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kov ◆WXFVmClyjQ おにゃのこが改造されるシーン素体11人目

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おにゃのこが改造されるシーン素体11人目
213 :kov ◆WXFVmClyjQ [sage]:2008/06/06(金) 02:12:00 ID:IwhLIzoB0
蜂女スレ206です。ハンドルを付けました。SSが何とか出来ましたので僭越ながら投下
させていただきます。
以前蜂女スレとこちらのスレでも書かせていただいたのですが、私は女怪人の人間体
誘惑萌え属性なもので、そのシーンが中心になってしまいました。スレ主旨的には改造を
中心にすべきなのだと思いますが、なかなかインスピレーションが沸かず…。何とか
入れてみましたが、萌えるような感じに出来ませんでした。大変申し訳ないです。

また、先日も触れましたが「それ序盤過ぎ」な部分しか書けていません。
女性が拉致される→死神博士に改造を受け怪人化→初陣…の所でお終いです。その割には
長ったらしくて恐縮です。

では、投下させていただきます。24〜25レス分だと思います。

おにゃのこが改造されるシーン素体11人目
214 :kov ◆WXFVmClyjQ [sage]:2008/06/06(金) 02:13:28 ID:IwhLIzoB0
「フッフッフッ。実に素晴らしい!」

改造手術台の上に横たえられた一人の若く美しい女性を眺めほくそ笑む男。ショッカーの
大幹部にして改造人間研究の第一人者、そして日本支部を統括する死神博士だ。日本支部
への赴任後、数々の作戦を遂行したものの、仮面ライダー・一文字隼人とFBI特別捜査官・
滝和也達の妨害により、自慢の改造人間達もあえなく死に追いやられて来ていた。

「この娘を使えば儂の計画もライダー達に邪魔されることなく進められる」

彼女の名は結城純玲(ゆうき・すみれ)。22歳。城北大学の理学部四年生。幼い頃、理科の
授業で習った食虫植物に魅せられて以来、青春の全てを食虫植物に捧げて来た、ちょっと
変わった女の子。そんな彼女が発表したのが食虫植物同士の融合に関する論文。彼女は
自信満々だったが、その常識では計り知れない内容から、学内外で「荒唐無稽なトンデモ
理論」として嘲笑されていた。だが、この男、改造人間研究の第一人者・死神博士にとって、
結城純玲の論文は驚くべき内容だったのである。

「何と、この儂に匹敵する理論を考え出すとは。この娘、使えそうじゃな」

ショッカーの手となり足となり働く人間を拉致し、その頭脳をショッカーのために捧げさせ、
世界征服の悪しき計画に従事させる。協力を拒む者には死の罰を与える。特に新たに
【S計画】を進めていた死神博士にとって、論文を書き上げた結城純玲は改造人間研究チーム
のアシスタントに相応しい最高の人材と映った。

おにゃのこが改造されるシーン素体11人目
215 :kov ◆WXFVmClyjQ [sage]:2008/06/06(金) 02:13:52 ID:IwhLIzoB0
「三禍西(みかにし)生物学研究所と申します。突然のお話で恐縮ですが、ぜひ、結城様に
私達の研究所にご入所をいただきたくお電話を差し上げました。私達の研究所であれば、
結城様の理論を現実のものと出来ます」

架かってきた突然の電話。あまり聞いたことのない研究所ではあるが、論文の発表以来、
学内外からの批判と中傷に傷付き就職すら諦め、帰京しようと考えていた結城純玲にとって、
専門の研究所からの誘いは夢のような話であった。

「私の論文をご覧いただいたって…。ホントですか?」
「ええ、もちろんです。あなたの書かれた食虫植物融合理論。研究所長が『天才』だと気に
入り、ぜひお招きしたいと」
「あの。馬鹿にしているのでは…ないのですよね……」
「まさか。お話をお聞きし、私達も心を痛めています。私達はプロです。冷やかしや野次馬
とは違います。ご安心ください」
「でも…」
「急な話ですから、信じていただけないのは当然だと思います。一度結城様に私達の施設を
ご覧いただくというのはいかがでしょう。きっと納得していただけます」
「えっ、で、でも…」
「結城様の理論を現実のものとしたくはございませんか。例えば第2章4節の食虫植物から
分泌される粘液について、私達はこう考えています−−」

