lCS7S0 - あの傑作の外伝的なお話です。
改造シーンはできるだけ本家の文体を崩さないように気をつけて書きました。 初めて書いたので、下手なところは許してやってください。
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656 :名無しより愛をこめて[]:2012/07/08(日) 14:43:21.02 ID:rk6lCS7S0 - 「もうお昼か・・・」
沙也加はひとりごちた。一週間前にチームに配属されてから、 時間の感覚と言うものが完全に欠落してしまっている。 事件が発生すれば昼夜なく分析にかかりきりで、モニターの 前から動くことはほとんどないのはいつものことであるが、 特にここ数日で悲劇的な事件の数は格段に増えている。
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657 :名無しより愛をこめて[]:2012/07/08(日) 14:50:21.63 ID:rk6lCS7S0 - こちらが効果的な対策を打てないうちに事態は刻々と悪化しつつあるのは、
全ての事件を分析する任務にある彼女が一番実感しているところであった。 「何か手掛かりは・・・」 先ほどまで入力していたデータに目を凝らすと画面がぼんやりと 霞んでいることに気付く。張り積めた緊張感の中で感じなかったが、 どうやら肉体的には大分疲れが溜まっているようだ。
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658 :名無しより愛をこめて[]:2012/07/08(日) 14:53:45.14 ID:rk6lCS7S0 - 食欲はほとんどなかったが、昼食にすることにした。椅子から腰を浮かす。
席を立つのは何時間ぶりだろうか。足と腰に残る鈍痛が自嘲じみに薄れた 記憶を呼び起こした。 「先輩もお昼ですかぁ」 部屋を出たところで、やけに語尾を伸ばす独特の口調と甘い声に 呼び止められた。
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659 :名無しより愛をこめて[]:2012/07/08(日) 15:48:44.38 ID:rk6lCS7S0 - 数年前研修の講師のお鉢が回って来たとき、受講生の中にあかねはいた。
その頃から結構年数は経つが未だに警官らしからぬ喋り方は直らない。 もちろん沙也加自身も何度かそれとなく注意はしたのだが、無理に 矯正しようとすると口調がぎこちなくなる。彼女直属の上司も 黙認することに決めたようだ。
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660 :名無しより愛をこめて[]:2012/07/08(日) 15:56:00.61 ID:rk6lCS7S0 - 「私もこれからなんです、一緒に行きましょうよ」
丸い愛らしい顔に甘えたような表情を浮かべて誘われると断る理由が 見当たらない。あかねを連れて下へ行くエレベーターに乗り込んだ。 エレベーターの中には書類を抱えてメガネを掛けた先客がいた。 「あれ、ひとみちゃん」 あかねが話し掛ける。会話の内容からすると二人は同期のようだ。
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661 :名無しより愛をこめて[]:2012/07/08(日) 16:06:17.75 ID:rk6lCS7S0 - 沙也加自身がひとみと会話したことはなかったが、データベースの説明会で
何度か顔を見掛けたことがある。的を得た質問をしていたので記憶に 残っていた。同期の会話を聞いているとこれからひとみはデータベースに 入力した書類を地下の倉庫に片付けにいくところらしい。
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662 :名無しより愛をこめて[]:2012/07/08(日) 16:10:52.24 ID:rk6lCS7S0 - まだまだ入力する書類は溜まっているとのこと。あかねと対称的な
細面の美女は少し低音の声でため息まじりに愚痴をこぼした。 「じゃあ頑張ってね」 ひとみを残して沙也加とあかねはエレベーターを降りた。 一階の食堂へ向かう。外に出てもいいのだが、制服姿で一般の店に 入るのはどうしても抵抗がある。
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663 :名無しより愛をこめて[]:2012/07/08(日) 16:14:56.31 ID:rk6lCS7S0 - 元よりあまり食欲はない。トレーに二品惣菜を乗せてあかねと
向かい合わせに座った。昼時の割に食堂は空いていた。この騒ぎで みんなではからっているのだろう。こんなところで昼食を取っている 自分が申し訳なくなってくる。 「どうしたんですかぁ」
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664 :名無しより愛をこめて[]:2012/07/08(日) 16:20:44.82 ID:rk6lCS7S0 - そんなことを考えているとあかねが話し掛けてきた。ふと現実に
引き戻されたような感じがして、返答につまる。そんな沙也加を 察したのかあかねは自分の身の回りの話を始めた。沙也加の仕事の 内容は彼女も理解している。できるだけ気分を盛り上げようと 話題を選ぶ彼女の心遣いが沙也加には嬉しかった。
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665 :名無しより愛をこめて[]:2012/07/08(日) 16:27:06.23 ID:rk6lCS7S0 - 数十分あかねと食事をしただけで気分が大分晴れたようだ。感謝の
気持ちを伝えると彼女ははにかみながら喜びを口にする。事件が 終わったらまた二人で食事に行こうと約束して席を立った。 エレベーターに乗ると地下の倉庫から上がってきたひとみがいた。 「ずいぶん時間掛かったのね」 あかねが労るように声を掛けて、閉を押す。
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666 :名無しより愛をこめて[]:2012/07/08(日) 16:31:43.86 ID:rk6lCS7S0 - 「うん、ちょっとてまどっちゃって」
扉が閉まった。 「そんないっぱい書類持ってたっけ」 「いや、他にもちょっとね」 地下の倉庫にどんな用事なのだろう、沙也加は二人の会話を聞きながら ふと思った。まさにその時ずんと沈むような感覚が身体中を襲う。
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667 :名無しより愛をこめて[]:2012/07/08(日) 16:35:21.26 ID:rk6lCS7S0 - 確かにエレベーターは上昇していたのに・・・まさか事故?
あかねも異変を感じたようだ。不安げに沙也加の顔を見つめる。 エレベーターの階数表示は完全に停止していた。何が起こったのか 全く理解ができない。その時エレベーター中に甲高く耳をつくような 笑い声が響き渡った。この声は・・・
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668 :名無しより愛をこめて[]:2012/07/08(日) 16:40:26.46 ID:rk6lCS7S0 - 振り返るとひとみが嘲笑を浮かべながら二人に視線を送っていた。
「ひとみちゃん・・・まさか」 甲高い笑い声はひとみのものだった。普段の会話の声とは全く違う耳に つく笑い声。あかねが恐怖から絞り出すような声で問いかけた。笑い声が 止む。
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