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特急戦隊作者 ◆m9rf9BXbf2
2話(仮)
2話 ◆m9rf9BXbf2
オリジナル戦隊俺ンジャー2

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オリジナル戦隊俺ンジャー2
858 :特急戦隊作者 ◆m9rf9BXbf2 [sage]:2008/05/02(金) 19:32:23 ID:egPTRbrCO
>>849
敵幹部がいた方が話が作り易いと思うんです、面白くし易いと思うし。
バグとかエラーとかデリートとか、そんな感じでいかがでしょうか?(某ギアファイターと被りますが)。

オ猿サンダー作者さん、乙彼夏です。
オリジナル戦隊俺ンジャー2
860 :特急戦隊作者 ◆m9rf9BXbf2 [sage]:2008/05/02(金) 22:46:01 ID:egPTRbrCO
そんなこんなで2話(仮)を投下します。やっぱり、一から作り直した方がいいかもしれません…‥

「みんな知ってるよな?!戦隊のイエローと言えば太めって偏見が世間ではあるようだが、太めなのは初代であるゴレンジャーとジェットマンのイエローだけなんだぜ!因みにウチのイエローは――恋する乙女です!!では本編スターツ!」

それは、青年がまだ小さかった頃の話だった。
小学校の三年生にもなると、人はなんとなくめんどくさい事とめんどくさくない事の分別がつくようになり、それが如実に出るのが委員会を決めることだった。
 五年生の皆は、飼育委員の責任の重さや餌やりやめんどくささ、そして死んだときの墓を作る事などを友達などから聞き、誰も立候補をする人がいなかった。そう、彼を除いては――
 「僕が!――僕がやります!!」
 始めての飼育委員がよほど嬉しかったのか、その少年は雨季になっても毎日、自分が率先してウサギ達に餌をあげていた。
そんな彼を見て、始めはめんどくさがっていたクラスメイトも次第に協力するようになり、その事は彼の通信簿にも書かれていた。
 しかし、真夏の暑い日の朝に、事件は起こった。
 「なっ――!」
その日、少年は寝坊し、少しだけ遅い時間に餌をやりにウサギ小屋へ来ていた――
 「僕のせいで――死んじゃった――」
ウサギが数頭、死んでいた。
――暑い夏のせいであり、少年が遅れた事で死んだわけではない――担任や友達はすかさずフォローしてくれた。
しかし、まだ幼かった少年は、夏の暑い土の中に埋めた、冷たいウサギの感触を忘れることが出来なかった。
夏休みが過ぎた二学期の始めの頃、彼は飼育委員を辞めた――

「僕は―俺は――命なんて背負いたくない」


オリジナル戦隊俺ンジャー2
861 :2話(仮)[sage]:2008/05/02(金) 22:49:09 ID:egPTRbrCO
富士樹海の奥底、そこはあらゆる電子機器の捜査網をかいくぐる『自然の結界』である。
 特定の基地を持たぬ彼らギゾンドは木々が生い茂り、紫色の霧が立ち込め、生暖かい風が吹くこの地を拠点に活動をしていた――

 「どういう事なのよデルガゾル?私たち超戦士階級のギゾンドが復活したというのに――なぜギゾンドの民は、『王』は復活しないのよ?」

ボロボロになった橙色の布を胸と腰に巻き、背中に大きなトンボの刻印が刻まれた長身の男―メガラムは、巨大な石に腰をかけながら顎をしゃくれさせる。
 そしてビデオカセットほどの大きさの石版が片側についたベルトをちらつかせ、けだるそうに首を鳴らした。
 「超古代の特急戦士との戦いで我々は封印され――そして復活した。特急戦士達は『王』だけには特別な封印を施したようだな――」
 紫色の甲冑に身を包んだ男―デルガゾルは静かに呟くと、腕を組んで俯いた。
 「まあそれは人間達殺してりゃあ何とか出来るでしょう、カブトロンはどう思うのよ?」
首をもたげるメガラムは、もう一人の男に視線を移した。

 「俺は知らん、俺は敗走したギゾンドの処刑人―――ただそれだけをして生きてきた」

黒いローブとズボン、ニット帽子に身を包み、サングラスをかけた男――カブトロンは静かに呟き、俯く。まるで興味がない、そのような口ぶりであった。
 「悪いが、それ以外の事はお前達がやってくれ――」
カブトロンはサングラスに隠れた切れ長の瞳を見開くと、無数の白いダイヤ型の甲羅で作られたベルトを黒いローブの上に巻いた。
 カブトロンはカブトガニのような殻に身を包んだ怪人に変身を遂げると、ボウガンを構え、何処からか現れた殻のような装甲が付いたバイクに跨がり、深い霧の中へ消えていった――

