- 文禄・慶長の役はどうすれば日本軍が勝てたか? [無断転載禁止]©2ch.net
579 :某研究者[sage]:2017/05/29(月) 14:40:52.73 ID:1BXL03Cf - http://d.hatena.ne.jp/settu-jp/20120512/1336752249
弩は近距離では絶大な威力は有るのでしょうが「弓」の強さの割には距離には結びつきません。 これはまず第一に矢(箭)の形状によると考えられます。 手持ちの弩の場合機構上「太矢」という短くて太い矢が用いられます。矢羽根も小振りです。弩やクロスボウの矢は弓箭の物に比べ安定性が低く直進し難く空気抵抗によって減速・落下します。曲射でも飛距離はそれほど伸びず貫通力も低下します。 (追記:ライフリングのある銃弾に比べると)殆どジャイロ回転しない矢は速度が上がると空気抵抗が大きく急速にエネルギーを失います。 強い弩であっても生身に対しても殺傷可能距離は100mを超える程度、最大で200m程度でしょうか。曲射だと360m位飛ぶらしいですが貫通力は無いでしょう。 そうなると弩の場合毎分発射数の部分が弱点になります。単純なレバー式・ペダル式で1分4射程度、強力ですが複雑な巻き上げ式だと1分1射程度とされます。単純な弓箭を淘汰出来ず、威力の勝るマスケットの登場で野戦からは消える理由がわかります。 明軍の弩も射程はどうなのかだが 空気抵抗で精度も低下すると言う事なのかどうかだが
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