- 処女だけど処女厨が嫌い Part22
39 :Miss名無しさん[]:2011/09/16(金) 19:34:38.99 ID:oMpMRBSF - >>15
こういうスレには珍しい話題で面白い。 基本的に同感。 三島由紀夫のエッセイはアイロニーが基本。 あることの賛美や賞賛は実は、その裏や逆を高貴に見せるための手法というのがよくある。 だから三島が「野暮も良い」と言うときは、「粋こそ正統」という主張が隠されている。 >>16 「世間の常識観念を皮肉る目的」 なぜ三島由紀夫がアイロニーを多用したかと言えば、>16のこの指摘が正しいだろうな。 文学者の「女性観」で繋げると、永井荷風などが典型的スタイル。 彼は生涯女遊びが好きだったが、主な対象は花柳界(芸者)や玄人(売春婦)など。 「断腸亭日乗」には「素人とは遊ばない」というのが自負としてかかれている。 だから荷風の女遊びは一見「道徳破壊」のように見えて、実は「世間のモラルの尊重」となる。 ヨタ話ついでだが、これはヘルマン・ヘッセの「余計もの」意識にもつながる。 彼は社会のモラルを否定するようでいて、大事にしていたということ。
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