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673 :人間七七四年[sage]:2018/04/17(火) 20:48:00.99 ID:fBlgphlZ - 織田信長の甲州征伐の折、諏訪の寺へ本陣を据えるため入る折に、信長は
木曾(義昌)に軍勢を見せるべしと思われたためか、「従う大名小名、一人も 騎馬してはならない。歩行にて我が馬の先へ立つように」と命じ、五千人の人数皆、 信長の御先を歩んだ。 その頃、燻革(ふすべがわ)のたちつけ(膝から下の部分を脚絆のように仕立てたもの)が 流行っており、殆どはその装束であった。 寺の門前にて菅谷九右衛門(長頼)が信長に申し上げた「木曾殿がここに参られました」 信長は「寺に入れ、ここで礼を申させよ」と命じ、木曾義昌を寺の中に通すと、 礼を述べる木曾に対し、黄金二百枚を台に積んでこれを与えた。 この時、木曾義昌は台を持ち上げてこれを戴こうとした。 後に信長はこう言った 「木曾はうつけ者であるな。二百枚を積んだ台が持ち上がるものか。ああいう時は 台に手をかけ頭を付けて礼をするものだ。山家の遠国者は何も知らぬ。」 (祖父物語) 信長公、木曾義昌を「うつけ者」「田舎の礼儀知らず」と酷評
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