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41 :人間七七四年[sage]:2017/08/13(日) 23:30:22.10 ID:xXH2oUX+ - 大阪の陣において、堀尾山城守(忠晴)の寄せ口の備えを、上杉景勝の家臣である杉原常陸介(水原親憲)が
見て 「堀尾の備えは後ろから崩れるだろう。裏崩れというやつだ。」 そう言ったが、果たしで後ろのほうが騒ぎ立てた。 これは、杉原が堀尾の備えにおいて、馬を近くに引き付けていたのを見て、もし馬に鉄砲が当たれば 馬は必ず跳ね合う事から、これで騒ぎが広がり裏崩れに成る、と見て摂ったのである。 その後、堀尾の持ち口を上杉景勝に渡して陣替えをするように、との将軍からの命があった。 この時、景勝方より軍使を以て、堀尾方に「道を作って陣地を渡すように」との申し入れがあった。 これによって堀尾方は道を作って陣地を明け渡したが、景勝の軍勢はこれを見て罵倒した 「上方衆は、弓矢の事に巧無き者達だ!こんな道の付け方があるものか!」 そう声高に言い放ったが、堀尾の衆にこれについて返答をするものは居なかった。 これは、堀尾の者たちは通常のように、往来しやすいよう道を作ったのであるが、 景勝方の人々にとってこの場合の道とは、敵の攻撃から身を守り、負傷者が出ないように 作られるもの、だったからである。 (士談)
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