- ひどい駄作で失望したSF小説と映画 未来け132
607 :名無しは無慈悲な夜の女王[sage]:2018/04/17(火) 23:25:37.95 ID:7cU/YmNi - 【石野伸子の読み直し浪花女】野坂昭如のウソとマコト(1)ジブリのアニメ『火垂るの墓』餓死した妹「嘘…重荷、実録で書けない」(2/4ページ)
https://www.sankei.com/west/news/170104/wst1701040001-n2.html 「ぼくは自分のついた嘘、つまり、自分をあわれな戦災孤児に仕立て、 妹思いの兄の如く描いた嘘が、一種の重荷として、はっきりのしかかって来た。 本当のことを、やはり書かなければいけないと考え、満池谷へ、 この原稿にとりかかる前、出かけたのだ。そして、やはり書けないのだ」(「アドリブ自叙伝」) 野坂は「火垂るの墓」とほぼ同時期、当時のことを実録風に書いた「プレイボーイの子守唄」という文章を発表している。 空腹で泣き止まない妹の頭を殴りつけたら泣き止んだこと、 後にそれは「脳しんとうを起こして気を失っていただけ」と医師に聞かされ絶句したことなど、 20年以上たってもまだ重い戦争体験を生々しくつづり、婦人公論読者賞を受賞した。 野坂はこの文章ですでに「妹思いの兄」の仮面ははぎとっている。
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