「キーッ!うっざいわぁーっ!!なにアレ?!」

カブトロンが消えた瞬間にヒステリックな叫びをあげるメガラム。その叫びは、樹海の中に響き、彼の周囲に飛ぶトンボは散会していく。
 「そう言うなメガラム、奴は『処刑人』ただ、それだけの存在だ――」
鎧に身を包んだデルガゾルは剣を振りかざし、霧が立ち込める空へと向ける。
 「あっそ――」
 メガラムはため息を漏らしながら、首を鳴らして霧の中へと消えていった――
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862 :2話 ◆m9rf9BXbf2 [sage]:2008/05/02(金) 22:51:36 ID:egPTRbrCO
深夜十二時、光太郎はコンビニのレジでアルバイトに勤しんでいた。
 「ふぁ〜」
家計を切り盛りしている光太郎は先程までの普段より疲労しており、欠伸をしながら店の中を見渡した。
「わ〜い!」
店内には女の子が一人だけおり、がら空き状態であった。
 しかもその姿は――先程ギゾンド怪人に襲われていた女の子であった。
 おいおい、深夜だぞ今は――光太郎は瞳を細めて店内をハシャギ回る女の子を見つめた。
 「ちょっと美羽(みう)!あんまりお菓子ばっかり買わないの!―あっ!」
店内に入ってきたのは、女の子の親とおぼしきショートヘアの女性であった。
 女性は、光太郎の顔を見て素っ頓狂な声を出した。
 「な?なんでしょう」
目を丸くして驚く光太郎をよそに、女性はレジへと近づき、光太郎の腕をにぎりしめる。
 「あなた――今日、青くて黒いヒーローに変身してた人ですよね?あの時はありがとうございました!」
 女性の手の感触に驚き、光太郎は慌ててその手札離そうとする。
「いや俺は――」
光太郎の言葉を、女性が遮る。
 「わかってます、何かのアクシデントなんですよね?でも、本当にありがとうございました――この子も今日は助けられて…‥」

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863 :2話 ◆m9rf9BXbf2 [sage]:2008/05/02(金) 22:52:40 ID:egPTRbrCO
女性は近くに寄ってきた女の子の髪を撫でる。女の子は笑顔を浮かべてレジに顔を出した。
「私は赤いお兄ちゃんと黄色いお姉ちゃんに助けてもらったの!」
 光太郎は鼻の頭を掻きながら、女の子に微笑みかけた。
 「いえいえ――いいんです、はい…‥」
俺、これ以上戦うつもりありませんし、とだけは言えなかった。光太郎は軽く頷くと、二人を見つめて静かに笑った。
 「まあ――無事で…‥よかったです」
この言葉には、嘘は無かった。
――
喫茶店「シャングリラ」
 緋色が住み込みで働いているこの店は2階が居住スペースになっており、一階が喫茶店になっている。
 深夜の店内は明かりが消されており、緋色が流しで皿を洗う音だけが響いていた。

 「緋色ちゃん、今日は災難でしたねぇ…‥」

おっとりとした口調で、シャングリラの店長である、朝比奈ひかり(あさひなひかり)が2階の階段から降り、客席に座る。
 彼女は永遠の十七歳を自称する女性で、特急文明とギゾンドを研究していた考古学者と結婚し、現在喫茶店を営んでいる。
 「まあ、仕方ないです――特急携帯を忘れた俺のせいなんだから」

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864 :2話 ◆m9rf9BXbf2 [sage]:2008/05/02(金) 22:53:45 ID:egPTRbrCO
皿を洗い終えた緋色は苦い表情で呟くと流しから離れ、テーブルにもたれかかった。
「でも――なんとか助かってよかったス」
すぐさま笑顔になる緋色、そんな緋色に向かって苦笑いをしながら笑うヒカル。
 
「でも先輩、あまり無茶しないで下さいっス、心配なんですから…‥」

2階から短い髪に、ユニオンジャックのシャツを着た(←酷い日本語だ)ボーイッシュな少女が降りてくる、彼女はヒカルの娘である朝比奈スバルであった。
 「大丈夫だって、新しい仲間(予定)も出来たし、ヒル子も頑張ってるしさ、超大丈夫」
うんうんと頷く緋色、自信に満ちた彼を心配そうに見つめるスバル。
 「緋色君、そうじゃなくてスバルはね――」
そんなスバルを見兼ねたヒカルがからかうように緋色に耳打ちしようとする。こういうとろは確かに17歳かもしれない。
 心配そうだったスバルが赤面し頬を膨らませてきりっと睨むと、ヒカルは舌をぺろっと出して頭を下げた。
 「ん?何か困った事でもあったのかスバル?何でも言えよ」
緋色は二人のやり取りを見て、ポカンとしながら言う。そう、彼は恋愛方面に鈍い。しかし彼女がいない事を嘆いている、罪な男である。