論文の内容について語り始める電話口の男。その言葉を聞き、疑心暗鬼だった彼女の表情も
徐々に明るくなっていった。

「あの…本当に私の論文を読んでいただいて…」
「信じていただけましたか。ぜひお願いします」
「そこまで仰っていただけるのなら、一度、見に。研究所に」
「おいでいただけますか! 早速お迎えにあがります」

おにゃのこが改造されるシーン素体11人目
216 :kov ◆WXFVmClyjQ [sage]:2008/06/06(金) 02:14:42 ID:IwhLIzoB0
冷やかしとも違う。本当に自分の論文を読んでもらった上に、その内容について真剣に検討
さえしてくれる…ようやく見えた光に、ドキドキしながら電話を切る。

「嬉しい…ホントなのね」

研究所からの迎えを気もそぞろで待つ結城純玲。しばらくして、彼女の住むアパートの前に
黒塗りのリムジンが到着した。中から降り立ったどこか怪しげな白衣の男達。

「三禍西研究所の者です。結城様、お迎えにあがりました」

アパートの部屋から出て来た女性の姿を見て、一瞬「こんな娘を?」というような表情を浮か
べるものの、すぐに笑顔で彼女をリムジンに招き入れる男達。豪華ではあるが、リムジン
というさすがに場違いな車種での迎えを怪訝に思う結城純玲であったが、同乗した研究所員
との会話と流れる時間が忘れさせてくれた。

郊外へ郊外へと向かっていくリムジン。鬱蒼と茂る森の奥へ奥へと進んで行く。暫く走った
だろうか。視界が急に開けたかと思うと、目の前にゴシックホラーに出て来るかのような異様
な雰囲気の古びた洋館風の建物が現れた。リムジンから降り立ち感激の声を上げる結城純玲。

「わぁっ! 素敵…」
「結城様、どうぞ中へお入りください」

男達に促され、館の中に入って行く。建物内の各部屋を案内される度に感嘆の声を上げる。

「わぁっ、すごい…こんなの見たことないです」
「ええ、当研究所では最新鋭の機材を導入していますから」

充実した設備に驚きはしゃぐ結城純玲。彼女の一挙手一投足をモニターで食い入るように
見つめ、感嘆したかのような声を漏らす男がいた。そう、死神博士だ。三禍西研究所とは
世を偽る仮の姿。ここは幾多の改造人間を生み出してきた、彼の研究活動拠点である。
もちろん彼女を案内しているのは彼の部下、ショッカー改造人間研究チームの研究者達だ。
超小型通信機を通じて伝わる死神博士の不思議な声を訝がり、一人の部下が連絡を取った。
おにゃのこが改造されるシーン素体11人目
217 :kov ◆WXFVmClyjQ [sage]:2008/06/06(金) 02:15:50 ID:IwhLIzoB0
「死神博士様、いかがなさいましたか」
「まさかこの娘…これ程とは。予想外だったの」
「はい、仰る通りです。こんなにすぐに引っ掛かるとは思いもしませんでした」
「そういうことではない。お前達の目は節穴か。予定変更だ。この娘を改造する。こんなに
素晴らしい素体をただのアシスタントで済ませるなど、一生の不覚となるであろう。眠らせて
改造室に連れてくるのだ、良いな」
「えっ? は、ハっ。承知いたしました」

「結城様、ぜひお越しいただきたい部屋がございます。こちらにどうぞ」

死神博士の突然の指令に戸惑いながらも、白衣の男達は直ぐに行動を開始、彼女を地下に
招いた。

「地下にも施設があるんですね」
「ええ、そうです。とても特別な」
「楽しみです」
「こちらです。お入りください」

どう見ても一人しか入れない狭い部屋。中には研究設備はおろか、什器すらない。

「えっ、あの、ここ!?」
「はい、ちょっと狭いですが、ここでゆっくりとお休みになってください」
「えっ!? なに?」
「シュタっ! プシューーーーッ」
「きゃっ…」

そこはガス室であった。勢いよくドアが閉まり、結城純玲の体はあっと言う間に前後左右から
吹き出すガスに飲まれていった。


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