「何でも無いっスよ、あはは…‥」

スバルは苦笑いをしながら階段を駆け上がっていき、少しだけため息を漏らした。
―――
 夜の闇に紛れ、トンネルの中を一体のギゾンドと黒い重装甲の戦士が走る。
 『一人で相手をしようとは……‥特急戦士!足並みが悪いようだな!!ゴキゴキブリィ!』
 プロトファスマ(ゴキブリの始祖)ギゾンドは、夜神ヒル子が変身したイエローディゼルガンのアームガンを回避しながら、その口から一気に茶色い粘液を吐き出した。
 「うわっ!何してくれちゃってんのよ――!!」
イエローディゼルガンは茶色い粘液によりトンネルの壁に拘束され、身動きがとれなくなった。
プロトファスマギゾンドはゴキブリのような全身を震わせ、右手を両刃の剣に変え、イエローディゼルガンに突き出した――
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865 :特急戦隊作者 ◆m9rf9BXbf2 [sage]:2008/05/02(金) 22:59:33 ID:egPTRbrCO
夜の闇に紛れ、トンネルの中を一体のギゾンドと黒い重装甲の戦士が走る。
 『一人で相手をしようとは……‥特急戦士!足並みが悪いようだな!!ゴキゴキブリィ!』
 プロトファスマ(ゴキブリの始祖)ギゾンドは、夜神ヒル子が変身したイエローディゼルガンのアームガンを回避しながら、その口から一気に茶色い粘液を吐き出した。
 「うわっ!何してくれちゃってんのよ――!!」
イエローディゼルガンは茶色い粘液によりトンネルの壁に拘束され、身動きがとれなくなった。
プロトファスマギゾンドはゴキブリのような全身を震わせ、右手を両刃の剣に変え、イエローディゼルガンに突き出した――
 『女を刻むのは大好きだ――得に、気が強そうな奴はな!!』
イエローディゼルガンはベルトのバックル部分に装備された特急携帯を取り出すと[1][0][9]とコマンドを入力した。
「特急携帯――アールコードッ!!」
コマンドを入力すると、ディゼルガンの黒い装甲は一気に剥がれていく。
 そしてバックル部分から虹色の光のレールが現れ、その上をディゼルガンの黒い装甲が走る――
『ぬがっ!?』
黒い装甲がぶつかったプロトファスマギゾンドは吹き飛び、トンネルの壁にぶつかった。
『イエローライナー・ヘ・ン・シ・ン』

「恋する超特急!イエローライナー!」

イエローライナーは見栄を切ると、特急携帯をベルトの左腰に装備し、右腰から特急型の銃を取り出した。
「デンシャイガン!バードモード!」
取り出した特急型の銃『デンシャイガン』の側面の装甲がせり出して翼になり、鳥型の武器に変形する。
そして投擲されたデンシャイガンはまるで餌を捕らえる鳥のように、プロトファスマギゾンドに一気にぶつかった。
 『ぐうッ!?――ギイイッ!?』
プロトファスマギゾンドは一気に体勢を崩す。
「特急武装!グングレール!」
イエローライナーの掌からTの文字に似た紋章が浮き出る、そしてそれは電車の形をした長い槍へと姿を変えた。
「悪いわね、特急戦士は集まるわ!!」
肉迫し、グングレールによる突きにより一気にプロトファスマを打ち砕くイエローライナー。
爆発するプロトファスマギゾンドを確認し、ヒル子は変身を解除し、汗を払った。

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866 :特急戦隊作者 ◆m9rf9BXbf2 [sage]:2008/05/02(金) 23:04:13 ID:egPTRbrCO
 「大丈夫――だったか?」
トンネルの向こうから、バイクに跨がった一人の男が現れる。ヘルメットを被っており、顔はよく見えてはいない。
 彼の着る黒い服は傷だらけであった、今時の服のようなダメージ表現などではなく――本当の傷。
 「あ――うん、大丈夫だよ?あなたこそ大丈夫?」
ヒル子は照れながらも男へと近づく、どうやら二人は、親密な関係のようであった――

 「ああ――俺は平気さ、何が――あってもな」

男は傷だらけの服の埃を払うと、ヒル子をバイクに乗せ、一気に夜の闇へと消えていった――

【次回予告】
今までの話は全てパイロットフィルムであった。
ヒル子が恋する男とは何者なのか?
ギゾンドの『王』とは?
そして光太郎は戦いを決意することが出来るのか?

次回 特急戦隊バトルライナー(完成版)
さて、どう書き抜くかな…‥
オリジナル戦隊俺ンジャー2
867 :特急戦隊作者 ◆m9rf9BXbf2 [sage]:2008/05/02(金) 23:20:09 ID:egPTRbrCO
以上です、なんか最近書いてない内に酷く文章がレベルダウンした感じがします。ダイジェストっぽくしたからって、ちょっと酷いかもです。
迷走しまくっているので、読んで下さるような優しい方がいれば感想お願いします…‥


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